霏々

音楽や小説など

「Juice=Juice 10th Anniversary Concert Tour 2023 Final ~Juicetory~」ライブレポート

ブログを更新するのはだいぶ久しぶりになります。文章を書くということ自体久しぶりの行為になるため、お手柔らかにお願いします。

と、いきなり言い訳から始まった本記事になりますが、2023年12月6日(水)にJuice=Juice(以下、J=J)の10周年記念武道館公演に参戦してきました。久しぶりのハロプロの現場、そしてデビュー当時から応援してきたグループの10周年記念コンサートということで、とても楽しい時間でした。公演時間も2時間を超え、大満足の内容でしたね。

 

 

■セットリスト

1:プライド・ブライト

2:Next is you!

3:プラトニック・プラネット

MC(自己紹介)

4:Dream Road ~心が躍り出してる~

5:FUNKY FLUSHIN'

6:ノクチルカ

7:Va-Va-Voom

MC

8:ブラックバタフライ(植村、段原、井上、工藤、松永)

9:初めてを経験中(有澤、入江、江端、石山、遠藤)

10:POPPIN’ LOVE

11:TOKYOグライダー

12:生まれたてのBaby Love

MC(コール&レスポンス)

13:明日やろうはバカやろう

14:選ばれし私達

15:STAGE ~アガッてみな~

※Juicetory スペシャルメドレー(M16~23)

16:イジワルしないで 抱きしめてよ

17:「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?

18:微炭酸

19:私が言う前に抱きしめなきゃね

20:カラダだけが大人になったんじゃない

21:Never Never Surrender

22:CHOICE&CHANCE

23:Magic of Love

24:Wonderful World(2023 10th Juice Ver.)

25:ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~

EC

26:Familia

MC

※デビュー曲メドレー

27:全部賭けてGO!!

28:イニミニマニモ~恋のライバル宣言~

29:プラスティック・ラブ

30:Future Smile

31:がんばれないよ

32:好きって言ってよ

33:ポップミュージック

34:Fiesta! Fiesta!

35:ロマンスの途中(Original Ver. ~ 2023 10th Juice Ver.)

MC(1人ずつ)

36:未来へ、さあ走り出せ!

 

大満足の内容でしたね!

 

■長めのハイライト

出囃子はいつものツアーやフェスなどで聴くアレではなく、今回の武道館公演仕様のカッコイイ楽曲が使われていました。スクリーンにはローマ字表記でメンバーの名前が順々に映し出されて、1人ひとり歓声をさらっていましたね。

そして1曲目からキラーチューンの「プライド・ブライト」。近くに座っていた割と新規目?のお客さん(良いのか悪いのか、割とライブ中に喋るタイプのお客さんだったので、いちいち反応が面白かったです。カップルか男女のお友達で観に来ていたようです)も「あぁ、この曲ね!」「カッコイイ!」と歓声を上げていました。落ちサビの里愛ちゃん、れいれいの流れは鉄板ですね!1mmも外さず、完璧に歌い上げていました。ラスト「プライド!」のりさちも最高に決まってました。

そして次の2曲目は久しぶり過ぎて、最初イントロを聴いたとき「なんだっけ!?」となった「Next is you!」。この曲はイントロから凄いカッコイイんですよね。ぶち上がりました。「ふくらはぎバリ筋肉って努力の証だい!」のところ、誰が歌っていたか忘れてしまったんですが、めちゃくちゃ男前な歌声で印象に残っています。はやく配信されるか円盤が発売されて確認したいですね。

3曲目は皆大好き「プラトニック・プラネット」。前回の武道館ではイントロの「愛 愛 愛 愛…」のところでアレンジがありましたが、今回それはなく。スタンダードな「プラトニック・プラネット」でした。でも、いいよね。由愛ちゃんのフェイクではアレンジがありましたし。最高の出来でした。高音パートで由愛ちゃんが輝くタイミングが増えて嬉しいです。

