霏々

音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.39

適応障害と診断されて67日目(12月20日)の昼過ぎにこの記事を書き始めています。最近、めっきりと寒くなってきましたね。

 

前回

eishiminato.hatenablog.com

 

 

1.適応障害と診断されて64日目~図書館訪問~

この日は朝からパソコンが使える図書館に行きまして、ずっと前回の記事を書いていました。できるだけキーボードのタッチ音がうるさくならないように気をつけて。特に自分で自分の出している音を気にかけられるように、イヤホンも外していたのですが、これがなかなかストレスではありましたね。やはり外に出るにあたって、イヤホン(=音楽)は私にとって最大の味方です。

思えば高校の頃くらいからそんな調子でしたね。登校中、自転車に乗りながら常にイヤホン(爆音)という、かなり危険なことをしていました。その頃はまだ私は自分のことを普通の一般的な明るく社会的な高校生という風に思っていたのですが、それでも何となく毎日にフラストレーションのようなものを感じており、常にイライラしていた記憶があります。

何かの用事で朝早く家を出なくてはならず、また朝方にイヤホンを自転車のサドルのなんか飛び出ている箇所に引っかけて壊してしまい、「うわ、最悪」とイライラしていたとある日。久々に音楽無しで登校したのですが、この時は朝が早いこともあって、とても静かな町を感じたのが今でも妙に記憶に残っています。ちょっと格好つけたようなセリフになりますが、「あぁ、音楽が無くても、こんなに静かなんだな」と思いました。思えば大学時代に東京の方に出て来て、国道近くのアパートに住んでいた私は、朝の車の行き交う音とかにかなり気が滅入っていたのですが、その兆候は高校の頃からあったんですね。今、ようやく気がつきました。

また、高校の頃の登校時の思い出の一曲にステレオポニーの「ツキアカリのミチシルベ」があります。YouTubeを探しても公式の動画が出てこないので困りましたが、いま聴いても何だか懐かしい気持ちになりますね。いつも何気ない気持ちで聴いていたこの楽曲ですが、確かあれは冬で、中間テストだったか期末テストの当日でした。学校に教科書を忘れて一夜漬けができなかった私は、朝早くに起きて、テストまでの1時間くらいで何とかしようと家を飛び出しました。今にも雪が降りだしそうな曇天。ほとんど人通りのない静かな町。そして、その時の何か「なんでテストなんて受けなきゃいけないんだ?」、「こんなことをして何になる?」、「1時間もありゃ、テストなんて余裕っしょ」、「あぁ……だりぃけどやってやるぜ」みたいな何とも痛々しいフラストレーションとプライドの綯い交ぜになったような気持ちに、この曲がとても寄り添ってくれているように感じられたものです。「窓から見える朝焼け、部屋に鳴り響く音、アラームに起こされて、薄暗い中、家飛び出すよ」という歌詞がとても刺さりましたね。

と、話を戻しますけれど、音楽なしで外にいるというのは私にとっては元々かなりのストレスなのですよ。学校も会社もとにかく辛いのですが、まぁ、それでも死ぬほどではありません。これまで何となく耐えながらやって来ました。それでもやはり大学の研究室時代なんかはずっと音楽を聴いていましたし、会社で勤め始めてからも1人で外回りをするような時なんかは好きなだけ音楽を聴けたので本当に至福でしたね。音楽で耳を塞ぐことは私の精神安定にとっては特別な意味を持っているように思います。

そんなわけで、自分のパソコンのキーボードを叩く音を気にして、あえてイヤホンを外し、図書館で1日を過ごすというのは結構な負担なわけです。前回はずっと本を読んでいただけなので、音楽をずっと聴けていました。実はこれが結構自分にとっては重要なポイントだったことにこの日に気付かされました。

それでもこのブログの記事を書くことに集中していたので、午後2時くらいまでは特に大きなストレスも感じずに過ごすことができたように思います。

しかしながら、少し遅めの昼食を食べた後、図書館に戻って来ると一気に疲労が襲ってきて、酷い眠気に襲われました。三田製麺所で大盛のつけ麺を食べたというのも大きな理由ではありますが、もう頭痛も出始めていたので何とか4時くらいまで図書館で耐えた後に帰ることにしました……敗走。

