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音楽や小説など

「M-line Special 2021 ~Make a Wish!~ 2021.2.13 中野サンプラザ公演」ライブレポート

ライブに参戦してきたので簡単にレポートを残しておきたいと思います。

出演者は、道重さゆみPINK CRES.夏焼雅小林ひかる、二瓶有伽)、工藤遥宮本佳林の計6名でした。

先に断っておきますが、お目当ては宮本佳林ちゃんでした。が、モー娘。は「リゾナントブルー」辺りから好きになっているので、もちろん道重さゆみさんも、工藤遥ちゃんも楽しみでした。Berryz工房は活動停止の2,3年前から見るようになっていたので、夏焼雅ちゃんを見れるのも嬉しいものですね。PINK CRES.としての活動はあまりちゃんと追えていなかったので、小林ひかるちゃんと二瓶有伽ちゃんの2人は存在こそ知っていましたが、ほとんど初めましてな感じでした。

 

 

◆ セットリスト

1.Fantasyが始まる(全員)

2.世の中薔薇色(全員)

ー MC1(オープニング、宮本・夏焼あいさつ)

3.好きすぎて バカみたい(道重、夏焼、小林、二瓶)

4.LOVE涙色(道重、夏焼、小林、二瓶)

5.ブギートレイン(工藤、宮本)

ー MC2(工藤、宮本)

6.若者ブランド(宮本)

7.氷点下(宮本)

8.バイトがある(工藤) ※新曲

9.そう言ってくれたでしょ?(工藤)

10.記憶の迷路(小林、二瓶)

11.キレイ・カワイ・ミライ(PINK CRES.

12.TOUGH GIRL(PINK CRES.

13.曲名不明(道重)

14.OK!生きまくっちゃえ(道重)

15.I&YOU&I&YOU&I(道重、夏焼、工藤、宮本、今年から始めたこと)

― MC3(道重、夏焼、工藤、宮本)

16.チョコレート魂(全員)

17.付き合ってるのに片想い(全員)

18.みかん(全員)

― MC4(全員から一言ずつ)

19.青空がいつまでも続くような未来であれ(全員)

 

ごめんなさい。13曲目の道重さんのソロ曲だけ調べても曲名が分かりませんでした。「こっち向いて、向かないで、って言われてもこっち見て~♪」みたいな歌詞の曲です。結構BPMは早めで、とても道重さんっぽいしゃくり上げが特徴的で可愛らしい楽曲でした。

 

◆ 全体的な感想

曲がりなりにもハロプロを長年好きでいたので、これだけハロプロ楽曲が多いと普通に盛り上がれました。もちろん声援はNGですが。

ただ途中で各ソロ曲があるので、初めて聴く曲もたくさんです。工藤遥ちゃんがソロで曲作ってたんだ~とか私は初めて知りましたし、PINK CRES.もちょっと聴いたことはあってもしっかり聴くのは初めてで、小林ひかるちゃんと二瓶有伽ちゃんの雰囲気も何となく把握できました。そして、居住地の問題や学生時代の金銭的な問題、それからアイドルライブに対する免疫の低さなどから、実は道重さゆみさん在籍時はモー娘。のライブに行けたことがなかったので、ライブで道重さんを観るのは初めてだったんですよね。あぁ、そう言えば、工藤遥ちゃんももしかしたら観たことなかったかもしれません。夏焼さんもお初だったかも…なので、何と言うか個人的には時空を超えたような不思議な感覚がするライブでした。ずっと在宅で応援してはいたのでね。

ハロプロ関連…というか、アップフロント関連のライブは佳林ちゃんの卒業コンサート以来だったでしょうか。こんなご時世ですが、こうして音楽を通して、楽しい時間を過ごせるのは素敵なことですね。

そして、意外と女性のお客様が多く、サイリウムの色から何となく良いバランスでそれぞれの推しもばらけているような感じがして、心地良い空間でした。何と言うか、ハロプロを卒業しているメンバーだからこそ、逆にそれぞれがそれぞれの強い愛を持っていることが感じられました。なんかちょっぴり上質な空間だったように思います。

 

◆ 宮本佳林ちゃん

まぁ、今回の私のメインの目的でもあるので、佳林ちゃんから始めていきたいと思います。

まず最初に言わせていただきたいのは、「外ハネ可愛い!」ということですね。衣装は淡いピンクのジャケット風で大人っぽい雰囲気のものと、白ベースに黒のコルセットベルト(って言うんですかね?)でこちらも大人っぽくて素敵でした。そして、何と言っても「華奢ぁ!」と思いました。高いヒールを履いていることもあったのでしょうが、何か骨組みからとてもほっそりとしている印象を受けました。うん、ビジュアルも衰えるところを知らず、良い感じでした。

そして、MC1では佳林ちゃんから意気込み発表があったのですが(おそらく大阪公演では佳林ちゃんは別の組だったため)、Juice=Juice卒業あたりから加速が止まらなくなっている独特な喋り方で、工藤遥ちゃんから「今から落語始めるの?」とツッコまれていました。

