霏々

音楽や小説など

映画「あの頃。」感想 ~絶対に「恋ING」を聴きたくなる~

映画の感想を書くのは初めてになりますね。

映画もまぁそれなりに好きである方だとは自覚しているのですが、なかなかちゃんとレビューができるほどには知識や技術が追い付いてはいないので、単に感想として記録に止めておこうと思います。

 

 

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映画「あの頃。」

 

ざっくり感想

本ブログでも沢山取り上げさせていただいているように、私はハロプロのファン、つまりハロヲタです。

本作「あの頃。」はハロヲタでもある劒樹人さんが自叙伝コミックエッセイとして出版された「あの頃。男子かしまし物語」を原作とした映画となっております。私は申し訳ないことに原作を読んでいません。存在は何年も前から知っていたのですが、買おう買おうと思いながらもずっと先送りにしてしまっていました。

調べればどこにでも書いてありますが、一応ざっくりと概要を話しておくと、上記の写真のようにハロプロというアイドル集団を介して仲良くなった大人の青春物語みたいなものです。ハロヲタあるあるも随所にちりばめられていますし、ハロヲタである私からすると映画館で自分の趣味が大スクリーンに映し出されているという状況は、どこか渋谷のスクランブル交差点で服を脱いでいるかのような恥ずかしささえ感じました。「ヲタクってこんなもんっしょ?」みたいな妥協や軽薄さや一歩引いたような感じも無く、ヲタクの熱量そのままに映像の中に収めてくださっているので、素直に楽しむことができました。

が、しかしながら、あくまで「ハロプロ」というのは導入にしか過ぎません。私が贔屓にしているYouTubeチャンネルである「おませちゃんブラザーズ」でもさっそく紹介されていましたが、とても良い表現をしてくださっています。

シンクロ知らなくても、ウォーターボーイズって面白かったじゃん。 

そう、まさにその通りだと思いました。「ハロプロわからん」という人にも十分楽しんでもらえる内容だと思います。

 

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基本的に私が映画に対して抱いた感想と言うのはこの動画の中でほぼ語られているので、このブログを読むよりかはこちらの動画を観ていただいた方が早いと思います。

※こちらの動画は途中からネタバレもありますが、動画中でちゃんと時間を取ってネタバレゾーンに移行してくださっているので、安心して観ていただけます。

下ネタなども多く、所謂「男子高生ノリ」みたいなものが終始面白いです。主人公であり、語り部でもある劒樹人(役者:松坂桃李)も物語の主軸にはいますが、どちらかと言うと、コズミン(役者:仲野太賀)というキャラクターの憎めない愛らしさのようなものが物語の中で輝いています。

 

ここからがっつりネタバレになります。

 

物語は音楽で食べていくことを目標にしながらもうだつの上がらない日々を過ごす劒樹人(原作者)さんが主人公となっています。大阪で暮らし、バンド活動をしながらも、バイトばかりしていてバンドメンバーからは「バイトする時間があったらもっと練習しろ」と怒鳴られ今日も力無く帰宅。虚ろな想いで過ごしていると、ポストには友人から松浦亜弥のMV集DVDが突っ込まれています。「パチンコめっちゃ勝ったわ。これでも観て元気出せ」。コンビニで買って来た弁当を食べながら、何の気なしにDVDを観始め、「♡桃色片想い♡」のMVがブラウン管に映し出されます。そして、自然と涙が零れ落ちて来る…

そんな導入がありながら、松浦亜弥のCDを買いに行った小さなCDショップで、そこの店長から「ハロプロのイベントやってるから良かったら来てよ」と1枚のチラシを渡されます。何気なく訪れた非公式なトークイベント。そこでは同じようにハロプロに救われ、そこに日々の生きがいを見出している人たちの真剣でありながらも、くだらなくて楽し気なお喋りが繰り広げられています。

 

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ちょっと雰囲気は違いますし、作中のトークイベントはアイドルさんの出演は無しのものになりますが、ざっとこんな感じの奴です。