それでも何とか今日という1日を自分で誉めるために、電車に乗る前に1時間散歩をしました。もちろん音楽を聴きながら。散歩をして眠気を覚まし、音楽で心を洗う。最強のコンボです。気持ちが落ち着いて頭痛も引いてきたところで電車に乗り、寮へ帰宅。へとへとの状態でベッドに寝転んで、すぐに眠りにつきました。当然変な時間に昼寝をしたせいで、夜眠るのは遅くなりましたが。

そんな取り留めも無い1日でした。

 

2.適応障害と診断されて65日目~疲労・人生設計(妄想)~

そんな感じで前日の図書館で疲れ果てていた私は、この日もまた休養日として1日をだらだらとして過ごしました。正直何をしていたという記憶もほとんどありません。またダラダラと動画などを見ながら過ごしていたわけですが、ふと午後に散歩に寮を出たくなります。

一昨日に沢山歩き回ったり走ったりしたときに靴を変えていたせいで、ちょっと酷い靴擦れをしていたのですが、それでも散歩がしたかったのです。それも今まで行ったことのない道を。そういう日もたまにはあります。

そして、散歩をしながら昼下がりの平和な町並みを眺めていると、ふと大学時代のことを思い出しました。

思えば大学時代はとても幸せでした。毎日「死にたい」と思いながら目を覚まし、「死にたい」と思いながら眠りにつくような感じではあったのですが、それでもそんな感傷的な日々は私にとっては本当に幸せだったように思います。大学には気が向いたときにだけ通い、基本的には部屋に閉じこもり、本や音楽や映画を楽しみ、気が滅入って来たら散歩に出かける。友達もいないし、唯一の友達と言えば、冗談でなくお酒くらいのものでした。創作物を書くことも楽しかったですが、常に何かこう心の奥にぐるぐると渦巻いているものを言葉に置き換えることができる日はそう多くはありません。大抵は、私はダラダラと過ごし、毎日のようにお酒を1人で飲んでは二日酔いになるという生活を続けていました。しかし、そんな日々が私にとってはとても楽しく、自分らしくあれると感じていました。いつの間にか、私は時間に流されるがまま、大学院に進学し、就職し、働くようになってしまったわけですが。

しかし、こうして適応障害なんてものになってしまって、会社にも行かなくなり、今は自由な日々を過ごしています。「なんか大学時代に戻ったみたいだなぁ」と感じることが増えてきました。そして、ふとこの日、散歩をしながら思ったわけです。

こういう生き方がやっぱり理想だよな。

世の中には「毎日が休みだったら、その有難さを感じられないだろうし、きっと退屈なもんだよ」とか「なんだかんだ働くことってやりがいがあるし、大変なことも多いけど、仕事って楽しいもんだよ」とかそういう事を言う人が多いように思いますが、私はずっと「そんなことはない!」と思っていました。私は大学時代の孤独と付き合う訓練を経て、毎日ダラダラと過ごすことの中に幸福を見出せるようになりました。はっきり言いましょう。私はもう放っておいてもらえれば自分で勝手に幸せになれるのです。もちろん、この世界に完全に一人ぼっちで幸せというわけではありません。でも、以前の記事にも何回か書きましたが、音楽と文字と季節さえあれば私は自分で自分を幸福にしてやることができます。これだけ娯楽に溢れた世の中ですから、それを維持するだけの収入さえあれば、私は幸福になれるのです。多くを求めているわけじゃありません。高級車も立派なマンションも、綺麗で優しい奥さんも、可愛い子供も必要ないんです。六畳半くらいの生活スペースと冷暖房、そしてネット環境、それから好きな時に好きな音楽や小説を買い、たまにはライブに行く。そんなことだけを私は望んでいるんです。これって、一生懸命毎日働かないと手に入れられないんでしょうか。いや、既に私の銀行口座にはこれまで働いて溜めてきたお金が結構溜まってきています。明らかに必要以上の稼ぎがあるのですよ。長生きだってするつもりはありません。にもかかわらず、時間と常識に流されるがままに、これまでたった2年半ではありますが真面目に働いてきました。

