霏々

音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.69

適応障害と診断されて284日目(7月25日)にこの記事を書き始めています。4連休の最終日です。そして、結局途中で書くのを休んだまま1か月弱が過ぎてしまいました。

 

前回

eishiminato.hatenablog.com

 

前回は「これでいい」と思うことが重要であるということに、より深い意味で気づき、少し気持ちが楽になったという話をしました。かなり内容はこんがらがった感じになりましたが、とりあえず私の得た1つの感動を吐き出せた気がしますね。

そして、ぬるっと復職できたことについても話せました。

 

 

今回は復職して1か月弱が経ったので、その日々のまとめと、カウンセリングで学んだことなどを書いていきたいと思います。カウンセリングについて書こうと思いましたが、なかなかの文量になりそうなので、また別途記事を用意したいと思います。とりあえず、今は記事を書き上げることに集中したいと思います。

 ※2章の「カレンダーのまとめ」までは7月末に書いた内容になります。3章の「最後に…」は現時点(8月17日)に書いています。

1.カレンダー

適応障害と診断されて…/復職して…

 

270日目/休み

日曜日。朝は9時過ぎに起きて、朝食を買いがてら20分の朝散歩。午前中はダラダラと昼寝をしたりしながら過ごし、午後からブログの続きを書き始める。数時間かけてようやく記事を上げると、ようやく重い腰を上げて夕方からテレビを買うために出掛ける。ここ3年近くテレビ無しで過ごして来たけれど、休職中に実家でテレビのある生活を続けていたら、何となくテレビが欲しくなってきた。1人でいる時間に寂しさを感じるようになったことも大きい。病気であることを受け入れ、前向きに生きていこうと思うようになってからは、これまで目を背けてきた問題ともちゃんと向き合うようになった。1年前なら、「どうせそろそろ死ぬのだし、テレビなんかで寂しさを紛らわせてどうする?」みたいに、全てが投げやりで、必要なことなんて何もないみたいに考えていた。そういうマインドから脱したのは成長かどうかはわからないけれど、変化なのだとは思う。前よりも自分の感情に対して素直に慣れている気がする。と、そんなわけでテレビを買いに街へ出る。ぼんやり陳列されたテレビを眺めていると店員さんが声をかけてきた。結局、その人と色々と話していく中で、部屋にネットの固定回線も引くことにしてかなり大掛かりな感じになった。なんだかんだと3時間近く、テレビを選んだり、レコーダーを選んだり、光回線の手続きをしたりして、ちょっと疲れて帰宅。成り行きでHuluの1か月無料体験にも入ることになり、さっそくずっと見たかった「ゆとりですがなにか」を観始めた。1か月以内に見たいものを観切ってしまおうと思う。そんな終盤に比重の大きな日曜日だった。何より、先週は日曜に泣いてしまったけれど、今週はあまり苦しくならずに乗り切れたのが良かった。

 

271日目/8日目

月曜日。朝は6時に起きて、15分の朝散歩。朝散歩のおかげで、嫌なそわそわ感が軽減できているのかもしれない。月曜日の朝なのに割と平常心でいられるのが嬉しい。太陽の光が夏の朝のそれで、小学生くらいの頃の夏の朝のラジオ体操を思い出させる。朝のゆったりした時間も、通勤電車も、昨日に引き続き「ゆとりですがなにか」を観ながら過ごす。仕事場についてからは、着々と仕事をこなすことができた。会議は眠かったし、午後を回ってからは、急ぎでやることが無くなってしまい、眠い時間が続いた。眠気に襲われていると疲れる。疲れるので、残業もせずに早めに帰って来た。夕飯は寮でカレーを食べて、また「ゆとりですがなにか」を観ながら夜の時間を過ごした。中田敦彦Youtube大学で「年収90万円で東京ハッピーライフ」という動画も見て、共感を覚える。そうなのだ。私たちは働き過ぎているし、もっと質素でも幸せを享受できるはずなんだ。大学の時から思い続けていることだが、改めて考える良いきっかけになった。

 

272日目/9日目

火曜日。朝は6時半に起きて朝食を買いがてら20分の散歩。今日はテレワークなので、昼食も一緒に買った。今のところできる仕事は多くないし、テレワークの時は「最小限」をキーワードにやれることだけをやって、息抜きを多くすることに決めた。午前中はWEB研修に参加し、早めの昼食。午後には先日買ったテレビとレコーダーが届いたので、特に急ぎでやる仕事の無かった午後はテレビの設置を行った。BSは見られるが、地上波が見られないという事態になったけれど、落ち着いてネット調べ確認してみると、テレビにはBSと地上波の2つの端子があることに気づく。これを付け替えれば地上波とBSを切り替えることができる。部屋の構成がわからなかったのでケーブルを1本だけ買い、どちらかだけ見られるように準備をしていたが、どうやらBSも楽に見るためにはもう2本のケーブルが必要そうだとわかる。早速、ハロプロのライブ映像をテレビで流しながら、仕事を進めた。定時で仕事を終わり、届いていた「花束みたいな恋をした」のBlu-rayを観始める。途中まで観た後で、夕食を食べに外に出る。ラーメンを食べ、帰りに軽く買い物をした。寮に戻ってからはまた映画の続き。序盤は坂元裕二さんらしい会話劇や、サブカル系のマニアックな感じがとても楽しく、終盤はさすがの切ない演出。思わず「地獄だな」と独り言を言ってしまった。「地獄」というほど「地獄っぽさ」があるわけではないけれど、「この辛さったらないよね」ととても胸が苦しくなった。いつもより1時間ほど遅く寝ようと思ったら、鞘師里保さんがインスタライブを始めたので、それを聴きながら目を閉じる。お知らせがあるとのことだったので待っていたら、CD発売をするとのこと。それは良かった(悪いお知らせじゃなくて良かった)と安心したら、あっという間に寝落ちしてしまった。