※この「アイドル三十六房」という企画は、何年も前からやっており、ハロプロメンバー出演の回もあったり、本映画原作者の劒さんの出演回もあります。2015年3月18日の回ですが、劒さんが喋っているのはここで初めて拝見しました。終始申し訳なさそうにしているのが、とても印象的でした。今はZOCで活躍中の福田花音(現: 巫まろ)さんも共演しており、たぶん探せばどこかに動画が残っているはずです。非公式の動画なのでリンクを貼るのは控えさせていただきますね。ただハロヲタにとってはめちゃくちゃ面白いのでぜひ観ていただきたいですね。

 

…と、振り返りのために動画を観直していたら、かなり時間が過ぎてしまっていました。金朋が歌っている”さっぱりスイーツ”って何なんでしょうね?

 

そして、そのトークイベントの主催者たちとも仲良くなり、劒さん自身も主催者側としてイベントに出るようになります。イベントだけでなく、6人が集まって狭い部屋の中でライブ映像を観たり、一緒に銭湯に行ったり、そういう日常の場面もとてもイキイキとしていて、普段は皆生きることに苦労していながらも、とても明るく生きている姿が愛おしいです。

作中には先頭の脱衣所の中の何気ない会話で、「学生時代が1番良かったみたいに言うやつがいるけど、おれは今が1番楽しいね」というセリフが出てきます。おませちゃんブラザーズの動画でも語られていますが、これがこの映画の本質なんですよね。

ストーリーが展開していく中で、劒さん自身の淡い恋心が叶わなかったり、将来に対する不安が湧き上がったり、あややの握手会に当選したけどどうしよう…と取り乱したり、そんな色々なことが起こります。また、仲間うちで女の子の奪い合いがあったり、ネットストーキングみたいなことがあったり、大阪から東京に引っ越して仲間の繋がりが少し疎遠になったり、終いには仲間の1人が癌に侵されたり、とにかく色々なことがあるんですよ。

そしてその色んな事件の中心にいるのが、だいたい仲野太賀さん演じる「コズミン」というキャラクターです。「ネット弁慶」を自称し、めちゃくちゃ自分勝手で性欲に忠実で、まぁ酷い人間だと作中でも何度も言われるのですが、そのクズさ加減が素晴らしくどうしてか憎めないんですよね。そんな彼のおかげで、1つひとつの事件があまりシリアスになり過ぎず、気がつけばどうしてか笑えて来る。「おもろいやん」という魔法の一言でどんなことも前向きに受け止めて、そして生きていく。そこには当然ほろ苦い感じもあるんです。ちょっぴり胸が締め付けられもするんです。でも、アイドルの卒業コンサートのように、「良い卒業式だった」と泣きながら笑ってみる…みたいなそういうぐしゃぐしゃとした感情を抱えながら、そうは言ってもやっぱり今が最高!と言っていくその姿がまさに、「アイドル」という題材ととてもマッチしているんです。

 

アイドル、特にハロプロは卒業加入のあるグループが多く、また解散や活動停止、新グループ結成などもあり、通称「ハロマゲドン」と呼ばれるような大転換の歴史もあります。先日もハロプロの最終兵器と呼ばれていた宮本佳林ちゃんの卒業があったり、佳林ちゃんと同じグループで盟友であった高木紗友希ちゃんが週刊誌による報道を期に急な卒業が決まったり、アイドルを応援していると色々なことがあります。

でも、ハロプロのアイドルはよく「昔も良かったけど、今の私たちが1番!」と常に今が最高という考え方で活動をしてくれています。これって単純にアイドルの理念としてそうなのかもしれないですが、生き方としても本当に素敵なことだと思います。

舞台が大阪ということもあって、「おもろいやん」というのが合言葉みたいになって、とにかくどんなしょーもないことも、悲しいことも、怒り狂うことも笑いに変えていくというのが、とても泥臭くてそれでいて尊いと感じさせてくれる映画です。