また、MC2でも「ブギートレイン」でのパフォーマンスがめちゃくちゃだったことを工藤遥ちゃんから指摘されていました。「サビの歌詞が1個も合ってない」そうです。しかも、場位置も急な変更に対応できず、パフォーマンスに夢中になってしまうとテンションで突き進んでしまう辺りは佳林ちゃんらしいなぁ、と思いました。

アイドルサイボーグで完璧なイメージのある佳林ちゃんですが、卒業してからのブログでは「ハモり」や「フォーメーション」が苦手なことを再三暴露していますし、初のソロツアーでは初めてやる楽曲の歌詞がスクリーンの字幕と全然違うことになっていたり、と意外とお茶目なところもあるのです。でも、傍目にはそういうミスって意外とわからないんですよね。ミスをミスと思わせないところもまた佳林ちゃんらしい、素晴らしいところです。何よりもウキウキとパフォーマンスを楽しんでいる姿は見ていてやっぱり癒されますね。

ソロ曲の「若者ブランド」では、もう最初の一声から会場を宮本佳林色に染めていました。流石の持ち歌クオリティです。あのクリスタルボイスは、本当に稀有なものだと改めて思わされます。柔らかく、温かく、本当に天使のような歌声です。「若者ブランド」は結構高音のファルセットがキツかったり、低いところも佳林ちゃんの音域ギリギリなのでちょっと大変そうでもありましたね。

続いてみんな大好き「氷点下」ですが、今回も圧巻のパフォーマンスでした。激しめの「若者ブランド」のアウトロから、「氷点下」のイントロに切り替わる瞬間に、佳林ちゃんも一瞬で役を入れ替える感じがあり、やはり凄まじいパフォーマーだな、と。全体的に音数が少ない楽曲なので、吐息までがよく響き渡り、佳林ちゃんの歌声を堪能できました。毎回ちょっとずつ表現の仕方を変えているそうですが、今回はちょっと「恨めしい」感じがあった気がしますね。卒業前のハロコンのパフォーマンスでは、離れていく相手に対して、悲しみがありながらも笑顔で背中を見送ろうとする雰囲気があったと思います。しかし、今回はちょっと強めに「別れるなんて嫌だよ」という感情が乗っていると思わされました。まぁ、主に最後の「でも」の部分の解釈になるんですが。

そんなソロ曲はもちろん最高の出来でしたが、全体を通して楽しそうに踊っているのが印象的でした。工藤遥ちゃんとの「ブギートレイン」では沢山パートがあったので、音を楽しみながら歌っている雰囲気がありましたが、複数人曲ではやっぱり出番が少ないこともあり、歌で見せ場を作るというよりは、ダンスを一生懸命やっているイメージでしたね。道重さんやPINK CRES.さんたちお姉さま方に囲まれると、その華奢さも相まって一段と幼さが際立ちますね。でも、ダンスはキレキレで、それでいて繊細でした。さすがはハロプロ最終兵器と呼ばれてきただけあるなぁ、という感じです。

最後のMCでは、卒業してからこんなにすぐ中野サンプラザに帰って来れるなんて嬉しい!と言っていました。私もこんなに短いスパンで佳林ちゃんのパフォーマンスが見られて嬉しいです。そして、「今後の各地のライブにも悉く私はいますので」と笑いを取ったりもしていました。「ど、どの~M Lineん~Specialぅ~に行ってもぉ~、あ、あいついるなぁ。みたいな感じになるかもしれませんけれど」という喋り方がやっぱりヲタク味があって、良いですね。最後には道重さんの可愛さを褒めたたえ、気持ち悪さをちゃんと発揮していました。

道重さんのターンでは「道重さんが可愛すぎちゃったのがイケナイかもしれないですね」と中腰で会話を返し、道重さんからは「そう? じゃあ、罪だね」と軽くあしらわれている感じも、2人のらしさが出ていて面白かったです。

と、そんな感じで、佳林ちゃんはちょっと長めに書かせていただきました。

 

◆ PINK CRES.

雅ちゃんはさすがのスキルでしたね。もうリズムもピッチも完璧で、本当に天性のものを感じます。あれだけ才能があるのに、それを押しつけがましく感じさせず、さらっとやり切ってしまうところにはカリスマ性すら感じます。声量や声質などで言えば、小林ひかるちゃんや二瓶有伽ちゃんの方が個性を感じるのですが、やっぱり雅ちゃんの安定感が主軸にあるからこその、PINK CRES.なんだなと思わされました。

小林ひかるちゃんと二瓶有伽ちゃんのお2人は、何となく顔と名前は一致するけど…くらいの認知度しかなかったのですが、今回でざっくりとしたお2人の雰囲気を掴むことができました。お洒落なカフェの店員さんっぽい雰囲気で、どちらかと言えば落ち着いていてピッチなども正確なのが小林ひかるちゃんです。そして、バイタリティ溢れるやり手のOLさんみたいな雰囲気で、パワフルな歌声を持つのが二瓶有伽ちゃんですね。ハロプロには無い、大人の魅力を感じるお2人ですが、25,6歳ということで、まだまだお若いです。