もちろん会社に入ることで、色んな出会いがありましたし、貴重な経験もさせてもらいました。しかし、こうして適応障害で大学生活みたいな生活を再び手にして思うのは、やっぱこういう生活こそ自分が目指すべきものなんじゃないか、ということです。

さて、そういうわけでいかにしてその生活を手に入れるか、ということになります。

最初に考えたのは転職です。何も今の職に拘らなくても、他にも星の数ほど仕事というのはあるわけです。であれば、今の職場に固執する必要はありません。しかしながら、私は別に今の職に不満があるわけではありません(夜勤は嫌ですけどね。仮に転職する理由があるとすれば、「夜勤が嫌だから」ということになるでしょう)。となれば、職を変える必要はありません。それに職を変えたからと言って、また毎日働くだけの日々です。私が理想とする生活を手に入れることはできません。

というわけで、安易な転職という選択肢はとりあえず放り投げましょう。

次に自営業という手段も考えてみました。が、自営業を始められるだけの技術・知識・コネクションなどはありません。それに自営業だって、より仕事に縛られそうだし、私が目指すべき生活にはなりません。会社の面倒な人間関係や責任や義務といったものを断ち切ることはできるかもしれませんし、それに1日中大好きな音楽を聴きながら働けるようになるかもしれません。しかし、結局のところ「労働」という義務からは逃れられません。まぁ、国民の三大義務ですから当たり前と言えば当たり前なんですけれど。

じゃあ、生活保護を受けて暮らすというのは? いや、こんな若い人間が生活保護を受けられるほどこの世の中は甘くないとどこかで聞きました。犯罪を起こして、刑務所暮らしというのも考えましたが、やっぱり刑務所暮らしは刑務所暮らしでめんどくさそうです。

結局のところ、理想は「家賃収入で暮らしてます」みたいな状況になってくるわけですが、いくらお金が溜まる一方だと言っても、たいした資産にはなりません。アパートを建てたり、マンションの部屋を買ったりするだけの資産が無いです。ギャンブルという手もありますが、パチンコはうるさくて嫌いだし、競馬や競輪にはなかなか興味も持てません。ギャンブルで稼ぐためには、勘の良さだけでなく、知識というのも必要になってくるでしょう。株をやるだけの資金もないし、そもそも社会の情勢にも全く興味が持てない。

毎日の自分のスケジュールを自分で決められて、初心者でも始めやすい、お金を得る方法ってどんなものがあるのでしょう。そんなことを考え続けながら散歩をしていたわけですが、ふと「デイトレード」という言葉が頭を過ります。

デイトレード」なんて、お金を右から左に動かして社会の上澄みを掬うようなものであると揶揄されるかもしれません。でも、私くらいの人間にはそういう生き方こそが向いているのかもしれません。それにもし「社会貢献したい」という気持ちが沸いて来れば、適当にバイトでも始めればいいです。中長期的な目標を持つ必要も無いですし、ただ単に値段のグラフを見ながら、タイミングよく売り買いをすればお金を儲けることができるかもしれない。もちろんリスクもありますし、専門的な知識も多く必要になって来るでしょう。でも、ギャンブルにも株にも興味が持てない私ができることと言えば、数値グラフの動きを予想するということくらいかもしれません。

そんなことを急に思い立ち、私は散歩から帰ると、とりあえず「デイトレード 初心者」でネット検索をし、いくつか動画を観て、「FX(外国為替)のデイトレード」という可能性を見出しました。とりあえず、タレントの鈴木奈々さんと一緒にデイトレードの基本を勉強し、いくつかの基本的な仕組みも覚えました。

単なる気の迷いで終わる可能性は「大」ですが、もしうまくいけば結構私の理想とする生活を手に入れられるかもしれません。というわけで、「FX」を勉強し始めることにしました。

よし。ほとんどやけっぱちな感じですが、理想の生活を手に入れるぞ!!!!