自己紹介では、いつものことながら、ゆめりあいのテンションの高低差が面白かったですね。川嶋美楓ちゃん欠席にも軽く触れられ、10周年公演を楽しもう!というMC。J=Jは基本的に生真面目なMCなので、これと言って引っかかりはなかったです(笑)

4曲目はまた珍しい曲で「Dream Road」。「大工ダンス」と揶揄され、初代リーダーのゆかにゃも講演後のブログで「独特なダンス」と言っていた、不思議なコンテンポラリーダンスは健在。でも、楽曲自体はとても美しいんですよね。娘。の小田さくらさんも、この曲が好きだということがゆかにゃのブログで明かされました。私もこの曲、結構好きなので、久しぶり(というか初めて?)聴けてとても嬉しかったです。

5、6、7曲目は、「FUNKY FLUSHIN'」「ノクチルカ」「Va-Va-Voom」とお洒落系の楽曲が続きました。J=Jは歌声に厚みがあるので、聴いていて迫力があっていいですよね。それでいて、3トップの声が特徴的かつお洒落なので、雰囲気も醸し出されて聴いていて飽きないです。中でも私は「ノクチルカ」が大好きなので、今回の10周年記念ライブでもセトリに入っていてとても嬉しかったです。間奏明けの「誰かの模造品は嫌!」はいつもの如く、鳥肌ものでした。あと、里愛ちゃん推しの私としては、「Va-Va-Voom」の「もう左右されないくらい スピード上げていいじゃない 行きたいとずっと願った場所まで」も聴けて大満足でした。「まで~♪」でアレンジも加えていて、歓声が上がってました。

そしてMCの後はまさかの「ブラックバタフライ」。ゆかにゃブログでも「ブラックバタフライで笑った」と書いてあり、やはりオリジナルメンバーにとってこの曲はちょっとした思い出になっている楽曲なんでしょうね。発売記念イベントでプロレスラーの蝶野さんが招待され、J=Jの客層の年齢層の高さをいじられたのも良い思い出です。でも、私は結構この曲好きなんですよね。初期のJ=Jは本当に様々なジャンルの楽曲にチャレンジしていて、「ついにタンゴにまで手を出したか!」とびっくりしつつも、楽曲のクオリティに舌を巻きましたね。推しの里愛ちゃんはモチーフとしての蝶が好きなんですが、この曲では持ち前のセクシーさを思う存分発揮していてカッコよかったです。あ、言い忘れていましたが、この楽曲はMCに引き続き、お姉さんチームでの披露となっていました。ゆめりあいがお姉さんチームというのも何だか感慨深い。そんな1曲でした。

9曲目は「初めてを経験中」。こちらは年少チームでの披露。いちかちゃんはやはり頭一つ抜けて歌が上手い!そして安定していますね。でも、ほかの4人も楽曲の持つ可愛さを十分に表現していました。中でもりさちは可愛さという面ではかなりレベルが高かったです。こう言っては何ですが、オリジナルメンバーは佳林ちゃん以外、この楽曲やるときに固くなっていた印象なんですが、今のメンバーはかなり前向きに取り組んでいますよね。それも何だか、時代が変わったなぁ、という印象です。

10曲目はアルバム「terzo」から「POPPIN’ LOVE」。可愛い楽曲が続きます。私は東側の1階席で観ていたのですが、メンバーが近くまで来てパフォーマンスしてくれたので、その可愛さを堪能できて最高でした。例の新規目のお客さんも「かわいい~」と歓声を上げていましたね。りさちの台詞パートも100点の出来!

