霏々

音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.80

適応障害と診断されて790日目(2022年12月13日)にこの記事を書いています。今日は午前中に雨が降っていて、染み入るような冬の寒さでしたね。私は故郷が日本海側の雪国なので、今日のような氷がじんわりと溶けていったような湿り気のある寒さはなんだか懐かしい感じがしました。

 

前回

eishiminato.hatenablog.com

 

前回動画 vol.79

youtu.be

 

前回は転院やカウンセリングを機に、双極性障害発達障害という両軸で今後の自分の在り方を考えていこうという話をしました。色々と気をつけるべきこと、より安心して生きていくためにどのような工夫ができるかを主にカウンセラーから教えていただきました。

特にブレインストーミング的なタスク管理というのが自分にハマりそうだというのは大きな発見でした。前回記事にも書いた内容ですが、私はADHD的な傾向が強いようなので、それを補うことが重要そうな気がしています。

例えば、色々なタスクがあるのに、1つのことを始めてしまうとそれを必要以上に深掘りしてしまいがちです。これだけ見るとASD的な傾向なのかもしれないですが、私はおそらく1つのことに手を付けると、「あれも大丈夫か?」「これも大丈夫か?」と色々な懸念事項が生まれて、思考が散らかっていき、うまく集中できなくなってくるというADHD的な傾向があるようなのです。しかも、その間にも頭の隅っこには手を付けられていない複数のタスクがぐるぐると不安感を煽っており、気がつけば「やばいやばいやばい」で頭がいっぱいになってしまうのです。

これを防ぐためには、色々あるタスクをとりあえず書き出すこと。そして、タスクに取り掛かる前に、おおよそのゴール地点を描いておくこと。これをまずはブレインストーミング的に「タスクを見える化=未知のものに対する漠然とした不安感を消すこと」、「検討を最小限にし、低めの完成度をゴールにする=1つのタスクで芋づる式に検討事項を増やし、あれもこれも状態にならない」という形で意識することにしました。

 

今回動画 vol.80

youtu.be

 

というわけで、そんな双極性障害発達障害という前提をもとに、色々と日々の行動に配慮した2週間程度について、動画ではお話しています。

結果から言えば、「割と順調」。という感じですかね。とにかく、自分の状態を常に省みる努力が重要のようです。双極性障害を気にして、「今はテンション上がってない?」「いけいけ!やれやれ!と過集中していない?」と1日の中で何度も細かく振り返っています。また、私はストレスがかかると多動症(結構、意味もなく席から立ち上がってトイレに行ったり、ロッカーに向かったりしてしまいがち)の傾向が強く出ることがわかってきたので、それを1つ心身のバロメーターにしています。特に状況が散らかっていると多動症的になってしまうので、そういうときは一旦やるべきことを整理したり、限定したりするようにしています。そして、私の疲れやすい原因としては、多動症の傾向をカバーし過ぎようとするところにあると考えられるので、「相手の心情を気にし過ぎていないか?(無意識のうちにASD的な部分を隠そうとしているので、相手は相手だからそこまで気にする必要はないと割り切る)」、「ミスや失敗を恐れ過ぎていないか?(注意欠如によるミスを恐れ過ぎているので、指摘やアドバイスを受ける覚悟で書類等のチェックをお願いする)」ということを思い返すようにしています。

最初のうちは1日のうちで何十回と、自分の状態を確認するようにしていました。しかしそれも3, 4日もすると、割と自動にできるようになってきて、意識しないうちから「あ、いま多動症出かけてるな」、「あ、いま不安や恐怖に支配されてるな」とわかるようになってきました。まだまだ完璧でなく、時々忘れて体調が悪くなってから気づくこともありましたが、こういうトライ&エラーを繰り返していくことで、より生きやすくなっていくのだろうと思います。

というわけで、また動画投稿から日が経ちましたが、こちらのブログ記事も投稿させていただきました。しばらくこんな感じで続けていこうと思いますので、よろしくお願い致します。