いやぁ、楽しいFCイベントでした。私が参加できたのは2回目公演だけだったのですが、それでも大大大大満足。疲れた平日の夜に、沢山笑顔になった至福のひと時でありました。ので、一応簡単に感想でも残しておこうと思います。本公演は映像収録がなかったため、私の拙い記録でも何かしらの意味は生まれると信じて。
会場は「めぐろパーシモンホール」。私は初めて訪れましたが、みっぷるのMCでもあったように以前、宮本佳林ちゃんのツアーでも使用されたホールのようですね。私は佳林ちゃんが好きですので、それで何度か名前を見たことがあったわけか。記憶を呼び覚ましてくれてありがとう、みっぷる。
ざっくりセトリというか、お題目を書いておきますかね。
1.Magic of Love
2.MC(全員から一言・秋ツアーに関して)
3.乾杯!
4.MC(去年の手相占いの振り返り)
***ランダムシャッフルコーナー***
5.おへその国からこんにちは(るる・りあい)
6.CHOICE & CHANCE(れい・たこ・えば・さくら・みふ)
7.Help me!!(るる・いちか・りんご)
8.チクタク 私の旬(さくら)
9.眼鏡の男の子(ゆめりあい・さくりんご)
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10.ロマンスの途中(2023 10th Juice ver.)
11.生まれたてのBaby Love
12.MC(ひとりずつ)
13.未来へ、さあ走りだせ
まず、『Magic of Love』から始まったのがすごい。『Magic of Love』と言えば、ライブのラストで歌い上げて大団円という楽曲ですが、なんと今回はこの曲からイベントが始まりました。「Juice=Juiceの日」ということで、「We are Juice=Juice!」から始まるこの曲がふさわしいのではないかと考えたようです。
今回のイベントは、それぞれのMCの端々から感じたのですが、メンバーが自分たちで構成を考えたりしたような雰囲気がありましたね。『Magic of Love』を最初に持ってきたのも、上記のような理由を(たしか)瑠々ちゃんが語っていたことから、おそらくメンバーで考えたことなのでしょう。なんとも粋なサプライズ。しょっぱなから全開で楽しめました。
というか、この1曲目から思ったのは、めちゃくちゃ音響が良いということ。私は2階席だったのですが、会場全体に音楽が響きつつ、メンバーの歌声はダイレクトに耳に飛び込んでくる感じがありました。マイクで収音した音がそのまま放たれてくる感じだったので、時折声の乗りが良くない瞬間もありましたが、しかしその分、マイクにしっかりと声が乗ればもう目の前で歌ってくれているような迫力。双眼鏡を忘れて落ち込んでいた私を一発で元気にしてくれました。
最初のMCでは、「今日という日を楽しんでいこう!」という旨の言葉を各人が語っていました。案の定、いちかしとかエバとかは、よくわからない言葉遣いをしていて笑いを誘っていましたね。
秋ツアーの話では、里愛ちゃんがたくさん喋ってくれ(私は里愛ちゃん推しなのでめちゃうれぴよ)、リハーサルをみっちり修業のようにやったのが楽しかったと言っていました。また、相当に白熱したリハーサルだったのか、夕方辺りまでご飯も食べないままリハーサルをぶっ通しでやることもあったそうです。みんな内心ではおなか減ったなと思いながらも何とかリハーサルをやっていたのですが、そろそろ限界という辺りで、たいせいさんが「もう1回やっとく?」と悪魔の発言。それに対して、メンバー全員の心を代弁すべく瑠々ちゃんが「ご飯食べたいです…」と救いの手を差し伸べたそう。「よくぞ言ってくれた」とみんな内心では思っていたそうですが、里愛ちゃんはそんな瑠々ちゃんの食いしん坊発言に「かわいい」と思ったようです。
乾杯はオレンジジュースで。初めて生でできました。嬉しい。今までハロステとかでしか観れていなかったので…こんな未来も来るんだなぁ。ファンクラブ入ってよかった。あ、この乾杯では、由愛ちゃんがコップのジュースを飲み干して、エバにいじられていましたね。わちゃわちゃしている感じが可愛かったです。
占いの振り返りコーナーでは、占い順位の順番に並ぶところから始まったのですが、2位が誰かわからずに困惑していたところで、誰かが「植村さんだ!」と気づきます。どうやら今回の公演はうえむー含め、Juice=JuiceのOG(ゆかにゃのブログを見る限りは、ゆか・あーりー・佳林ちゃん・やなみん)が観に来ていたようで、ステージからは「振り返らないで!」「ステージの方を見なさい!」と注意が飛んでいました。もしかしたら、あーりーが自分で「私!」と言ったのかな。2階席だったので、何が起こっているのかはあまりよくわかりませんでした。
占いのコーナーに戻ります。まずは1位だったれいれいから。れいれいは「何かを授かる」的な占いをされていたようですが、なんと今年に入って、れいれいのお姉さん(この呼び方ということは、1番上のお姉さんのことですかね)が妊娠されたようです。それで「めっちゃ当たってる!」と盛り上がっていました。ほかには、あかりんごが特技を活かした仕事ができるという占いに対して、バレエをダンスで活かしたり、イラストがグッズになったりということを話していました。
また、エバちゃんから上位の人たちはモテ線が入っているという話でしたが、「エバがモテ線入っているのはなんかの間違いっぽいな」「だいたいモテ線入っていない人たち(さくら・りんご・るる)の方がモテそうだしな」とここはお互いをいじりつつ、自虐しつつ、楽しくお喋りを繰り広げていました。
そして、なんと言ってもここから始まったランダムシャッフルコーナーが楽しすぎた!
