霏々

音楽や小説など

2024.8.9 凛として時雨 TOUR 2024 Pierrrrrrrrrrrrrrrrrrrre Vibes @

お盆突入前の最終出勤日。この日は定時で上がるべく、仕事のスケジュールを上手く工面しました。おかげさまで、はい、時雨のライブに行けたぞー!!!

偉い自分。

そんなわけで、15m12cm以来の時雨でした。

 

※以後、セトリを書いたりとネタバレありますので、ご注意ください。

 

今回のライブはとにかく「セトリがすげぇ」の一言。各アルバムの序盤に出てくるような攻撃的な楽曲が多数演奏された上に、しかもライブではなかなか聴くことができなかった楽曲も多く演奏されました。個人的に「聴きたいなぁ」と思っていた曲も聴けましたし、ピエール中野さんの加入20周年なんだから、そりゃあドラムが引き立つ楽曲もたくさんやるでしょう、という目算通りでした。

ちなみにツアータイトルの「Pierrrrrrrrrrrrrrrrrrrre」の「r」は、Chat GPTに数えさせたところ「20個」でした。ピエール中野さんの加入20周年なので、ケーキの蝋燭的な感じで20個なんでしょうね。

 

さて、それではセトリがてら各曲の感想をさらっと書いていこうと思います。

 

<目次:セトリ>

 

 

 

1. Sadistic Summer

イントロ前の1発目のギターのコードからもうこの曲が来るってわかってテンションがあがりましたね。まぁ、ピエール中野さんの加入20周年ですから、サビでスティック回しを繰り広げることで有名なこの曲はやると思ってましたよ。1曲目だとは思いませんでしたが。

私がいたのは後ろの方でしたが、ばっちりとスティック回してるの見えてました。私は手を上げないで、体でリズムを取る勢なのですが、スティック回しに合わせてリズムを取っていると、手を上げる勢の方々と表裏になるんですよね。それもなんか心地良いんですよ。

 

2. 想像のSecurity

これももう曲が始まる前のギャリギャリしたギターの音で、この曲が来るってわかるやつですね。来るぞ、来るぞ、ってテンションが上がります。

この曲はピエールさんの高速16ビートが冴え渡る1曲ですからね。ここももうピエールさんに注目しまくって見ていました。遠くからじゃ目では追えないスピード。凄い。

 

3. Trrrrrrrrrrrrrrrrrrue Lies

早くも3曲目で最新曲が登場。演奏できんのか、とドキドキでしたが、何だったら音源より凄い。

イントロのギターリフでは、めちゃくちゃ細かいカッティングフレーズの中に、ハーモニクスも組み込まれているんですが、そこもはっきりと聞こえましたね。再現度がめちゃくちゃ高い。

低音ボーカルのところはボイスチェンジャーかけてるのかな。その辺はわかりませんでしたが、そこも音源通り。

間奏のドラムソロは、想像通り、ギターもメタメタに弾かれておりました。めちゃくちゃにエフェクトもかけてシュワワワワワーって感じでした。

三位一体というのを強く感じた1曲でしたね。

 

4. Metamorphose

曲前のギターの音で、「あ、『abnormalize』やるのかな」と思っていたらまさかの『Metamorphose』でびっくり。

ずっと聴きたかったんだよなぁ。やってくれてめちゃくちゃ嬉しかったです。

この曲もピエールさんが重要な1曲。どこかで「昔はシャッフルビートが苦手だった」と語っていた気がするのですが、あえて言うならば、もはやこの曲はシャッフルビートという感じもしないくらいに気持ちの悪いリズムです。サビはもちろん三連符でシャッフルと言えばシャッフルなんでしょうが、ライブで聴くとシャッフルというよりはノリの良い変拍子にすら聴こえる気がします。

もちろんキメのところも3人が揃っていてカッコよかったです。


5. SOSOS

これもめちゃくちゃ攻撃的な曲ですよね。とにかくドラムもギターもイントロがエグ過ぎる。速過ぎて、もはや何をどう弾いているのかわからない。けど、3人の音圧がハンパないからとにかく心拍数が高まってしまう。

