ついにこの時が来てしまったか。桜が散り始める今日この頃。どうして運命はこんなにも残酷か。そんな戯言を書き連ねてしまう程に、今日のリトキャメイベントは心に来ました。
記事のタイトルは「ハロプロを食い散らかす」なんて、上品なリトキャメには似つかわしくない言葉を使ってしまいました。それに読後感というか、イベント終わりの心持ちとしてはもっとしんみりと切なく、同時に胸温まるもので、こんな粗野な言葉は全く似つかわしくありません。しかしながら、やはりライブに没頭していた時の感情としてはやっぱり「リトキャメがハロプロを食い散らかしている…!」というもので、気高く気品のある4人には似つかわしくないものの、最高のパフォーマンスを魅せてくれた4人に最大の賛辞を込める意味でもこのタイトルをつけさせていただきました。
明日も仕事があるので、今日も早く寝なければなりません(私は体調弱々男子なので睡眠こそが生命線なのです)。よって、無駄話はできるだけ端折って、端的に記事をまとめたいと思います。それでもこの感動はそう簡単に整理できるものではないでしょう。
とりあえず目次を立ててみました。どれくらい意味を成すのかはわかりませんが。
雑感
この章で終わってしまうかもしれませんが、とりあえず雑感から。後にセトリなども記す予定ですが、正直なことを言えば細かいところはほとんど覚えていません。それくらい終始圧倒され続けました。
まず、リトキャメのこの4人が同期でハロプロからデビューしたことが本当に奇跡だと思います。そんなことはみんな知っていると思いますが、それでもやっぱり言いたい。これは奇跡だと。こんな4人は後にも先にも見られないと思います。とは言え、4スマも確かに凄かった。彼女たちもまたスター性があり、伝説を作ったと思います。私が推している5人時代のJuice=Juiceも凄かった。あんなに地肩の強いスキルフルなグループはまたとないでしょう。それで言えば、完成した℃-uteもとんでもない質でした。Bouno!も、プラチナ期も凄かったね。ほかにも、あれやこれや、と。ハロプロには数多くの伝説があります。
しかし、そのどれにも勝るとも劣らないのがこのリトキャメだと思います。少なくとも現ハロプロにおける1つの枠組みとしては最高のメンバーたちでしょう。歌、ダンス、センス、アイドル力、どれを取っても一級品です。何と言ってもステージを掌握し、そこで輝くスター性が段違いでした。またバランスも最高級です。真っ直ぐで力強く、逆に儚いまでできてしまう結心ちゃん。立ち上がりが良く癖になる声と、繊細な表現の角度を持つヤギシオリ。気品と芯の強さ、色気のある声で万人を魅了する真琳ちゃん。突き刺さる歌声、魂震わす歌声、全てを圧倒する瑠乃ちゃん。いつ誰をどこから見ても絵になるし、そんな4人が代わる代わる現れてはそれぞれの違う味で楽しませてくれるリトキャメは最高のエンターテインメントでした。
上述の4人の特徴をまさに感じられたのが、『Wings』。昨年のリトキャメイベントvol.1でも披露していましたが、今年はさらに完成度を上げて。4人並んでスタンドマイクで歌っていましたが、結心ちゃんはずっとマイクを深く握り締め、視線を真っ直ぐに据えたまま歌っていました。ヤギシオリは時々首を軽く曲げ、影をつけるように斜めに構えてお洒落な雰囲気がありました。真琳ちゃんは本当に透明感が凄く、柔らかい表情をしたり、時折クッと眉間に皴を寄せたり、魅せるのが上手い一方で、心根の純真さが隠せていない感じにグッと来ました。瑠乃ちゃんは言うまでもなく、ディーヴァ。歌うことを愛しているし、音楽にも愛されているのが一目でわかるアーティスト力。四者四様でこんなにも違う特徴がはっきりと伝わってくるのに、グループとしての一体感も凄かった。ハモリはもちろんのこと、ユニゾンも綺麗で、そして魂のベクトルがみんな同じ方向を向いている感じ。
私たち最強でしょ。
今日のステージからはそれが伝わってきました。
もうこの一言に尽きますね。今日は本当にハロプロの中でも難曲であったり、各グループの勝負曲と呼ばれるものが徹底的に披露されました。1部のセトリも見ると本当に凄いことになっていますね。
・ひとそれ(Juice=Juice)
・消失点(Bouno!)
