さて、まだまだ残暑が厳しい中ですが、つばきファクトリーのライブに参戦してきました。つばきのライブは初めてだったのですが、ライブハウスということもあってか凄い熱気でした。「これぞアイドルの現場!」って感じでしたね。
あ、初めてと言いましたが、先日のリトキャメのイベント@O-Eastにも参戦したので、2回目と言えば2回目になりますかね。
というわけで、色々と感想を書いていこうと思いますけれど、明日も明日でお仕事が待っていますので、ざっと雑感を書いていくだけに留めようと思います。そんなに長くならないといいんだけれど……まぁ、たぶん大丈夫でしょう。私は自制の効く大人ですからね。
私とつばきファクトリー
と言いつつも、まずは私とつばきファクトリーについて。
もちろんデビュー当時から知っていますし、今でも『独り占め』は最高傑作の1つだと思っています。しかしながら、私はずっとJuice=Juiceを一推ししていたので、現場に行くためのリソースがずっと足りておらず、他のハロプログループと同じようにつばきファクトリーのライブにも行けていませんでした。
ただ、社会人になってお金が入るようになり、地方に飛ばされてから何とか東京に戻ってきたり、心身の不調からもある程度復帰できたり、という諸々の課題をクリアすることで、いまこうしてきちんとハロプロのファンクラブにも入り、色々なグループのライブにも行けるようになってきました。
そんな私がいま推しているのが、リトキャメ。中でも、福田真琳ちゃんにお熱です。先日のリトキャメのイベントにも真琳ちゃん目当てで行ってきました。リトキャメはやっぱり華がありますよね。4人が4人とも個性的で、スキルも高く、アイドル・パフォーマーとしてのオーラがある。こんな奇跡ってあるんだなぁ、と普通に感心してしまいます。
ただリトキャメが入るよりも前から、私は普通につばきファクトリーが好きでした。特に楽曲がかなり気に入っておりまして、これまでも何回か楽曲のレビューを書いてきました。
って、リトキャメ以前だと、『抱きしめられてみたい』の1曲でした。あれぇ、もっと書いたつもりなんだけどなぁ。でも、確かに『抱きしめられてみたい』はめちゃくちゃ好きな楽曲です。『約束・連絡・記念日』も書きかけの下書きが残っていましたが、これも好きな楽曲だっただけに書き上げられなかったのが悔やまれます。でも、代わりと言ってはなんですが、コード進行は覚えたので、弾き語りはできます!『でも…いいよ』も書こうとは思っていたんですよね。うーん、名曲揃いだけど、私の気力が圧倒的に不足している。
今更って感じもしますけれど、やっぱりつばきファクトリーの印象は、浅倉樹々ちゃんをセンターに据えて、特攻隊長として小片リサちゃんを突撃させているという感じが拭えません。あれは1つの完成形でした。
そのほかのメンバーも癖のある子が多いなぁと思っていましたし、みんな年数も重ねて、結構実力もありましたから、ハロステやハロコンとかのレベルではちゃんと気にはかけてきました。それでもどうしてかライブに行くほどのめり込むってことはなかったように思います。まぁ、単純な私のリソースの問題として。
もともと好きな楽曲は沢山あったけれど、私が中核と思っていたメンバーの卒業があり、そして私自身も気軽にライブに行ける状況になかった。そこに起爆剤みたいな形でリトキャメとの出会いがありましたが、それでも私自身の諸問題によってまだライブに行けない。そのようにして数年が経ち、ようやくいまファンクラブにも入って、念願のライブに行けました。今はその高揚感でいっぱいです。
というわけで、ようやく今日のライブに参加した感想について書いていこうと思います。
ライブの感想
まずまったく気づいていなかったのですが、横浜公演ということで、石井泉羽ちゃんの凱旋だったようです。把握しておらず申し訳ございません。ライブ開始前の「み・は・ね」コールで、あぁ、そうだったんだ、と気がつきました。ライブのMCなどでも泉羽ちゃんがフィーチャーされており、とても可愛らしく愛嬌を振りまいていました。本当に泉羽ちゃんはアイドル指数が高い。ハロプロを追ってきた人間だけあって、心からアイドルを楽しんでいるのが伝わってきます。ちまちまっとした立ち姿も小動物感があって、素晴らしいです。フレッシュ感はあるのに、仕草はもう完璧なアイドル。その融合に、なんかはっとさせられますね。とにかく目を惹く存在でした。