あとは個人的に大好きなのが間奏終わりのフィルイン。ピエールさんかっけぇなぁ、とここばかりは体を揺らすのをやめて、目と耳に全神経を集中していました。


6. 竜巻いて鮮脳

で、来ました。この曲も特徴的なハウリングの音が曲前に鳴り響き、「お、これは」となりましたね。なんかこの曲の湿度の高い荒れた夜の海みたいな雰囲気が好きなんですよ。そして、AメロとBメロはあまりコード感がないんですけど、そんな中でドラムとベースがとにかくエグイほど畳みかけてくるんですよ。その音圧を生で感じられてマジで最高でした。

それと、曲中に何回か倍テンポを使って、無理やり楽曲のボルテージを引き上げるところがあるんですが、そこでこそピエールさんの独特のタイム感が輝きます。特に1番最後の「give me give me your "DEAD"」の後のテンポが倍になるところが最っ高でした。


7. 24REVERSE

で、これだけ盛り上がっておきながらのこの曲。会場からも歓声が上がっていました。『東京喰種』の作者の石田スイ先生も大好きだという曲です。

この曲はあまりドラムのイメージがなかったので、意外な選曲でした。確かにトリッキーなパターンを使っているところもあるなぁ、とか、一時的に音圧が高まるところがあるなぁ、とかそういうことを思ったりもしたのですが、どちらかと言えば、ピエールさんが単純に好きな曲なのかもしれませんね。

ミドルテンポで、しっかりとメロディを聴かせるタイプの曲ですので、ここは音の波に飲まれてしみじみとしていました。そして、大サビの345さんの声がとにかく伸びる。本当に素敵な声だなぁ、と改めて思いましたね。


8. Tremolo++A

で、アコースティックギターに持ち替えてーの、座ってーの、で『Tremolo+A』のフラグがビンビンに立ちました。でも、やっぱり曲が始まったら歓声を上げてしまう。これもめちゃくちゃ好きな曲です。

印象的なリフのところのピエールさんのリムショットは言わずもがなですが、「君の嘘が見つからないから」の辺りの伴奏が静かになるところの緊張感が生だと凄かった。怪しく、冷たく、どこか切ない楽曲において、この瞬間のヒリヒリとした感じはちょっと異質ですね。


9. Dynamite Nonsese

まさかまさかの!この曲、本当に好き。ずっと聴きたいと思ってました。いやぁ、やってくれてありがとう!

好きすぎてちょっと記憶ありません。音源もだいぶイカれていますが、これを生でやるのがもっとイカれてます。脳味噌揺れました。顎にパンチもらいました。

1番サビあとのピエールさんの一瞬のドラムソロも、やっぱり何回聴いてもよくわかんない。でも、それがいい。

「どうしようもないほど言葉にならない」の辺りのドラムパターンが原曲と変わって、より攻撃的になっている印象があったんですが、私の聞き違いですかね。もしも映像化されたらその辺の聴き比べもしてみたいところです。


10. Super Sonic Aurorally

そしてこの曲も良いですよね。最新アルバムの中でも1番ポップでキャッチ―で、でも、時雨らしいカオティックな雰囲気もあるという攻撃的な1曲です。いやぁ、とても盛り上がりました。

正直この辺りになると、もう「帰ったらこれ書きたいな」とか考えている余裕もなくなり、とにかく音楽に身を任せて、ただただ楽しく幸せな時間を過ごしていました。すみません。なので、ここから先、だんだんと内容が薄くなっていきます。

TKさんと345さんのハモりが美しかったことだけ覚えています。


11. DISCO FLIGHT

これも絶対やると思っていました。なんてったって、ドラムがバチバチにカッコいい楽曲ですからね。本当に様々なリズムパターンが無理なく繋ぎ合わされた凄い曲です。

ころころと表情を変えるリズムに合わせて、体を揺らしていればあっという間に1曲が終わってしまいました。

間奏のギターソロも間違いなくカッコよかったです。


12. mib126

これも本当に嬉しかった1曲。やっと聴ける!めちゃ嬉しい!