11曲目は「TOKYOグライダー」。東京女子流の楽曲を数多く手がけた松井寛さん作曲の「TOKYOグライダー」。6曲目にやった「ノクチルカ」も松井寛さんの楽曲なのですが、そのせいか今までのライブでは「TOKYOグライダー」か「ノクチルカ」のどちらか披露されたなということが多かったと思います。しかしながら、どちらもお洒落なJ=Jを体現する良曲。ここに来て、10周年記念コンサートで両方の楽曲が披露されてとても嬉しかったですね。

12曲目は1stアルバムから「生まれたてのBaby Love」。この辺りの楽曲って、J=Jをボーカルの凄いグループとして位置付けてくれたという印象があるんですよね。ライブでの盛り上がりもひとしお。間奏では会場全体でウェーブをやったのですが、ウェーブの最後を担当したあかりんごがそのまま綺麗なバレエのターンをやって会場を沸かせていました。本当に素晴らしい才能を持った子が入ってくれました。由愛ちゃんのラストのフェイクも最高でした。

そして、今回のライブの中でもかなり印象深かったコール&レスポンス(というか、さくらちの煽り)。黙っていれば美人筆頭のさくらちが、「もっと声出せますか?」「その100倍どうぞ!」「そのまた100倍どうぞ!」「その1000万倍どうぞ!」「こっちも!」「そっちも!」「こっちも!」とかなり理不尽に煽るので、会場からは笑い声も混じりながら大歓声が巻き起こっていました。「ライブビューイングの皆さんも!」「全然聴こえない!」とこれまた理不尽な煽りをして、メンバーから「そりゃそう…」と失笑されていたのも面白かったですね。これからもさくらちの煽りが毎回楽しみですね。引き際の潔さも面白かったです。

13曲目の「明日やろうはバカやろう」のイントロから、コール&レスポンスは里愛ちゃんに引き継がれたのですが、ここも大盛り上がりでした。何と言っても、「ペンライトを赤に!」の演出が良かったですね。不在のみっぷるを想っての演出が粋でした。単純に攻撃的な楽曲に赤色が映えてもいました。ただみっぷるにはやらなきゃいけないことを先延ばしにしてでも、今は何よりもまずしっかりと休養を取っていただきたいものです。まぁ、それはそれとして、この楽曲は福田まろ先生が作詞をしていることがやはり印象的ですよね。まろと佳林ちゃんのストロベリーズなんてのもありましたっけ。J=Jも色々とあったなぁ、と感じさせてくれる1曲でした。

14曲目は「選ばれし私達」、15曲目は「STAGE ~アガッてみな~」というアッパーな楽曲が続きます。「選ばれし私達」の頃って、オリジナルメンバー5人のライブパフォーマンスが凄すぎて、「これからJ=Jがとんでもないことになるんじゃないか!?」と期待が膨らんでいた時期なんですよね。ステージでの貫禄が付き始めていた時期だったんですが、そこから長い年月が経って「STAGE ~アガッてみな~」では、もう既にJ=Jが最強のパフォーマンス集団であることは周知の事実となっていたと思います。たった2曲の流れですが、そんな時の移り変わりを感じました。メンバーの入れ代わりはありましたが、圧倒的なステージパフォーマンスをJ=Jブランドの中軸にこれからも最強のグループであり続けて欲しいですよね。後付けみたいになりますが、れいれいのボイパ、やっぱりカッコよかったです。