・C\C(High-King)
・好きすぎてバカみたい(デフデバ)
・GIRL ZONE(雨ノ森川海)
・灰toダイヤモンド(ビヨ)
・有頂天ラブ(スマイレージ)
・愛ごめ(カントリー)
・ロボキッス(W)
・次々続々(アンジュ)
などなど、上げたらきりがありませんが、こういう強い曲ばっかりやっていたんですよ。そして、これらのどの曲においても、リトキャメはほぼほぼ本家を凌駕していたと言っていいかもしれません。凌駕、という言い方をすると優劣をつけている感じがしますが、ただ歌が上手い、ダンスが上手いという観点での優劣ではなく、なんと言うかグループ、ユニットとしての質とでも言えばいいんでしょうか。
今日だけは地球上のアイドルでリトキャメが最高だったと言わせてほしい。
そう思わせてくれるような4人の一体感と、気迫、それから確かな技術。それはほとんど魔法みたいなもので、まさに「地球で最後のアイドル」感がありました。どの楽曲もオリジナルのパフォーマンスや、ハロプロで歌い継がれてきた歴史などを想起させましたが、だからこそこのイベントは「最後のアイドルがこれまでのアイドルの歴史を総括してくれた」という壮大な趣さえ感じさせたのだと思います。何度も言いますが、本当に凄かったんです。
ビジュアル(主にヤギシオリ)
私は真琳ちゃんに沼っています。あんなに透明感が凄くて育ちの良さが滲み出ていて、後光が差している可愛らしい天使ってこの世に存在するんですか。日頃、そう思っているんですが、今日のヤギシオリはとてつもなく美しかった。輝いていた。
とにかく毎回見る度に思っていることですが、なおのこと今日は「小顔過ぎるだろ」と思いました。おそらく一人だけノースリーブの衣装だったのが、余計にそう思わせているんだと思いますが、とにかく肩幅も指で摘まめるほどに小さく、「華奢ぁ…」と絶句しました。水色ベースの御衣装もフェアリー感が強く、卒業前特有の削ぎ落されてソリッドなオーラというのも相まって、ちょっと神々しかったです。だいぶ目を奪われました。
細かい配色までは覚えていないのですが、他のメンバーもパステルカラーでコーディネートされていて、私の体感では暖色が入っていた気がするので、何となくヤギシオリ以外が暖かい感じがしました。対して、ヤギシオリは寒色な感じでしたので、神秘的な雰囲気がヤギシオリに集まって、良い集中線をステージ上に描いていたように思います。
ジャストラとSEXY SNOW
全曲触れたいところですが、まずはこの2曲について。
ジャストラはいつも「この曲の正解って何だろう」と考えながら見ているのですが、ようやく今日、正解が出たような気がします。つばきファクトリーの楽曲だから「上品に」「高潔に」という部分が必要なのかと思っていましたが、おそらくパフォーマンス自体にそれはあまり必要ないんですね。とにかく重要なのは、歯切れがよく力強い歌声、気迫。それからきびきびとした切れのあるダンス。こういった基本的な「技術」があってこそ、この曲はスタートラインに立てるのだと思います。しかし、それではつばきファクトリーの楽曲である理由がない。歌とダンスが上手であれば表現できてしまいます。でも、たぶん他のアイドルがやってもこの曲は正解に辿り着けないんじゃないでしょうか。