 

ほぼラストのシーンでは、劒さんが「今のハロプロも相変わらず最高だよ」と言い、道重さゆみさんの名言や新グループであるところのBEYOOOOONDSの話を持ち出し、それに対してコズミンが「そんなこと言われたら俺も行きたくなるやろ」という会話がありました。なんだかんだ言って、このシーンが私は1番好きだったかもしれません。

 

そして、名場面と言うと、何よりもこの映画の中でハイライトとなっているのはモーニング娘。恋INGという曲です。

 

note.tsunku.net

 

2003年発売の「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」のカップリング曲ですが、世間的に知名度は低いもののハロヲタの中では根強い人気のある曲です。「パンが一つならわけわけね」という歌詞はみんな大好き。残念ながら公式動画の中には無いのでリンクを貼ることはできませんが、ぜひ各々で聴いていただきたいです。

私は2009年のよみうりランドで披露された所謂プラチナ期と呼ばれるメンバーたちでの「恋ING」が非常に記憶に残っています。このコンサートはたしかカップリング曲の中からファン投票によって演目が決められたものだったと思います。カップリング集の発売に伴ってのイベントだったわけです。そして、その中でも断トツの1位だったのが、この「恋ING」です。イベントの最後の曲でした。

ハロプロの楽曲には世界や地球規模の愛や平和を歌い上げるような楽曲がたくさんあり、そういった楽曲もまた今回の映画の内容とマッチする部分はあったと思います。例えば、有名どころで言えば「LOVEマシーン」とかでしょうし、とびっきりの人生肯定賛歌としては「でっかい宇宙に愛がある」とかが上がるでしょう。しかしながら、劒さんたちトークイベントのメンバーが「恋愛研究会。」という名前でバンドを作り、そこで決して上手いとは言い難いクオリティの演奏で披露したのがこの「恋ING」でした。この「恋ING」は幸福感に満ちた曲ではあるのですが、どちらかと言えば、愛し合っている2人の小さく幸せな気持ちを歌う曲になっています。そんな「恋ING」は、小さな1人の人間に過ぎない主人公やヲタクたちの気持ちに寄り添ってくれるような楽曲であり、おっさんたちが原曲キーで歌おうと奮闘する様は、まさに我々ハロヲタの姿そのものと言えるかもしれません。

最初に勢いだけでイベントで熱唱する場面は、面白おかしく、そして「わかるー!盛り上がるー!」となります。また、終盤でもう一度メンバーが集まって歌う場面は超絶エモくてめっちゃ泣けます。そして最後の場面、そしてエンドロールではちゃんとモーニング娘。が歌っている音源が流され、ここではもう切なさとともに涙が出てきます。どう言葉にすれば良いかわかりませんが、「幸せってなんだろう。でも、今が幸せなんだよな」と思わされます。

こればかりは映画を観て欲しいので明言しませんが、1回目の「恋ING」は言わば合唱コンクールで歌う「旅立ちの日に」で、2回目の「恋ING」は卒業式で歌う「旅立ちの日に」。そして、最後の「恋ING」は………って感じです。意味わからなくてすみません。でも、映画を観た人だったら絶対わかるはず…!

 

というわけで、アイドルを真剣に応援している人なら誰にでも刺さるでしょうし、特に部活などに打ち込んだ経験のある男子なら共感できるところも沢山あります。そして、今が楽しくない人も、今が楽しいという人にも絶対に楽しんでもらえる映画が、この「あの頃。」だと思いました。

 

私と劒樹人さん

ここは完全に蛇足になります。が、せっかくこうして記事にするのですから、ちょっとは私らしい趣向も織り交ぜていこうと思います。

 

まずは私とハロプロについてお話します。

私は2008年頃(楽曲で言うとモー娘。「リゾナントブルー」あたり)からのファンなので、本映画の導入部にあたる2003年頃(モー娘。6期加入あたり)の状況などはよくわかっていない部分もあります。また、その頃には主人公であるところの劒さんに大きな影響を与えた松浦亜弥さんも世間的には最盛期を過ぎており、ハロプロ卒業間近という感じでしたね。