と、意気込んだ1日でした(笑)。

 

3.適応障害と診断されて66日目~同期と飲み会~

夜には同期との飲み会があるのですが、この日もちょっと疲れたような感じが残っており、そして外も寒いので1日中部屋に籠っていました。ちょっとだけ「FX」を勉強しつつ、ゴロゴロゴロゴロ。創作物をちょっと書いてみたり、久しぶりに新しいアーティストを探してみたり。。。幸せを噛み締めますね。

色々とMVなどを見て回りましたが、その中でも特に気になったのはCody・Lee(李)というバンドの「我愛你」という曲ですね。

 

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チャイニーズなテイストがもともと結構好きだということと、それぞれの楽器の音のこだわり、そして王道っぽいコード進行に飄々とした歌声。それからMVに出て来るバンドメンバーのジェンダーレスな風体、派手な服装にレトロでローファイな質感の映像。どれもがドストライクです。あまりにも好みだったので、ついつい最近発売された1stアルバム「生活のニュース」もAmazonで注文してしまいました。せっかくなのでCö shu Nieの新譜「LITMUS」も購入しました。

 

あと気になったのは、ずっと真夜中でいいのに。の「勘ぐれい」ですね。

 

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「めっちゃ流行ってる!」みたいなところには手を出さないみたいな、ちんけなプライドが私にはあるのですが、ずっと真夜中でいいのに。はついつい聴いてしまうんですよね。MVも素敵ですし、楽曲も細かいところまでこだわっているので好きです。ボーカルの人もめちゃくちゃリズム感が良くて、それでいて歌声も美しいので何と言うか最近の人って本当にあらゆる面においてクオリティが高いですよね。

 

それから父に以前勧められた「Khruangbin」というバンドももう一度調べてみました。

 

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これはまだ私にはちょっと早いかなぁ、という感じでした。雰囲気は好きですけどね。もっと大人になったら聴いてみようと思います。外国のアーティストが日本をモチーフにしたような作品を作ってくれているのは何と言うか1人の日本人として嬉しいですが。

 

そんなことをしているうちにあっという間に家を出る時間に。今日会う同期は久しぶりに会う同期です。会社の中でも同じような仕事をしているのですが、ちょっと前まではみんな色々な場所に散らばっていたのでなかなか会う機会がなかったんですよね。でも、おそらくは私が休職していることは同期の間にも漏れ伝わっていたので、それを心配してくれ、この日の会が設けられました。気を使ってくれて本当にありがとうございます。しかも、会をセッティングしてくれたのが中国からの留学生だった同期で、池袋にある本格中華に連れて行ってくれました。

会自体は他のときと同じように近況報告から始まり、何となく序盤の内に私の病気の話をして、そこからはまた仕事の話、そしてプライベートのことへと話題が広がっていきました。

私が「休職しているけど、最近いまのこの自由気ままな生活が幸せ過ぎて、この生活を手放したくないんだよね」と言うと、自然と株やら資産運用の話になっていきました。みんな色々と考えることは一緒なんだね、と笑い合いました。

やっぱり収入が会社だけだとそこに依存してしまうが故に、たとえ会社から酷い扱いを受けても逃げ道を作っておいた方が良いという考えを持っている同期が多かったです。もちろんお金を増やすことは第1の目的ではありますが、そうやって的確に資産運用をすることで自分のメンタルも保てるという話を聞いて、なるほどなぁと思いました。既に色々と株やら何やらをやっている同期に、自分もFXを考えているということを話すと、色々とアドバイスをしてくれました。仕事と両立させるなら中長期型のものが良いと言われましたが、私がいま休職中であること、それから社会情勢にあまり興味が持てないということを鑑みると、「FXのデイトレード」というのはそれなりに良い選択ではないかということです。デイトレードから入ってみて、それで色々なことに興味が持てたら、少しずつ幅を広げていけば良い。色々な方法をやってみることで視野は広がるし、リスク分散にもなるとのこと。そもそもお金を稼ぐことにあまり興味のない私には手広くやるだけの積極性がないのですが、まぁ、とにかくやるならやっぱりFXからということで改めて決心することができました。

と、そんなちょっとお金の話もしたりしながら、その会は終わりました。みんな新しい環境でも頑張ってて偉いです。中には、一時期自分もうつ病になりかけたと言っていた同期もいましたし、やはり「働く」ということは一筋縄ではいきませんね。と、少しだけ復帰に向けて嫌な気持ちになりながらも、同期の優しさに感動した食事会でした。本当に私の周りには優しい人たちがたくさんいます。