 

273日目/10日目

水曜日。朝は6時に起きて、朝散歩を10分少々。テレビでニュースを流しながら朝食を食べたり。テレビを点けておくだけで不思議と落ち着ける。テレビがないときは意識的に「何かを観よう」としているから、「とりあえず何か流しておく」ということがなくて、そのノイズの無さにどこか落ち着かなさを感じたりしていた。だからよく音楽を流していたけれど、音楽は音楽で研ぎ澄まされているから寂しさを紛らわす感じはなかった。朝散歩とテレビのおかげで穏やかにゆったりと朝の時間は流れ、昨日のことを日記に書き留めたりしているうちに寮を出なければならない時間に。会社では午前中、やるべきことをすぐに終わらせてしまうと、一旦暇になって眠くなる。昼食後も眠気が強く、頭痛が出たりした。途中で先輩が気を効かせてやるべきことを一緒に見つけ、指示を出してくれた。もっと自分から積極的に「何をやればいいですか?」と聞いたりすべきなんだろうけれど、そういう風に自己否定をするのはやめようと思う。与えられた仕事を進めようと思ったけれど、わからないことが多過ぎたので、とりあえず今日は勉強することに時間を捧げようと決める。集中して勉強しているうちにあっという間に時間は過ぎ、残業を2時間程度してから帰る。帰りの電車ではロンドンハーツを観て、帰宅後夕食を食べて風呂に入るともう寝る時間に。自分の自由な時間の少なさがちょっと悲しいけれど、今はまだ睡眠時間が必要な体だし、これでいいのだと思う。ストレスもそこまで溜まっていないし。とりあえず1週間の折り返しだ。あと2日、のんびりやっていこう。と、思ったがやはり少しストレスが溜まっていたのか、だらだらと動画を観続けてしまい、0時頃まで眠ることができなかった。

 

274日目/11日目

木曜日。朝は6時半に起きて、朝散歩はせずラジオ体操でお茶を濁す。あまり活力が出ず、朝もだらだらと過ごしてしまい、いつもより1本電車を遅らせる。会社では1日研修があり、とても眠かった。そして、疲れを感じる。とにかく午後3時過ぎまでは眠気が強く、ほぼほぼ意識が無い時間を過ごした。夕方になって来るとようやく眠気が飛び、集中できるのでもしかしたら朝に飲んでいる薬が悪いのかもしれない。残業もせずに帰宅し、「あちこちオードリー」を観た後は、「花束みたいな恋をした」の付属ディスクを観ながら時間を過ごし、10時前には布団に入った。疲れが溜まっている、と思う。

 

 

275日目/12日目

金曜日。朝は6時半に起きて、朝散歩はせずラジオ体操。8時間半も寝た。やはり疲れていたのだと思う。ぼんやりとしながら朝の時間を過ごし、あっという間に出勤時間に。午前中は外に出て、軽く仕事をして、午後は研修を受けるだけの日。特にこれと言って進展のようなものは無いけれど、やるべきことは少しずつやれているし、今はこんなもんで良いかと納得する。帰宅後は一人でお酒を飲みながら音楽を聴き、楽しい時間を過ごす。カウンセリングでFC(Free Child)の項目が低いから、無邪気に楽しくなるのは良いこと。そのために適量のお酒を飲むこともたまには良いと思う、と背中を押されてからは、あまり罪悪感なくお酒を飲めている。sora tob sakanaMaison book girlといった個人的なアイドル2大巨頭が活動終了したのはやっぱり悲しい。そして、toeのライブ動画が上がっていることにやっと気づいた。ここ1年弱、ずっとそういった自分の大切なものから遠ざかっていたのだと気づく。改めて適応障害という病気がもたらしたものの大きさを痛感した。少しだけ夜更かしをして眠る。

 

