霏々

音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.73

適応障害と診断されて503日目(2022年3月2日)の朝、会社に行く前にこの記事を書き始めています。が、本当にこの文章を書くだけで、もう出なければならなくなりそうです。

なんだかんだと前回の記事を書いてから1か月経ってしまいました。

 

前回

eishiminato.hatenablog.com

 

 

1.復調の兆し

昨年末からつい2週間ほど前まで、私は強い頭痛や吐気に苦しめられていたわけですが、そんな自分を思いやりながら規則正しい生活を続けてきました。症状が好転する見込みはなかったものの、ほぼ残業せず何よりも体調を優先することによって、何とか「悪くなりもしない」という状態をキープすることには成功していました。

そして、およそ2週間ほど前から、ふと霧が晴れるように頭痛が無くなり、気がつけばここ1年で1番と言えるくらい調子が良くなっていました。と、この記事を書いている現在は昨日の残業と若干の寝不足が祟って、やや頭痛が出ているのですが…

どうしてこのように急に自体が好転したのか、その理由は定かではありません。1番有力と思えるのは、単に「波の良い時期に差し掛かったから」というものです。

 

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体調の推移

汚い手書きの画像で申し訳ございませんが、ざっとこの9か月の体調を振り返ると上の通りになります。7月に復職したときは、6月いっぱいをずっとお休みできていたので(市役所の試験を受けたりはしていましたが)、それなりに体調が良かったわけです。しかし、復職したタイミングでは新しい職場ということもあり、結構気苦労も多く、また体力もなかったため結構厳しい日々が続いていました。

そこから数か月は体調が上向かないまま、何となく下がり調子である実感はあったものの、数日単位の小さな浮き沈みを繰り返しながらどうにかこうにかやっておりました。10月末ごろには嫌な出来事によって一気に調子を崩し、しかし11月には楽しいライブによって気分が高揚し、これは結構激しい浮き沈みでしたね。ただし全体的に見ればやはり調子は下がる一方だったようで、12月末には本格的に体調を崩し、そのまま年末年始のお休みに入ります。年始からも体調が復調せず、日々頭痛などに悩まされていたのは上述の通りですが、ようやく数週間前から復調してきたわけです。

こうしてグラフにしてみると、何となく9か月間をかけて物理の波動の単元で習うところの1周期が経過したという感じですね。12月にあまり無理せず仕事をほどほどに体調優先していれば、たぶん1月中旬くらいからもう復調の兆しは見えていたのではないかと思っています。そうすればもう少し綺麗な波形になったことでしょう。

なので、特別何があったというわけではなく、単に1周期回ったというのが理由で今のこの好調があるのだと思っています。

とは言え、鶏と卵のような感じで、良い出来事があったから好調なのか、好調だから良い出来事だと思えているのかわかりませんが、色々と気分が良くなる出来事があったことも事実です。

例えば、締切に追われていた仕事があらかた片付いたということがあります。仕事を進める過程で、最初は先輩に手取り足取り教えてもらっていたことが、ある程度自分でも見通しが立てられるようになり、それで少しだけ自信もつきました。自信がつく、即ち仕事に対する理解が増し、不安が減ったということです。

ほかにもプライベートでは、年末にできた恋人との関係性であまり悩まなくなったということも挙げられます。別に何か関係性に進展があったわけではありません。ただ、前までは「相手がつまんないと感じていたらどうしよう?」とか「自分は恋人としてふさわしい行動を取っているのだろうか?」とか、そういうことで私は思い悩んでいたわけです。それで苦しくなることもありました。しかし、よくよく考えてみれば、私が相手の事を好きな理由は「比較的に楽な気持ちで、リラックスして過ごせる」というものなのです。そんな相手の前でリラックスできていないなら、もはやお付き合いする理由など無いのだと気づいてからは、相手優先で考えて、何やら自分に無用な義務感のものを発生させるのではなく、まずは自分優先で自分がリラックスできることが最も重要であるというふうに考えるようになりました。なので、実際に相手が私に対してどういうイメージを持っているのかは全く以って検討もつきませんが、少なくとも私はとてもリラックスできており、ますます相手への愛情が募るばかりです。そして、その自分の幸福感の延長線上に相手を思いやる気持ちも自然と生まれて来ることに気がつきました。

何をだらだらと当たり前のことを書いているのだと思われるかもしれませんが、つまるところ私は常に「相手がどう思うか」「自分がどう振舞うべきか」と考え続けてきたのです。それで生きるのが苦しくなって、死にたくなり、適応障害になりました。なので、この心境の変化というのは私にとってまさに目から鱗という感じで、非常に重要な「ユリイカ」だったのです。

そして、先輩との温泉プチ旅行や、ずっと好きだったバンドのライブ(Lillies and Remains)、そういった楽しい時間を過ごせていたことも結構大きいですね。単純にここ1週間くらいでとても暖かくなったということも、好転の要因として挙げられるでしょう。が、やはりどうしても私には「体調が良くなったから、そういった幸せを享受できる」という感覚の方が強いのです。もう少し正確に言うのであれば、相乗効果と言う方が良いかもしれません。