16~23曲目はJuicetoryスペシャルメドレー。「イジ抱き」から始まり、「ひとそれ」や「Magic of Love」といった定番曲もこのメドレーの中で披露されました。長さが1ハーフ…どころかもっと短くなっている楽曲もあったので、なかなかライブに来たことがない人たちにとっては少し残念に感じた部分もあったかもしれません(近くにいた新規目のお客さんも「ひとそれは知ってる!再生回数すごい曲だよね!」と開演前に話していたので、フルで聴きたかったんじゃないかな)。でも、言っちゃあ、これまで死ぬほど聴いてきた楽曲たちなので、10周年記念ではその美味しいところだけツマミ食いできれば十分かな、という部分もありました。「微炭酸」はまなかんが入って、佳林ちゃんとのシンメの激しいダンスがJ=Jの新しい側面を表してくれた楽曲ですし、「わた抱き」は下手したら「ロマンスの途中」よりも初期J=Jらしさを感じさせるアッパーチューン。「カラダだけが大人になったんじゃない」はドラマ「武道館」に伴ってNEXT YOU名義で発表された「Next is you!」と抱き合わせで発売された、J=J名義の楽曲ということで「本業はこっちなんだけどね」的な印象のある楽曲です。「Never Never Surrender」は個人的にはずっとあまりピンと来なかった楽曲なんですが、2ndアルバム「!Una mas!」の1曲目ですし、何と言っても近年のいちかしのフェイクで個人的注目度爆上がり中の楽曲です。「チョイチャン」こと「CHOICE&CHANCE」は1stアルバムからMV化までされたキラーチューン。「STAGE ~アガッてみな~」と対を為すイメージなので、松井寛2選と並んで、「どっちもやってくれて贅沢だなぁ」部門を務める楽曲でした。「Magic of Love」では「ここだよりさち」をやってくれて、それだけでもありがたかったですね。

そんな素晴らしいメドレーが終わって、次の24曲目は「Wonderful World(2023 10th Juice Ver.)」でした。1回目の武道館公演のラストで披露されたパフォーマンスは、今でも語り草になっている伝説の1曲ですよね。この間、YouTubeのオフィシャルチャンネルでもライブ映像が公開されてとても嬉しかったです。

 

www.youtube.com

 

J=Jも年輪の厚いグループになりましたね。2023年バージョンということで、前奏のアカペラでのハモリも披露されていましたが、とても美しい歌声でした。これでこそJ=Jですね。

25曲目のアンコール前最後の楽曲は「ボン・ヴォヤージュ~想いの軌跡~」。10周年記念アルバム「Juicetory」に収録された唯一の新曲です。コンサートタイトルにもなっている「Juicetory」を象徴する1曲ですね。「新しい未来を増えていく仲間と切り開いていく、でももちろんこれまでの軌跡も忘れない」というまさに今のJ=Jらしい歌詞。いちかしのヴァイオリンも素敵でした。

アンコール明けからは、みんながデビュー時の衣装を身に纏い再登場。この演出がにくかったですね(そういえば、ここまで衣装に触れるのを忘れていました…どれもカッコよく美しい衣装だったので、ぜひネットで探してみてください)。

26曲目からのアンコールは「Familia」で壮大に始まりました。穏やかな楽曲なので、何だか大好きなJ=Jがまたステージに戻って来てくれて安心したような心持になりました。「Familia」のあとのMCでは、「アンコールありがとうございました」的なお決まりの内容ではあったのですが、みんな言い間違えがあったり、噛みかみだったりで、歌とダンス以外はぽけぽけなJ=Jが見られて、これまた気分が非常に和みました。そして、今回のツアーではアンコール1曲目にそれぞれのデビュー曲をやっていたことが紹介され、ツアーファイナルの武道館ではそれをメドレーでやることが宣言されました。ここからテンションぶち上げのひと時が始まります。

デビュー曲メドレーは「全部賭けてGO!!」から始まり、「イニミニマニモ」とさくりんごのデビュー曲。クールかつ可愛いJ=Jを見せてくれました。お次は、3flowerのデビュー曲「プラスティック・ラブ」と「Future Smile」。「Familia」はすでにアンコール1曲目でやっていたのでね。妃咲ちゃんが「プラスティック・ラブ」の衣装を着ていたのですが、当時は衣装に着せられている感がありましたが、今ではぴっちに似合っていたのが流石でした(妃咲ちゃんは本当にお顔が美しい)。それから、れいれいのJ=Jデビュー曲は「がんばれないよ」。れいれいが「がんばれないよ」からという印象はあまりなかったのですが、そう言えば、「いきなりれいれいの歌声が堪能できる楽曲が来たな~」という感想を持ったことをふと思い出しましたね。れいれいの「がんばれないよ」の白いワンピース衣装が非常に似合っていました。そして、次に来たのは、ゆめりあいのデビュー曲にして、私が1番大好きな「好きって言ってよ」。落ちサビのソロパート回しはやはり圧巻の一言。やってくれてありがとう!そして里愛ちゃんの「好きって言ってよ」衣装、めちゃくちゃキュートでした。「ポップミュージック」は他の曲がかなりのショートバージョンだったのに比べて、かなり長めの割り振り。おそらくはKANさんへの感謝を表明していたのではないかと。素敵な楽曲をありがとうございました。そして、来ました。デビュー曲で、ここまで衝撃を与えたのは後にも先にも、このるるちゃんの「Fiesta! Fiesta!」だけ。最高に「情熱を解き放」っていました。