でも、お酒を飲んだせいで、どうしてか楽しいのに悲しい気持ちに。いつものことです。とても感傷的になってしまうのです。でも、感傷的になれるということは、本来の自分に戻って来たということです。いや、あるいは寒さのせいか。

 

寮に戻り、薬を飲み、就寝。

 

4.適応障害と診断されて67日目~M-1グランプリ

今日も今日とて1日中家でダラダラ。なんだか疲れが取れません。午前中はダラダラと過ごしつつ、ちょっとだけ「FX」の勉強。少し遅めのお昼を食べてからまた少し「FX」の勉強をして、またダラダラ。夕陽が綺麗に見える頃、夕食の買い出しに行きます。

有吉のラジオで「歯ブラシは月に1回変えるもの」と言っていたので、歯ブラシも買うことにします。そう言えば、この歯ブラシいつから使っていたんだろう…?少なくとも、転勤前から使っているから半年以上は使っていることになりますね。そして、冷凍チャーハンを買うのを忘れました。明日また買い物に行ったときにはずっと買い忘れているタコ足用の電源タップも買わなくては。

まぁ、ざっとそんな1日だったわけですが、今日はM-1グランプリの決勝戦ですね。でも、生憎私の部屋にはテレビがありません。うーん、気になる。何としても観たい!

というわけでネットで調べてみたところ、なんと敗者復活戦のネタ動画があるじゃないですか。しかも、投票もできるときています。とりあえず急いで全ネタを見させていただいたうえで私も投票させていただきます。3組選べたのですが、ずっと「金属バット」は応援していたので、そこは申し訳ないですが問答無用で入れさせていただきました。あともう1組は「コウテイ」で決まり。残りの1組は「からし蓮根」、「インディアンズ」、「タイムキーパー」あたりで迷いましたね。「ランジャタイ」、「カベポスター」も良かったですけどね。結局、無難に「からし蓮根」を選ばせていただき、何とかテレビがない環境でM-1を見る方法を考えます。

調べたところ、M-1の公式サイトで何かVR的なもので観られることがわかったのですが、スマホのアプリは動作不良で何かよくわからないFacebookのアカウントと連動したアプリで観られるような雰囲気でした。なので、ためらわずに久しぶりのFacebookへのログイン。当然パスワードなんて忘れていますから、パスワードを設定し直したり、よくわからないアプリ(無料)もダウンロードしてみたのですが、結局自前のVRゴーグルを含めた機材が無いと観られないということが最終的にわかります…なんてこったい!

テレビ朝日のホームページにも行ってみましたが、どうも番組を配信しているような雰囲気はありません。自分たちの番組なんだからネットでも配信すれば良いのに…まぁ、色々と事情はあるのでしょうが(私みたいにテレビを買わない人間が増えてしまうとか)。何となく腑に落ちないことばかりでイライラしているうちに番組はスタートしてしまいます。その後もずっと色々な方法を探り、YouTubeM-1を一緒に観よう的な生配信をしている人のところに行って、漏れ聞こえる音声に耳を澄ませてみたりしましたが、なんかネタをちゃんと観たかったので、それも諦めるところに。

そして、しばらくした後でもう一度M-1の公式サイトを訪れて見ると、なんと各組の決勝ネタの動画がYouTubeチャンネルにアップロードされているではありませんか! 点数やコメントシーンは無いものの、まぁ、それはTwitterなどで情報を集めるとして、ネタは少しタイムラグがありながらも随時アップロードされていくようなので、とにかく個人的には大満足です。あぁ、よかった!

というわけで、暢気に1~3位までを当てる3連単の予想などをしながら、1組ずつの動画がアップロードされていくのを待ちます。ちなみに個人的には「1位:マジカルラブリー」、「2位:東京ホテイソン」、「3位:ニューヨーク」という感じですね。もう完全な個人的な好みと、応援度合いでのみ決めさせていただきました。ということで、ネタバレになりますが…

マジカルラブリーさん! 優勝おめでとうございます!