ボックスが2つあり、1つ目のボックスには「曲名・人数」が書かれた紙が、2つ目のボックスには「メンバー名」が書かれた札が入っており、完全にその場で演目と演者が決まるというシステム。もしかしたら事前にやる可能性がある曲くらいは知っていたのかもしれませんが、反応を見る限り、人数や演者まではわかってはいなそうでした。演目と演者が決まってから、歌詞カード?のようなものを見ながら、誰がどのパートを歌うのかというのを1~2分相談し合って、そこからのスタート。この相談タイムの間に選ばれなかったメンバーが、気を抜いてテキトーにじゃれ合っている姿がまた癒しでした。
サイリウムを持ったり、マスカラを持ったり、いちかしは頭にタンバリンを被ったりしてみんな自由。エバがボンボンを瑠々ちゃんの頭に被せて、「段原さんの髪、赤い~」みたいな子供のようなことをしていたと思ったら、なぜかいちかしの低クオリティモノボケタイムが始まったりと、曲間曲間で楽しい時間が訪れていました。あと、気にするほどのことではないのですが、たまたまそのときに立っていた位置がそうだっただけなのですが、下手側から演者でない4人、演者4人、みっぷるみたいな瞬間があり、少しの間みっぷるが取り残されている場面がありました。が、それに気づいたいちかしがすぐにみっぷるのところに行って手を引っ張り、演者でないチームの方に連れて行ってあげたシーンもあり、なんだか胸アツでした。
ということで、シャッフルコーナーの1曲目は、瑠々・里愛で『おへその国からこんにちは』。1曲目ということで、ここではまだ「上手くやれるかな」という緊張感も少しありつつ、それでも楽しそうに歌って、懸命に踊って、そして当然るるりあいのハンパないクオリティが炸裂していました。ちょっとふざけた感じはあったものの、歌うめぇ、ダンスうめぇ、って感じでした。周りで踊っているみんなももうみんなガチだったので、曲が終わる頃にはヘトヘトになって、息が上がっていました。
2曲目の『チョイチャン』では、感想でれいれいのボイパが来るかと思ったら、まさかのれいれいによる「さくらち、ボイパやって!」の無茶ぶり。音こそ全然聞こえてきませんでしたが、さくらちの魂のボイパが少なくとも視覚からは伝わってきました。ラストにれいれいがボイパを重ねた瞬間、音圧の違いで笑ってしまいました。そして、大ラスの「やっちまった後悔がしたい~♪」のところは、もう誰が歌えばいいのかわからなくなり、全員で大合唱。れい・たこ・えば・さく・みっぷるの歌声が重なり、響き合い、めちゃくちゃな音圧・迫力で圧倒されました。これは普通に凄かった。
3曲目は、個人的には今日のハイライト。『雰囲気Help me!!』。歌ったのは、るる・いちか・りんごの3人なのですが、その3人を取り囲むように残りのメンバーで何となくのフォーメーションダンス。このフォーメーションダンスが何とも言えない、ぐだぐだだけどやりたいことだけは伝わってくる絶妙なクオリティで、もうおかしくてたまらなかったです。たぶん里愛ちゃんだと思うのですが、「新宿・新大久保」のあとに「ぼぉぼぉぼぉ」とエコーを入れたりして、かなり自由に遊んでいました。でも、本当にテキトーにふざけながらやってるのに、なんかフォーメーションダンスっぽくはなってるんですよ。なんだったら「できるんかい!」「上手いんかい!」っていうタイプの笑いでした。にしてもみんなよくダンス覚えてるな。作戦会議の間も、れいれいは何度も羽を広げるようなフォーメンションの予行演習をして、「こんな感じ!」と笑いを誘っていました。いやぁ、本当に楽しかった。
4曲目は、まさかのさくらちソロでの『チクタク 私の旬』。可愛く決めてくるのかな、と思っていた矢先、冒頭の「私、バカじゃないの」「自覚もしてる」「賞味期限」「チクタク」「私の旬」を息継ぎなしで歌う曲芸を見せてくれました。そうか、この曲は1人で歌う曲じゃないのか。Bメロでは予行演習どおり、全員でさくらちの周りを回るパフォーマンス。みんなが自由に走り回る姿が可愛かったです。曲終わりの感想で、さくらちが上記の「息継ぎなし芸」を誇張してやっていて、それも面白かったですね。
5曲目は、まずメンバー選考が神がかっていました。まさかの、ゆめりあい・さくりんご。と言っても、ここはごめん。ゆめりあい劇場になっていました。里愛ちゃんが小道具のグラサンをかけて、眼鏡の男の子役。この配役が決まってすぐ、由愛ちゃんがまさかの「私、隣に立っていてもいいかな」というヒロイン宣言。会場に黄色い歓声が溢れかえります。冒頭の小芝居は特にBGMもなく、また歌詞カードにもセリフがなかったようなので、もう各自思うがまま。中でも由愛ちゃんは独特の記憶をしているのか、セリフを変な言い回しで言ってしまって笑いを誘ったり、さくらちが意外とコメディセンスがあって、「由愛:私は彼が眼鏡をしていること以外何も知らないのよ!」、「さくら:………………そっか!」と大爆笑をさらったりしていました。そして、曲終盤からはもう「まさか手と手を繋いでる!?」で、ゆめりあいの手繋ぎラブラブ事件からの、ラストは超密接ハグ。もうこれには悶えました。曲終わりで、「もうたこがスイッチ入っちゃって乙女の顔だった」といじられても、「スイッチが入ってなくても、いつも……」と答えちゃうくらいには舞い上がっていて、もう本当に最高でした。