ですが、ハロプロメンバーたちがその後もずっと先輩たちの楽曲を歌い繋いできてくれたので、当然のことながら劇中に用いられていた様々な楽曲は知っていましたし、私が経験できなかった当時の熱量なども映画を通して感じることができ、とても充実した内容でした。特に、石川梨華さんの卒コンの映像がそのまま使われていたり、卒業発表のラジオ音源も当時のリアルのものが使われていたり、とその辺りのこだわりも凄かったです。

唯一、リアルではなかったのが、松浦亜弥さんとの握手シーンにおける「松浦亜弥」です。こちらは現ハロプロ所属グループであるBEYOOOOONDSから「山﨑夢羽(ゆはね)」ちゃんが松浦亜弥役として大抜擢されています。BEYOOOOONDSとしてのデビュー前から「松浦亜弥の再来」と言われるほどに才能溢れる子で、個人的にはビジュアル面だけでなく、歌唱の中に独特の「節」があり、そこが「松浦亜弥の再来」と言われる所以かなと思っております。天性のものを感じさせるリズムやピッチ、そしてアクセント。人格的な部分では夢羽ちゃんはもともとかなりの引っ込み思案ということもあり、ちょっぴり松浦亜弥さんとは違うのですが、溢れ出るアイドルオーラはハンパないものがあります。

少し話が逸れましたが、そんな感じで私はおよそ13年間くらいハロヲタをやっているわけです。が、ハロプロとは関係のないところで、原作者の劒さんともちょくちょく接点がありました。もちろんご本人と繋がりがあるわけではなく、単に私が触れるものの中に劒さんが関わっているものがいくつかあったということです。

 

まずは「ミドリ」というバンドについて。ボーカルの後藤まりこさんのエキセントリックなパフォーマンスが注目を浴び、私も後追いで好きになったのですが、なんとこの「ミドリ」の1stミニアルバムである「ファースト」時代にベースをしていたのが劒さんだったんですね。後に劒さんを個人で知るまでは気にしたことがありませんでしたが、知った時は「え!?ミドリのベースってマジ!?」と驚愕したことを覚えています。

この「ファースト」というアルバムは2005年に発売されているのですが、超名盤で今でもたまに聴き返し衝撃を受けています。特に1曲目の「わっしょい。」なんか後藤まりこさんのデスボイスがエグ過ぎて、初めて聴く人は衝撃を受けること間違いないです。そう言えば、この「わっしょい。」にも「。」がついているんですね。「モーニング娘。」、そして劒さんがハロヲタ仲間と作った「恋愛研究会。」にも「。」があり、当然「あの頃。」にも。

また「ファースト」には「ロマンティック夏モード」という楽曲も収録されており、これもタイトルだけ見れば「ロマンティック浮かれモード」のオマージュですよね。

 

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「ミドリ」の映像や音楽は色々と残っているのですが、公式で観られるものはないので、ここではバンド「ミドリ」の中枢であった後藤まりこさんに関する動画のリンクを貼っておきます。この映像だけでも、まぁ、「後藤まりこ」っていうものがちょっとはわかると思います。これにプログレ・パンク・メタル・ジャズ・民謡的な要素を加えていけば「ミドリ」のイメージになると思います。もうわけわからんじょうたいですね。

ちなみに劒樹人さん自身のWikipediaによると、「ミドリ」のメジャーデビュー直前に劒さんが失踪して東京に行ったと書いてあります。その辺の情報と合わせて見ると、映画もより面白く観られるかもしれません。実際に映画でも大阪を離れて東京に行くシーンがあり、その状況は仲間内から見てもちょっと心配になる感じだったようです。映画を観ているときは理由がわかりませんでしたが、注目を浴び始めた「ミドリ」の脱退という事件がそこにあったのだと思うと、東京のライブハウスでローディをしながら「今が1番楽しいですよ」とほほ笑む劒さんの微妙な心情を少しは理解できた気がします。

 

そして、「あらかじめ決められた恋人たち」というバンドのベースとしても劒さんは活躍しています。

 

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※劒樹人さんのベーシスト姿も観ることができます!カッコイイ!