やはりハロプロらしい良い意味での芋っぽさ。つまり愚直に努力を積み重ねるようなひた向きさ、真摯さというのが大切でしょう。しかし、同時にやはり人間的な品の良さもなければなりません。これは何よりもつばきファクトリーっぽい要素だと思います。娘。がゴリゴリにカッコよくこの曲をやってもなんか違う(娘。に品がないと言っているわけではありませんが)。アンジュルムが豪快にイケイケな感じでやっても違う。Juice=Juiceがたおやかにパフォーマンスしてもやはり違う。やはり、つばきファクトリーらしい、凛とした淑女の素養を、パフォーマンスを通してというよりも、むしろただそこに居る人間的な魅力においてのみ表現していく。そんなことができてこそ、このジャストラは完成するのでしょう。そしてそれができるのは、つばきファクトリーの中でもおそらくこのリトキャメだけ。
本当に凄いのが、リトキャメのセンスなんですよね。技術的に高いからこそ「不器用ながら頑張ってます」というのは微塵も感じさせないですし、逆に技術をひけらかして「どうでござい」みたいな感じにもならない。でも、それで「見どころが無くてつまんないパフォーマンスだな」となるんじゃなく、しっかり熱量も感じられて各パートにしっかりと見せ場がある。物足りなくもないし、押しつけがましくもない。この裁量が本当に凄いし、あんまり普通のアイドルでは見られないところのような気がします。
このジャストラを通して、そんなさっぱりと適切な表現に昇華したリトキャメのハイレベルなパフォーマンスに気づかされました。
そして、SEXY SNOWに関しては、やぎまりんが見られて幸せだったというご報告です。
青春
私のような人間からはあまり多くを語れません。
最後の「青春の花」が素晴らしかったのはもちろんですし、エンドロールの数多の写真や動画もまさに青春そのものでした。たぶん「尊い」ってこういうことを言うんでしょうね。私にはもう一生帰ってこないものだと思いますし、記憶を遡ってもそんな経験はありません。でも、それはそれでいいのだと思います。とにもかくにも青春を共に過ごした彼女たちの奇跡があまりにも眩しく、網膜が焼き切れそうです。炎症を起こして洪水です。瑠乃ちゃんも最後号泣していましたね。あぁ、切ない。
総括
繰り返しの繰り返しになりますが、本当にリトキャメは凄い。何回言っても足りない。こんな素晴らしいステージをほとんど中央の良席で見られたことに感謝。こんなにメモリアルで伝説的なイベントに参加できて、神様に感謝。めぐろパーシモンホールという決して大きくはない会場でしたが、会場の大きさは大して問題にはならないと思います。大切なのは、どれだけ心が震えたか。そういう意味では、私が参加した色々なミュージシャンのライブも含め、ベストライブの1つ(今日のテンションで言ってしまえば、間違いなくNo.1)だったと思います。
ヤギシオリが卒業するからこそ、「1曲でも多く私たちのパフォーマンスを!」ということで取り立てたMC無しで音楽を奏で続けたこのライブは、本当に伝説として残ると思います。MC無しなんて言うと「体力が凄い!」みたいな話で終わってしまいそうですが、私が言いたいことはそういうんじゃありません。これは本当に人類の重要なアーカイブとして残していく価値があるものなのです。リトキャメの4人が揃っていたこの事実を後世にまで語り継ぎ、そのたった2回(計4公演)のうちの最後のライブに立ち会うことができた自分の幸運を祝福したいと思います。
最後に、vol.1の記事のリンクも貼っておきます。
ヤギシオリの卒業が悔やまれます。それと同じくらいかそれ以上に、4人のリトキャメという奇跡がここで一旦終幕となることもまた強く悔やまれます。ですが、新しい道を行くヤギシオリも応援していますし、3人になるリトキャメも変わらず応援していこうと思います。儚くも気高い奇跡を見せてくれてありがとう!リトキャメ最高!