ただ残念だったのが、この曲の序盤で、緊急地震速報が入ったこと。それで集中力を削がれました。単に一瞬気を逸らされたというだけじゃないんですよ。私の会社は地震などの災害があったとき、場合によって安否を会社に連絡しなきゃいけないルールがありまして。もしも会社からメールが来ていたらそれに返信をしなければならないんですが、それを怠ると上司から電話がかかってきたりするため、結構厄介なんです。

あぁ、メールが来てないといいなぁ、と心配になってしまい、曲に集中できなかったのが非常に残念でした。

が、それでもやっぱり演奏は最高でした。特に終盤の鬼のような畳みかけ。TKさんも345さんも叫びまくるし、ギターもベースも唸りまくるし、ドラムはひたすら馬鹿みたいにドカスカドカスカ叩かれまくるし、もう音の洪水でした。本当に凄かった。だから、次があるのであれば、次こそは集中して音の洪水に溺れたい……

 

MC(ドラムソロ)

ドラムソロはいつも通り。MCもいつも通りで、Xジャンプをやりました。

MCの内容はピエール中野さんが凛として時雨に加入した経緯についてで、だいたいのところは知っていましたが、やはり何回聴いても、ピエールさん自身も時雨のファンだったというのは何か嬉しくなるところがありますね。

 

13. 狐独の才望

この曲はライブで化けますよね。音源は結構綺麗にまとまっているな、という印章なんですが、ライブで荒い感じになると、よりダークで攻撃的な印象になり、とってもカッコいいです。それでもサビで2人がウィスパーボイスで歌うと、やっぱり原曲通りの繊細な怪しさも演出され、そこもまた良い。


14. アレキシサイミアスペア

もうこれも言うまでもない、最近の強曲。この曲を聴くとなんかラストスパートって感じがするんですよね。壮大な展開を見せながら、トチ狂っていくような感覚になります。ごめんなさい、もう盛り上がりすぎて、「何を書こう」とか考えていませんでした。


15. Telecastic fake show

ライブの定番曲。これが来たってことはもうほとんど終わりか。

相変わらず、タイトなアンサンブル。もう何も言うことはありません。

 


16. nakano kill you

そして「ピエール・バイブス」でやらないはずがないこの曲でおしまい。たぶんこの曲で終わるだろうと思っていたので、最後の力を振り絞って音楽に身を捧げました。

いや、ほんのちょっとだけ、『傍観』で最後にいつもTKさんが残ってギターソロを弾くところ、ピエールさんが残ってドラムソロをやるという未来も妄想していました……

でも、悔いだけは残したくなかったので、ボーカル2人の掛け合い、間奏の畳みかける展開、それらを全身で受け止めましたよ。

あぁ、最高だった。これくらいしか言えることはありません。

 

というわけで、一応、全曲書いてみました。ほぼ書けてないところもありましたが。

 

やるかなぁと思っていたけれど、やらなかった楽曲としては『Ultra Overcorrection』と『Re: automation』あたりがありましたかね。『Ultra Overcorrection』は昔にインスタライブなどで「めちゃくちゃムズイ」とピエールさん自身が言っていた楽曲ですし、『Re: automation』に関しては教則DVDでも披露されていた楽曲でしたので、どちらもやるかなぁと期待していました。どっちもとても好きな曲なんですよね。

でも、その2曲をやらない分、期待していなかった『Dynamite Nonsense』とかやってくれたので、それはそれでめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

また、今回はピエール中野さんの加入20周年ということで、私もいつもよりドラムに注目しながらライブを楽しんでいました。セトリがドラムが輝くものが多かったというのもありますが、また1ついつもとは違った楽しみ方ができたように思います。

MCではピエールさんが「TKと345に拍手を!」と言っていましたが、私たちファンとしてはやっぱりピエール中野さんに「時雨に入って来てくれてありがとう」と伝えたいですね。そのソリッドかつトリッキー、それでいてめちゃくちゃ熱いドラムはいつ見てもカッコイイです。それだけでなく、DJでの活動や、イヤホン制作など、様々なところから時雨のブランドを高めてくださっているので、本当にありがたさしかない。私個人で言っても、イヤホンなんかはここ何年かずっとピヤホンしか使ってないですしね。いつもりありがとうございます。

 

そんなわけでこれにて終了。とても楽しい時間でした。

お盆はこの記憶を抱いてゆったりと過ごそうと思います。

ご清聴ありがとうございました。