ベビキャメ(って呼んでいいですかね)繋がりで言うと、私は村田結生ちゃん推しなのですが、結生ちゃんはやっぱりダンスメンバーとしての立ち位置を確立しているようですね。様々な楽曲で、まおぴんと並んでダンスパートを任されることが多かったように思います。特に、シャッフルユニットでの『マサユメ』ではまおぴんと結生ちゃんがダンスの師弟関係のように見えてグッときました。同楽曲では瑠乃ちゃんと楓奏ちゃんもユニットにいたのですが、こちらは歌の師弟関係って感じでしたね。
楓奏ちゃんはとにかく歌が上手かったです。全編通して、ベビキャメの中でもソロパートを多く任されて、それにきちんと応えていました。発声がもうかなり出来上がっていて、オケに埋もれるということがほとんどなく、しっかりと会場に歌を響かせていました。それでいて、きちんと歌心も感じる。これは将来が楽しみですね。ちなみに、歌で言うと、結生ちゃんも結構声が響いており、パワーを感じましたね。
さにこに関して言えば、もはやこのつばきファクトリーというグループの屋台骨ですね。今までは映像でしか観て来れませんでしたが、現地に入ってみると、いかにこの3人が安定しているかということが伝わってきます。発声の地肩が全然違います。一瞬の惹きや、煌びやかさで言えば、リトキャメもかなり凄いんですが、どのパートでもしっかり歌声を届けることができるのが、さにこ。
おみずは『でも…いいよ』などの低音ハモリでしっかりと自分の役割を全うしていました。さおりんはキラーパートを確実に仕留める高精細さがあります。まおぴんは誰よりも情熱的でグループの顔としての風格を感じました。ライブを底からしっかりと盛り上げ、客を確実に乗せていたのは、この3人だと思います。本当にすごいパワーでした。ハロプロアイドルの良いところがぐっと詰まっています。尊敬の念しか湧いてきません。
そして、そんなさにことは対照的に、存在そのものがもはや象徴的になりつつある、谷本っさん、ことあんみぃ。とにかく美形ですし、バカでかい白いリボンも似合ってました。あのリボンをつけてくどくならないのが、あんみぃの凄いところです。MCでもふわふわしていますし、ソロパートもふわふわしていることが多い彼女。でも、思っているよりも全然歌えていました。あんみぃがいるだけで、空間がふんわりと、そして華やかになる。優しい空間を作り上げているのはリーダーのあんみぃなんだな、というのが伝わってきました。
と、全体的に言えば、そういうことを広く感じたライブでした。やっぱり現場に行ってみないことには、1人ひとりのメンバーの素晴らしさというのは体感できないものですね。改めて、ライブの良さを痛感しました。
さて、いよいよリトキャメについて喋りますか。
まず、前述の通り、私は真琳ちゃんが好きなのですが、今日の真琳ちゃんはおでこを出して可愛さにステータスを多めに振ったお姿でした。お顔の小ささが際立つ。時折見せる困り眉もよく見えました。お肌も透き通るように白く、もはや発光していましたね。
リトキャメの中で見ると、真琳ちゃんって歌に節をつけたりして装飾するのがまだあまり上手じゃない方なんですけれど、低めの声質の中に何か心地よい倍音が隠れている気がしていて、それが誰よりも耳を惹きつけるんですよね。特につばきファクトリーは元の声が結構高めの子が多いので、軽やかなパートが続いた後で、真琳ちゃんがソロで歌うと、一気に世界観がぐっと広がって、切なく妖艶に輝き出す気がします。
真琳ちゃんの声が特別なのか、単につばきファクトリーのメンバーを並べたときに特徴的というだけなのかはまだちょっと判別がつきませんが、でも、やっぱり不思議な響き方をしている気がしますね。全然出自の違う楽器を使っているみたいな。英語の発音が良いところもまた聴きどころですね。
リトキャメで歌と言えば、やっぱり瑠乃ちゃんは凄い。ただ真っ直ぐにビームのような歌声を放つこともできますが、少し割れたようなシャウトっぽい発声もできるのが瑠乃ちゃんの強いところ。真琳ちゃんを目で追っていても、瑠乃ちゃんが歌えば、耳は確実に彼女の方に持っていかれます。すると、常に真琳ちゃんが自分から見える位置にいるとも限らないので、ふと瑠乃ちゃんに目移りしてしまったりするんですよね。そうすると、メイクばっちりで可愛くも端正なお顔に釘付けになってしまう。もちろん、あの細すぎるウエストにも。