決勝ラウンドで観たネタは、私は初めて見たのでめちゃくちゃ面白かったです。なんか「あれは漫才ではない!」的なことも言われているみたいですが、ボケが動きというだけでちゃんとボケてツッコむ漫才の形式になっているし、何よりもめちゃくちゃ面白かったですよ!と、言わせてください。小便撒き散らした後に、手摺が取れて、最後はドアに挟まるという一見するとあり得ないボケの順番(ネタとして書き起こした時にどんどんボケのエッジが無くなっていくので…)なのに、どんどん笑えて来るのは「さすが!」という感じですね。あと、1本目のネタの丸太を斜めに置くマイムが大好きなんです。

おいでやすこがさんも予選の動画などを観て面白いと思っていましたし、注目されていただけあって、とても面白かったです。個人的にマジカルラブリーを応援していたので、なんか「やばい…面白い…どうしよう…」みたいな感情になってしまいました。素直に応援したり、面白いと思えなくてごめんなさい(笑)。

見取り図さんは、もうさすがの正統派漫才で、ネットでは「漫才の大会なんだから、見取り図だろう!」みたいな感じでめちゃくちゃ言われていましたね。いつもの前半でそっと忍ばせていた謎のボケを後半でツッコむという技は、なんと言うかもはや伝統芸能の風格さえ感じました。

なんか最後の決勝ラウンドでの票の割れ方を観ても、それぞれ審査員ごとに焦点が違くてそれも面白かったですね。漫才という文化を観るか、M-1という大会(企画)で観るか、いま笑えるネタとして観るか、それぞれの考え方が透けて見えるようでしたね。

それから、個人的に応援していたニューヨークさん、オズワルドさん、東京ホテイソンさんにもちょっとだけ。

ニューヨークさんは適応障害になってからよくYouTubeを観るようになって、それこそ「エレクトリカルパレーズ」なんかもあったので最近特に気にかけていました。ネタもニューヨークさんらしい毒の効いた感じで、私は面白いと思いましたが、やっぱりテレビの賞レースではなかなか難しい部分があったんですかね。テレビだからこそ面白いというのもありますけれど。でも、きっとこれからテレビへの露出もどんどん増えていくと思いますので、忙し過ぎて嫌にならないくらいに売れていただければ私も嬉しいです。

オズワルドさんはいつ頃から好きだったかあまり覚えていないんですが、少なくとも前回のM-1を機にさらに好きになったように思います。前回のM-1では飄々とした感じのネタを、まさかの大ウケしたミルクボーイさんの後でやらなくてはならない過酷な状況だったので、かなり不運でしたよね。ゴッドタンでナイツの塙さんが言っていたように、やっぱり「言葉の圧」が少ないタイプの漫才はM-1では厳しいんだと私も思います。それを受けて今年は結構「言葉の圧」というか単純に「声量」で考えても派手なネタにしたんでしょうか。「らしさ」がありながらも、M-1という大舞台でしっかりと受けていて、私もとても嬉しかったです。

東京ホテイソンさんは「ツッコミのフレーズと言い方でしょ?」というイメージがあって、結構前から好きなんですけど、いつからかその「ツッコミ」も単なる「フレーズツッコミ」でなくなった辺りから余計に好きなりました。成立していない逆さ言葉をツッコんだり、成立していない英文法をツッコんだり、めちゃくちゃ画期的だなぁと思いました。今大会でもそのような「規則性はあるけど成立していない」という独特のツッコミネタが見られて良かったです。個性はばっちり出せていたと思いますので、このまま売れていくことを私も祈っております。

と、素人が色々と評価めいたことをしてしまって大変申し訳ございませんが、でもやっぱり芸人さんは本当に凄いです。いつもたくさん笑わせていただいてありがとうございます。あまりライブには行かない人間ですが、せっかく東京に転勤してきたので、なるべくライブにも行けるようになっていきたいと思います。そのためにはまずはお金を稼がなくては…! とりあえず、YouTubeで「いいね」ボタンを押すくらいにはこれからもちゃんと応援していきます。

 

さて、今日もこんなところですかね。って、もう日付変わってるじゃないの!

ほな、やめさしてもらうわ。