復調の兆しは自ら追い求めて作るものではないのかもしれません。私たちにできることは、不調時に自分を思いやる術と決意を身に着け、いずれ事態が好転するまでの苦しい時間を耐え抜くことだけなのでしょう。それが功を奏したのが年始からの2か月ちょっとの私だったと思います。成果を焦るのではなく、ただただ規則正しい生活で自分を労わり続け、「いずれ、いずれ…」と溜息交じりではあるものの取り乱すことなく耐え抜けたのが良かった。なので、ここ最近あった諸々の良いことはそのご褒美なんだと思うことにしています。

 

2.今後の展望

仕事で疲れたり、寝不足になったり、そういったことですぐに頭痛が出たり、体調を崩したりするのが私の現在地であることは変わりません。というわけで、この体調の良いうちにその点を克服したいと考えています。何が正解かわかりませんが、とりあえず休職してからだだ下がりだった体力を何とか戻していきたいと思っています。体重もぼんっと増えてしまったので、痩せたいという思いもあります(無論、恋人のためにも)。

なので、ここ2週間くらい、微妙に筋トレをまたやり直しています。去年の10月に休職してから色々と健康系の知識を詰め込み、オートファジー(16時間断食)やウォーキング(散歩)、筋トレなどをやりはしたのですが、結局続いているのは元から大好きだった散歩くらいです。その散歩も週末にやるくらいです。まぁ、年明けからは昼食後の頭痛を緩和させるために、会社の昼休み中の散歩もしていましたが。

が、せっかく最近は調子が良いので、また体力づくりとダイエットを始めてみました。大食いは避けるようにしているものの、どうも私にとって「食べること」は結構幸福感を感じる上で重要なことのようなので、できるだけ食べる量を減らさずにダイエットしたいと考えています。何より体力の向上も目標にしているので、まずは「運動」を頑張りたいと思っています。

まずは朝起きてのラジオ体操の習慣を戻しました。やはりラジオ体操すると寝覚めも良くなるので、これは単純に自律神経のためにも続けたいところです。いつの間にか日々に疲れてしまい、朝はできるだけ寝ていたいという思いからやめてしまっていましたが、今は自分を労わっているので、朝にも多少余裕があります。このラジオ体操で体が引き締まるとか体力が向上するとは思っていませんが、まぁやらないよりはやった方が…ということで続けています。繰り返しますが、自律神経に良いのは間違いないですからね(実感もあります)。

次に、室内で「ビーバー」をするようにしました。中高の部活でよくやらされた思い出がありますが、これが今やってみると本当にキツイ。霜降り明星せいやさんがお勧めしていたダイエット方法で、これをやることで所謂「燃やす体」が作れるらしいです。もともとは腕立てや腹筋をやっていたのですが、何か地味で時間がかかるので割とすぐに飽きてしまいました。なので、効果は半信半疑でしたが、腕立てよりは楽しくやれそうだという理由で始めてみた次第です。が、その後、元Juice=Juiceの宮本佳林ちゃんのオススメするダイエット方法で「HIIT」というものを知りました。High Intensity Interval Trainingの略ということです。これが実はせいやさんがいうところの「燃やす体づくり」にあたるらしいのです。要は、高い負荷を連続してかけることで、代謝をよくするという理論らしいです。これもまだどれくらい効くかわかりませんが、少なくともやっていて「キツイ」と感じるので、この高負荷に慣れていくことができれば少なくとも体力の向上には繋がりそうです。

ちなみに私は走るのが大嫌いです。私は高校2年の夏というとても中途半端な時期にサッカー部を辞めたのですが、その理由は「もう走りたくない」からでした。シャトルランも30回でやめる人間です(もちろんもっと走れますが、全力を出したところで恥ずかしい結果になるので、いっその事不良ぶってしまえ!という逃げです)。なので、テレワークのときに、集中力が切れたらできる手ごろなトレーニングを探してこのようなものに辿り着きました。ただの腕立てや腹筋にはすぐに飽きてしまったことは前述の通りです。

そんなわけでどれくらい続くかもわかりませんが、また少しずつトレーニングをやっていこうと思っています。食事制限も、楽しみが損なわれない程度に、まずは寮の食堂で「ご飯少なめで」という炭水化物量の低減から始めていきたいです。

 

最後に…

最近、テレワークでの集中力が徐々に向上してきたように思います。前までは本当にだらけていたので、罪悪感が生まれるくらいだったのですが、この1週間くらいは割とうまく集中できています。やはり体調って大事だと思います。

そして、上司の奥様から頂いたバレンタインデーのお返しに紅茶を買ったのですが、自分用も買ったところこれがとても良い香りで高まります。あとは、学生時代に行きつけのラーメン屋の二号店が本店よりも行きやすいところにできてとても嬉しいです。ほかにも好きなバンド(Lillies and Remains)の新曲が昨年5月に出ていたことを知り、めちゃくちゃテンション上がりました。約6年半ぶりの新曲ですよ?嬉しいですね。

そんな感じで、割と幸せに暮らしております。次の記事もこれくらい幸せだといいなぁ。

 

次回

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