デビュー曲メドレーの締め括りは、当然ながらあーりーデビュー曲の「ロマンスの途中」。間奏までの前半はオリジナルバージョンでしたが、間奏から先は10周年記念アルバム「Juicetory」に収録された2023年バージョン。時代を繋ぐ、そんな演出にめちゃくちゃグッときました。

あと、いちいち言うことではないかもしれないんですが、できれば「SEXY SEXY」もやって欲しかったですね。スペシャルメドレーの方で「微炭酸」をやっていたので、まなかんは救済できている気がするんですが、できれば「SEXY SEXY」でやなみんの救済も…まぁ、やなみんの代表曲が「SEXY SEXY」というわけではないんですが、個人的にはそのイメージがあったので。でも、ツアーロゴの「Final」にやなみんカラーもあったので、それで良しとしましょう!

そして、ラストMCは恒例の1人1言。詳細は覚えていないんですが、めちゃくちゃ早口で言葉を詰め込んだ工藤由愛ちゃんがハイライトでしょうか。謎に最後に「アーイ!」と叫んでいたのも、会場を爆笑に包んでいて微笑ましかったです。円盤でどうなっているか早く観たいですね。

最後の楽曲は「未来へ、さあ走り出せ!」。重なり合う歌声がどこまでもJ=Jの歌声で、この楽曲も未来まで歌い継がれていくのだと思うと感慨深いですね。厳密に言えば、声音は変わっていくのかもしれません。でも、この楽曲を歌うときに脳裏に去来する光り輝くイメージはいつまでも変わらずにどこまでも繋がっていってほしいと思います。

歌い終わり、「未来へ、さあ走り出せ!」のインストがかかりながらの、バイバイタイム。会場を練り歩きながら手を振ってファンサービスをしてくれる恒例の時間ですが、まだ歌い足りないのか、何人かのメンバーが「トゥトゥトゥ♪」と歌い、ハモリながら手を振ってくれました。途中からはれいれいもボイスパーカッションで参加してくれたり、皆の仲の良さや、ライブへの愛情を感じられて素晴らしい一時でした。

 

■後記

言及したメンバーにもちょっと偏りがあったり、色々と書き足りないこともあったり、決して満足のいく記事にはなっていないのですが、久しぶりに沢山の文字を書いたので疲れてしまいました。なので、この辺で終わりたいと思います。が、せっかくなので、いま自分の頭の中にある諸々の事柄を吐き出しておこうと思います。ライブの内容には直接関係ないところも多いので、読み飛ばしていただけたらと思います。

まず、今回の席について。途中でも書きましたが、今回は、東側の1階席のチケットをゲットしました。1階席は実は初めてで、武道館はだいたいいつも2階席でした。なので、「今回は1階席だ!」ちょっとテンション上がっていたのですが、まさかのかなり端の方の席。ビジョンはほとんど真横なのでまともに見れず、また1階席の奥の方の席だったので、ビジョンの上側は2階席がある屋根で5分の1くらいは欠けている感じでした。始まる前は「外れ席だ~」と嘆いていたのですが、いざ始まってみたら、結構近くまでメンバーがやって来てくれる瞬間があり、「これはこれでいいかも」と思いましたね。ビジョンを観たいなら後日円盤を買えば良いわけですし、メンバーを近くで観て、手を振ってもらいたいなら、たとえ端の方であっても(むしろステージに近い端の方の席が)1階席は良いものなんじゃないかなと思いました。何にでも一長一短がありますね。