276日目/休み

土曜日。昨晩の飲酒を受けて、多少疲労感の残る朝。朝散歩はさぼってしまった。午前中はカウンセリングがあった。カウンセリングでは、自分の価値感(=人生において大切にしたいもの)を12個上げ、それに優先順位をつけるということをやった。そして、それに対してマズローの五段階欲求を当てはめていくという流れで自己分析を行ったのだが、私はどうも「自己実現の欲求」に該当することがほとんどを占めており、「生理的欲求」や「安全の欲求」といったことが希薄過ぎるという考え方を持っているようだった。それは私自身理解していることでもあるし、病気になってから改めようと努力していたわけだけれど、やはり「大切にしたいもの」と聞かれると、まだまだ「生活」の範疇にあることに対して、きちんとした興味や価値を持てていないようだった。また、残業をした日は神経が高ぶっているのか、ストレスが溜まっているのか、ついつい夜更かしをしてしまうという相談をすると、筋トレを進められた。週に2回くらいでも帰宅後に筋トレをしてみようと思う。カウンセリングの後は一旦寮に戻り、夕方まで昼寝をしようかと思いながら、動画を観てだらだらと過ごした。結局眠れなかったが、診察の時間になったので家を出る。診察では日中の眠気について相談したが、薬のせいにはならず、残業をしていることを咎められただけだった。環境が良くてついつい残業をしたりしてしまっていたが、もう少し慎重になった方が良いのかとも改めて思った。帰宅後、日本代表戦を観ながらお酒を飲み、その後は両親と1時間弱電話をした。医者に行ってサッカーを見ただけの1日だったが、これはこれでいいのだと思う。

 

277日目/休み

日曜日。午前中はほとんど寝て過ごしてしまった。朝散歩も無し。部屋も暗くしたまま、ベッドに籠って時間を過ごした。「宝石の国」を観始める。昼前に寮を出て、会社の実習同期と一緒に昼食を食べて、お喋りをした。相手も私と同じようなタイミングで休職をしており、色々と為になる話を聞くことができたし、何よりもお互いの悩みを相談し合うことができて、充実した時間だった。あっという間に夕方になり、お互い疲れを残さないため、早めに解散をした。帰宅後、スーパーで買って来た寿司を食べ、だらだらと時間を過ごした。風呂に入ってから、早速昨日勧められたように筋トレをしてみる。ぐっすり眠れると良いのだけれど。

 

278日目/13日目

月曜日。昨晩は寝入るまでになんだかんだと時間がかかってしまい、おそらく11時半くらいに入眠。朝は6時に起きて、多少寝不足感はあったけれど、ちゃんと起きて朝散歩を10分少々。6時半なのにもう暑い。陽射しも強かった。先週の「ナイト・ドクター」を観ながら朝の時間をゆったり過ごし出社。仕事はまぁまぁな感じで進め、今日は地方時代の先輩が出張で近くまでやって来るので、一緒に昼食を食べた。やっぱり良い人で、私が会社を休職していたこともうっすらと伝えていたので、心配してくれた。良い時間になった。午後は意外とやることが尽きず、昔取った杵柄が活きる場面も少しあり、それなりに充実していた。残業も1時間半程度こなして帰宅。夕飯のハヤシライスが美味しく、デザートのケーキも嬉しかった。仕事のストレスを発散するために今日も筋トレ。腕立て20回、腹筋20回、背筋30回程度の軽いものだけれど、それでも今の自分には結構来るものがある。既に筋肉痛だし…風呂に入り、「今日も充実した1日だった」と言い聞かせる。「こうやってゆっくり風呂に入れる。それでいいじゃない」と思う。明日も良い1日になるよう、「これでいい」と唱えていこう。

 

279~284日目/14~15日目

 日記無し。

 

2.カレンダーまとめ

復職してからの新しい職場は前職場よりもずっと私に合っていて、比較的ストレスが少なく働けている気がします。そして、とりあえずは大きな問題も無く、日々を過ごせていたとも思います。テレビを買い、同期と食事をし、カウンセリングなども受けながら、前向きに生活を営めていることが嬉しいですね。

しかしながら、疲れが溜まっていたことも確かで、この4連休は「これでもか!」というほど寝ていました。というのも、日記には書きませんでしたが、仕事をしている日中に強い眠気を感じることが多く、常に「あぁ、早く帰って眠い」と思っていたわけです。つまり、まだまだ私には日常を破綻なく送るだけで精一杯で、何かを擦り減らしていたんだと思います。

ただそんな毎日も「今はこれでいい」と捉え、受け入れることで無駄なストレスをため込まず、悪くない循環を作れている気がします。

後半に日記をサボってしまったのは、何も具合が悪くなったとかそういうわけではなく、いつもの通りだらだらと過ごしていたからになります。結局、私にとって「書く」ということはストレスの発散であり、フラストレーションの昇華であるからこんなことになるのでしょう(昇華、なんてカッコつけた言葉を使ってしまいましたが、本当にそんな感じなんですよね)。

生活面で変わったことと言えば、筋トレをするようになったこと、テレビがやって来たこと、水筒を買って麦茶を作り始めたこと…と、そんなくらいでしょうか。しかし、それだけでも生活に変化が出てきたというのはきっと良いことです。それだけでも私はよくやっている。そう思うようにしましょう(というのも、会社では未だに仕事がほとんど何もできずに、行き詰っているので…)。

 

3.最後に…

前回記事から1か月以上が経ちました。そして、書き上げようと思っていた記事を3週間ほど放置してしまうというこの体たらく。

でも、これには理由があるので、それについては次の記事に書こうと思います。

というわけで、とりあえずこの記事はここまでにしておきます。