この頂フェスの動画で好きになりました。鍵盤ハーモニカに、テルミンといった変わり種の楽器が使われており、非常にユニークなバンドですが、その音楽性自体は「ミドリ」に比べればもうちょっと整理されており、ポップであるとも思います。

やっぱりこの映像見る度に「頂フェス」に行きたくなります。未だにフェス処女なので、いつか行ってみたいですね。フェスに連れていってくれるお友達が欲しい… 

残念ながらこの動画を知り、「あら恋」に興味を持ち始めた当時はなかなかお金もなく、近くのTSUTAYAには「ブレ」というアルバムしか置いておらず、現在私のiPodにはその「ブレ」1枚分のデータしか入っておりません。8曲目の「20分の雨」という曲が好きで、当時から今に至るまでずっと聴いていますね。

ちなみに時系列的にはこの頂フェスの直前くらいに「あの頃。男子かしまし物語」の出版にこぎつけているようです。あと、今さらですが「男子かしまし物語」というのは、モーニング娘。の「女子かしまし物語」という楽曲のオマージュになりますね。本当に今さらですが。

 

神聖かまってちゃん」のマネージャーとしても名を馳せていたそうですが、残念ながら私は「神聖かまってちゃん」を通っていないんですよね…妹が好きで、いつだったかのライブでの子さんがライブ中に脱ぎ捨てたTシャツを手に入れて来て、たいそう喜んでいましたが。

そして、「バンドじゃないもん!」も当然知ってはいますが、通って来ていないんです。本当にすみません。

でも、「神聖かまってちゃん」も「バンドじゃないもん!」も常に私の活動している界隈にはいて、手を伸ばせば届く範囲であることは間違いありません。もう少し私の出不精が治れば良いんですけどね。

 

あとは当然ですが、ハロヲタとしての認識が強いです。劒さんの書くコミックエッセイはブログなどでよく拝見していましたし、奥様が犬山紙子さんということで度々話題にも上がってきますよね。そして、前述の通り、2015年のアイドル三十六房でその人となりを初めてちゃんと認識したように思います。

 

そんな感じで、実は私の生活の結構近いところにいたのが、劒樹人さんという方でした。なので、「夢羽ちゃんが映画に出るだって!?」とか「ハロプロが題材の映画なの!?」とかもありましたが、映画館嫌いの私が1人で映画を見に行くと決心したのは「劒樹人さん原作」というのが1番の大きな理由でした。ハロヲタとして「同志!」と思えるような作品を作ってくださって、ありがとうございました。

 

最後に…

1人で映画館に行くなんて、いつぶりだろう…?

ジブリの「風立ちぬ」以来かな? なんか昔にも同じようなことを言った記憶があるので、もしかしたら他にも言っているのかもしれませんが、「映画館で映画観るなんて『風立ちぬ』以来だよ~」というセリフだったかもしれません。

また適応障害ブログの方でも書きますが、この日はとても充実した1日でした。病院行って、大好きなラーメンを食べに行って、日用品を買って、映画観て、床屋に行って…ちゃんと計画的に休日を過ごせているのが嬉しいです。

そして、繰り返しになりますが、「今が1番最高!」って非常に素敵ですね。病気になるまでは、「今が1番最低」を更新し続けようと躍起になっていましたが、今は少しずつ改心できているような気がします。でも、もう少し体調が戻って、普通に生活できるようになって来たら、これまでの自分と新しい自分を戦わせて、より正しい理解を追い求めたいなぁとも最近は考えています。

が、今はあまり何も考えないようにしておきます。少なくとも答えを先延ばしにするだけの余裕はあります。