前回の武道館公演はライブビューイングを映画館で観たのですが、これは視界良好で常にアップでメンバーの表情が大画面で見られるので、これはこれで良いものだと思いました。が、やっぱり音響がイマイチ。特に低音の質が悪く、あまりライブに行っているという体感を得ることができませんでした。まぁ、ほぼリアルタイムでみっぷるの涙を観られたのは、良かったのですが。そういう意味では、やはり現地の音響はいいですね。低音もしっかり響いて、「ライブに来た~」という感じがあります。歓声の大きさもリアルに伝わって来るので、テンションの上がり方が違います。やはりできることならライブは会場で楽しみたいものです。まぁ、会場に行けなそうであれば、ライブビューイングもまた良いものですけどね。

それから途中途中でも書きましたが、近くの席に、結構新規目のカップル(か男女の友達)が観に来ていました。この2人が割と喋るタイプだったのですが、正直ライブ中のお喋りはやめて欲しい派なんです、私。気が散るので。でも、いざこうやって文章に記録を書き起こしてみると、自分以外の人がどういうところに注目していたのかということが自分の興味を引いていたんだと思い知らされました。そう言えば、YouTubeのコメント欄とかも結構読む派なので、考えてみれば当たり前のことなんですよね。だから周りの人が話していても、今後はあまり苛々したりしないように気をつけようと思いました。ライブを楽しめないのが1番勿体ないですからね。

ライブの環境についてはそんなところで、J=Jのメンバーのことについてもいくつか。まず推しの里愛ちゃんの衣装について。1着目のパンツスタイルがまずカッコ良かったですね。ステージを真横から見る形だったので、探すのに苦労するかなとも思っていたのですが、パンツスタイルはさくらちと里愛ちゃんしかいなかったので、割と簡単に発見できて良かったです。無事、双眼鏡でじっくり見ることもできました(笑)。2着目は記憶が薄れてしまっているのですが、里愛ちゃんの上半身が結構ふわふわな感じの白い衣装で、こちらも割と特徴的だったので見つけやすくて助かりました。里愛ちゃん以外のメンバーで言うと、りさちのヘアスタイルが甘々で非常に可愛く、目を引いていました。MCでの喋り方も含め、さすが3代目あざかわ担当を名乗るだけはありますね。ダンスで言うと、意外といちかしに目を奪われることが多かったです。キャラクターっぽい可愛さと音感の良さがあって、観ていて楽しいダンスでした。あとは由愛ちゃんのダンスもいつも通りパワフルで目を奪われましたね。最後にもう一度衣装の話に戻りますが、あーりーの「ロマンスの途中」の衣装が、何と言うかあーりー自身の成長も含め、色々とエモかったです。

 

J=Jを好きになってから10年が経っているということは、私も10個年を取っているわけですが…J=Jメンバーが様々なことを乗り越え、変化や進化を遂げている一方で、いったい私は何を得たのだろうと思うと、かなり怖くなりますね。変わらないことが美徳となる老舗の料亭であるならば、私のこの10年間も褒められるべきことなのかもしれませんが、そう都合良く自分の立ち位置を誤魔化すことはできませんよね。でも、10年間彼女たちを追って来たからこそ、今回のライブを楽しめたのだと思えば、救われるところもあります。

たっぷりと何かに時間をかけることは、ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの復讐なんだ

ねじまき鳥クロニクル

別に何かに復讐をしたいわけではないのですが、この10年という歳月の重みを「てこ」にして、今後もJ=Jという素晴らしいグループの紡いでいく物語を、まるで自分の事のように楽しんでいこうと思います。

改めて素敵な時間をありがとうございました!