霏々

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Juice=Juice『盛れ!ミ・アモーレ』~漏れ!なくシャッターチャンス~

 素晴らしい最高の曲だということはハロ!コンで承知。ならば今更言えることは、歌詞と映像についてのみ。「一概にそれだけとも言えないんじゃないか」という疑念は飲み下し、号砲瞬き、いざスタートダッシュ。

 

とりあえず始まったみたいだわね

 

 まずは歌詞ですけれども、これはもうさすがの山崎あおいさん。初期に書いている楽曲に『鯖鯖』というのがあり、サムネにもなっている歌詞は「カレシ、遠洋漁業の人が良い」ですからね。『盛れ!~』のコメントにもありますが、これまでの都会的な印象の歌詞からは少し離れてコミカルな歌詞になっています。

 ざっくりと歌詞をまとめると、「お互いの距離が縮まって慣れていくと、つい無防備にだらしなくなってしまう。それはそれとして、飛びっきりに綺麗で可愛い瞬間の私を愛して!」という感じですかね。ラストのサビで「愛してゆくのと無防備さなら比例しないわ」というのが、この歌詞を読み解くキーになっていますね。

 あとの歌詞のほとんどはそれを補強するものと考えて良いでしょう。華美に着飾るのもまた成熟した愛の形。だから、1にも2にもとにもかくにも「盛れ!」「盛れ!」「盛れ!」ってわけ。「インプレッション稼いでけ!」ってわけ。

 TwitterもといXでは極論ばかりが持て囃されて、至極真っ当な意見というのは無視されがちで。だからこそデジタル民主主義みたいなもので、バズらない真っ当な意見を吸い上げて、より多数がより腹落ち感を持って民意を形成していくことが重要なのだ。みたいな話が最近よく出てきますよね。でも、違うんです。とにかく「盛れ」。極論と極論を闘わせ合って、炎上に次ぐ炎上。その先にこそ、真の民意形成があるのであ~る。ファイヤー!

 とまでは言わない本曲ですが、「盛れ!」「盛れ!」「盛れ!」の結末は意外にも……失恋。え、さっきまであんなに燃え上っとりましたやん。「火花みたいな今を……」ってそういうこと? 一瞬燃え上ってすぐに消えていくメタファーってこと? 「失恋を悲しいエピソードにするのは後味が悪いから、めちゃくちゃな話にして昇華させよう!」ってなわけで「盛れ!」「盛れ!」「盛れ!」ってことぉ!?

 最後の最後に「盛れ」の意味が変わってくるこの楽曲のふざけた歌詞には、ハイテンションで熱情溢れる楽曲が重なって、何とも言えないやぶれかぶれ感がありますね。なんてったって、サビを歌い終わった後に「ら~ら~ら~ららら~らら~♪」って雄叫びを上げて、サンバホイッスルとともに「M!O!R!E!」の掛け声ですからね。

 

ああああああああぁぁ~もう、どおおでもいいやああああぁあぁぁああ!!!!!

 

 っていうのがよくよく伝わってきますね。こんなふざけた曲をJuice=Juiceの爆イケ美女軍団が、スキルフルに歌い上げているのがちょっと意味がわからないですね。

 今更曲名に触れておくと、「盛れ!」は良いとして、「ミ・アモーレ」はイタリア語で「私の愛しい人」という意味。歌詞を読んでいくと、基本的には「私がどうあるか」ということが一番大事であり、「あなたがどんな人」とかそういうのは気にしてなさげ。最後に辛うじて「あなたを好きでいさせて」と「あなた」が出てきますが、これも「あなた」の描写ではなく、「私の心」の描写です。だから、「ミ・アモーレ」ってのはちょっと皮肉っぽくて、「自分中心な私」との対比で置かれているようにも見えなくもない。それか単純に「モレミアモレ」という語感が素晴らしかったというだけか。たぶん語感説が有力でしょうな。

 同時発売の洒落に洒落た『四の五の~』と比べると、良い意味でバカみたいな曲ではあるのですが、ここまで振り切れていると比べることこそバカらしくなり、「イイキョクダカラナンデモイイジャン!」「モレモレモレ~!」ってなりますね。「エム・オー・アール・イー↑・エム・オー・アール・イー↑」って「ちょっとショッカー入れてみるか」ってなってしまいますよね。

 

 さて、歌詞についてはもうええでしょう。てなわけで、MVについて少し触れていきます。今回は被写体がJuice=Juiceということを除いても、とにかく映像美が凄い。カット割りも細かいし、ダンスは画角も良ければ、ズームや揺れの感じも素敵、陰影のつけ方も素晴らしい。退屈になりがちなソロショットも極力動きをつけたり、画面の色を華やかにすることで、背景が白を基調としたダンスショットとの緩急を感じますね。

 良いMVだなぁ、と思って調べてみたら、島田欣征さんという方で『なんセンチ』のMV監督もされていた方のようです。どおりで好きなわけだ。『なんセンチ』もまた独特の毒々しさと神聖さがあってめちゃ好みのMVでした。

 というわけで、ここからはお気に入りのカットをいくつか貼っていき、それで終わりにしようと思います。<漏れ!なくシャッターチャンス>という副題を回収していきましょう。

 

開幕から盛れ!てるタコ様

幼気 feat. 妖気

魅惑のティキ・タカ

禁断の花園~一輪挿し~

君が俺の聖杯伝説

君も俺の聖杯伝説

数的不利

幼い頃の綺麗な思い出って大概これくらい美化されてる

逃したシャッターチャンス

Aの4カードか、エクゾディア1枚足らず

習作/横たわるヴィーナス

習作/得意気な京女

習作/希望と絶望

迂闊に声をかけた僕が悪かった

原題<落ちサビ>

原題<恋落ち>

謝ってすぐ許すような彼女ではない

未来が瞬く時

盛れ!

 

 はい。なんか半分以上は写真で一言みたいになってしまいましたが、まぁ、それも一興。今日も今日とて楽しいブログになりました。コマ送りで観たらより一層楽しいMVですね、コレ。あまりにも……だったので、あえて切り抜くタイミングをずらしましたが、シャッターチャンスは見事にシャッターチャンスでした。

 曲が曲ですので、たまにはこういうふざけた記事もいいかもしれませんね!いい気分転換になりました。が、写真を厳選していたら、結局いつもの記事と同じくらいの時間がかかっている……文字数的には1/3にも満たないのですが。でも、誰が読むブログでもないので、好き勝手にやらせていただきましょう。

 それでは!今日もありがとうございました!