それから瑠乃ちゃんに関して言えば、結構ウィスパーボイスも多用していたように思います。ライブハウスですから、あまり上手くないと声が埋もれてしまいがちなんですけど、瑠乃ちゃんのウィスパーボイスはちゃんと響くので、物足りなさは感じませんでした。普通に凄いなぁ、と思わされました。
そして、ヤギシオリ。相も変わらずコールが独特過ぎるので、一発で八木ちゃんのソロパートだってわかりますね。個人的には『抱きしめられてみたい』のラストパートの「ねぇ、あの子誰なの?」をずっと期待していたので、今日はステージの一番端での披露だったのがちょっと残念でした。でも、相変わらず凄い憑依の仕方でした。周りがダンスをバキバキに踊っている中で八木ちゃんだけが歌の余韻を残して、目線を流しているのがめちゃくちゃカッコよかったです。
それと八木ちゃんもめちゃくちゃ小顔なんですよね。ダンスでも体の使い方が本当に上手なので、普段の姿からは想像できないくらい、品位の高い女帝感があります。まぁ、普段のマイペース具合も女帝と言えば女帝という気もしますが。
最後に結心ちゃん。リトキャメのイベントではかなり後方にいたので、表情まではよく見えなかったのですが、結心ちゃんって比較的ずっと凛々しい表情をしているんだなぁ、と今日のライブで発見しました。その鬼気迫るような表情に貫かれました。歌はもちろん上手いですし、掠れるように切なく歌うのも、空間を切り裂くように歌うのも、変幻自在ですけれど、何よりもそこに感じるのは圧倒的主人公感。
つばきファクトリーだと、現状、まおぴんが気迫剥き出しでグループのエースという感じがしますけれど、結心ちゃんもまた別ベクトルでのエース感があります。繰り返しますが、凛々しいんですよ。力で押し切れるのがまおぴんだとすれば、結心ちゃんは切れ味で薙ぎ倒していく、という感じでしょうか。
こんな4人が同期ってヤバいですよね。誰もが主役になれる強みを持っていますが、それが反発し合うんじゃなくて、ちゃんとそれぞれの役割を担いながらチームとしてのバランスも完璧。最近の楽曲では、リトキャメがソロパートのバトンを繋ぐ場面が結構ありましたが、どれもワクワクさせられます。まじ、かっけー。
ライブを終えて
横浜でいきなりステーキを食べてきました。分厚い肉を嚙み千切りながら、「うーん、もっとつばき楽曲を勉強しておかなければな」と反省しました。さすがに全く知らない楽曲というのはなかったんですけれど、曲の展開もパート割もイマイチ追い切れていなかったので、「ここが聴きどころなんだよな」というのが把握しきれていませんでした。私もまだまだだなぁ。反省。
私は地蔵タイプなのでコールをしたりしないのですが、ライブハウスだとコールが凄いですね。地響きが起きていました。その盛り上がり自体は基本的には楽しいものでした。特殊なお祭りに参加しているみたいでしたし、これぞアイドルライブという感じもしました。が、欲を言えば、もっとヲタのコールをかき消すくらい、音楽側の音が大きくても良いかもなと思いました。地蔵タイプかつ、つばき現場初心者の私が言うのも、ほんとなんですけれどね。
せっかく音楽も歌声も素晴らしいんだから、もっとそっちの比重が高い空間に身を浸したいというところもあります。音楽と歌声で圧倒してほしい。ステージと客席が一体となって作り上げるアイドルライブも素敵だとは思いますけれど、あくまで個人的な想いとして。まぁ、そう思ってしまう一因としては、関係のないところで繰り返しメンバーの名前を叫ぶ人がいたということでしょうか。せっかくいい音楽を聴けたなぁ、余韻に浸っていたのに、さすがにあそこまで連呼されると興が冷めてしまう……まぁ、私が身勝手なだけなんでしょうけれど。
すみません。愚痴で終わってしまいそうなので、つばきファクトリーの話に戻しますね。
とにかく今のつばきファクトリーは観ていてとても面白いです。
あんみぃ+さにこの4人はめちゃくちゃ頼りになりますし、グループの骨組みを組みつつ、どういうグループであるべきかの指針を打ち出しています。そこにリトキャメが圧倒的な華を添え、光を当てて輝かせ、ベビキャメが未来への可能性を与えてくれています。ベビキャメが思ったよりもステージ感覚が良くて、色々な角度からスキルフルだというのが素晴らしいですね。本当に未来を感じます。
とりあえず私としては、もっとちゃんと曲やパート割を覚え、心の中できちんとコールができるように準備していこうと思います。それができた方が絶対楽しいですからね。
それではまた次のコンサートまで!