そして、シャッフルコーナーが終わってからは、『ロマンスの途中』と『生まれたてのBaby Love』をやったのですが、シャッフルコーナーでみんな頭を使い過ぎたのか、ところどころ自分のパートを飛ばしていたりして、そんなところもいつもの完璧なJuice=Juiceではあまり見られないので、これはこれで何か特別感がありましたね。
最後のMCについてはまた後で喋るとして、ラストの『未来へ、さあ走りだせ』ではもうすっかりいつものJuice=Juice。完璧なパフォーマンスを見せて、パフォーマンスで客席を揺らし、カッコ良く帰っていきました。「We are Juice=Juice!」から始まり、最後も「Juice=Juice~♪」と歌って終わっていく。最高の構成だったと思います。
さて、それではラストMCについて。まぁ、面白い話というよりは、みんなは前向きに明るく喋っていましたが、言葉の端々から何か難しい部分のことを感じました。
今年の「Juice=Juiceの日」は例年に比べて、急遽開催された感じだったのでしょうか。私はファンクラブに入ったのは今年からなので、こんなもんなのかと思っていましたが、X界隈でも「Juice=Juiceの日やるんだったら、早くアナウンスしてくんないかな。休み取るんだけど」みたいなポストがありましたね。そして、今日の最後のMCでもメンバーの口から「急遽決まったので…」のような発言がありました。それから「メンバーがやりたいと言い出さなくても、毎年スタッフさんにイベントを組んでもらえるような…」みたいな発言もあったり、殊更に「もっと多くの人に知ってもらえるよう」ということを強調しているメンバーがいたりしました。
そして、今回のイベントでは映像収録が入っていません。私はそれこそJuice=Juiceの初期の方に、10/10にライブ会場でみんなが乾杯している姿をハロステで見てきました。しかし、今回はそれがない。お金をかけられなかったのか、それとも急遽決めたから映像班を準備できなかったのか。いずれにせよ、この事態はあまり好ましくはないと言えましょう。
もちろん、映像収録がなかったからこそ、Juice=Juiceメンバーははっちゃけられ、あんな無謀な企画をやることができたり、私はそれが観られてとても楽しかったのですが、色々なことを考えるとあまり喜んでもいられないような気がしてきます。
こんなに素敵なグループなのにな。
急遽のライブだったにもかかわらず、会場はほぼ満席。それでもダメなのか。単純に秋ツアーと被っていて、余力がないと思われていたのか、スタッフ側の人員不足か、それとも会場を抑えるのが難しかったのか、会場やスタッフにかかる費用が高騰しているのか。「メンバーの意志でやった」というニュアンスを私は感じたので、メンバーへの報酬を減らしてまで敢行されたイベントとかではあるまいな。すべては憶測にしか過ぎませんが、グループの存続が危ぶまれるというところまでは絶対にいっていないと思いますが、それでも何だか不安を感じてしまいます。
救いなのはメンバーがそれでもあっけらかんとして、楽しい空気を作ってくれていたこと。1番間抜けで笑えないことなのかもしれませんが、スタッフがバタバタしていて、「Juice=Juiceの日」という存在を忘れていたという説を信じたいと思います。まぁ、この説では上で書いていたことのすべての理由付けにはならないのですが。
いや、でも、ほんとに、とにかく思うのは、「何も深刻なことは起こってないでくれ」ということです。ビジネスだから深刻にならざるを得ないところはあるにせよ、それでも老舗ハロプロを推し、その中でも格式高いJuice=Juiceを推しているんだから、せめて安定はしていてくれ。お金は落とすから。こうやって少しでも誰かの共感を呼ぶように文章も沢山書くから。頼む……!
と、最後は少し「なんだかなー」という内容になってしまいましたが、総じてめちゃくちゃ楽しいイベントでした。また、こういうのやってほしいですし、ぜひ次は映像収録も。あの『雰囲気Help me!!』が我々の記憶の中にしか残っていないのは残念過ぎる。あれこそ映像として記録しておくべきだった。ってくらい本当に楽しいイベントでした。
それでは。