どうしてもハロプロ上がりの子たちのファンが多い状況ではあると思うのですが、しっかりPINK CRES.というグループを大事にしてくれていて、ハロプロ楽曲も楽しそうにパフォーマンスしていたのが好印象でした。衣装もあると思うのですが、この2人の雰囲気の振り幅がグループの魅力を高めているように思いますね。特に、二瓶有伽ちゃんの方は2ポーズ目のショートパンツの衣装で、かなり妖艶なお御脚を披露されていて、ちょっと釘付けになってしまいました…なんかごめんなさい。

でも(何が「でも」なのかわかりませんが…というありきたりな文言を添えておきます)、本当に良いバランスのグループだと思いました。やってる楽曲はK-POP的な雰囲気が強いので、方向性ははっきりしていますし、何よりそれぞれベクトルの違ったお洒落さがあるので、本当に見ていて心地良いグループだと思わされました。

 

◆ 工藤遥

女優さんがステージに立っているという気品さを感じました。が、それ以上にくどぅーの素晴らしさを感じたのはやはりMCですね。合いの手をしっかりと入れてくれますし、道重さんと絡んでも良し、佳林ちゃんと絡んでも良し、なのでうまく接着剤的な役割を果たしてくれていました。意外と、道重さんと佳林ちゃんが直接絡むと、何とも言えない緊張感があるのですが、くどぅーがいることで上手く緩衝地帯のようなものが出来上がっているように思いました。

パフォーマンスでは、特にソロ曲が良かったですね。ハイトーンのところは大変なのかなぁと感じる場面もあったものの、ロートーンのところではめちゃくちゃ素敵なハスキーボイスで良い味を出していました。「これこれぇ!」となってしまいますね。なんか貫禄すら感じました。本当に良い個性を持っていますね。女優の伊藤沙莉さんが何か気になるのも、くどぅーのせいなのかなとこの日に思い至りました。

新曲の「バイトがある」は何となくaikoっぽさのある曲で、めちゃくちゃ難易度が高いのが伝わってきました。でも、ちょっぴり切なく、センチメンタルな夕焼けを感じさせるバラードで、その世界観をしっかり伝えられるのはさすがですね。

ぜひ、これからも色んな場所で披露して欲しいと思いました。

 

◆ 道重さゆみ

不肖ながら、私、道重さゆみという人間を侮っておりました。いや、まぁ、伝説的なアイドルであるということは知っておりましたし、まず基本的事項として人間的にめちゃくちゃ尊敬しているというところはあります。ですが、パフォーマンスに関しては生で観たことがなかったので、勝手に「さゆみんらしさで成立している人なんだなぁ」くらいに思っていました。

が、今回のコンサートで認識が一新されました。

道重さゆみ、やっぱめちゃくちゃ凄かったんだ、と思わされましたね。

正直佳林ちゃん目当てで行ったコンサートではありましたが、不思議と佳林ちゃんと並んでいても道重さんに目を惹かれるところが多かったです。もうずっと映像で観ていたあの「道重さゆみ感」を一瞬一瞬でビシビシと感じるんですよ。

サイドステップ1つをとっても、みな個性があり、佳林ちゃんは昭和アイドルっぽいお淑やかさがあり、工藤遥ちゃんはちょっとだけ荒いカッコ良さがあり、雅ちゃんは天性の音感がありという感じで、これまでのハロプロ活動を通してのイメージ通りなんですが、道重さんに関してはもう本当に「道重さゆみ」なんですよ。サイドステップ1つをとっても。特に、「みかん」のサビなどで見るあの腰を落として、拳を握りしめる感じなんかは「あぁ!道重さゆみだ!」と思わされました。

中高生くらいから映像だけで観ていたので、それが生で観られたという感動も相まって、何だかとてつもない感情にされました。

高いポニーテールが跳ねる感じ、立ち姿のシルエット、もう全てが完璧なる道重さゆみでしたね。これが伝説のアイドルというヤツなんでしょうね。

 

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道重さゆみシルエット

うん、あまり上手く書けませんでしたが、まぁ、要するに「ほら!シルエットだけでもさゆみんだってわかるでしょ!」というのをやってみたかったわけですね。見事失敗して撃沈ですが…笑。ちなみに、これは「シャバダバ ドゥ~」のラストカットです。髪型は変えています。

描いてみて気づいたのは、腰の感じですね。このアニメみたいな腰まわりのうねりが道重さゆみらしさを強く表していると思います。そして、極端な内股気味の脚とか。これがサイドステップしながらも基本的には維持されているんですよ。

ちなみに話は変わりますが、私は「レモン色とミルクティー」の田中れいなさんの腰使いがたまりません。ありがとうございます。

道重さんに話を戻すと、そんなシルエットだけでなく、歌声にも本当に特徴がありますよね。所謂ディーヴァという歌の上手さではなく、いつだったか佐藤優樹ちゃんが言っていたように、しゃくり上げが本当に「きゅるん」としていて素晴らしかったです。あとは、モー娘。で鍛えられたのか、リズム感が凄いです。音程よりは声音とそのリズム感で聴かせます。特にソロ曲は圧巻でした。ある意味ラップやHip-Hopに近いと言えるんでしょうか。早口っぽいところも乱れずに、きちっとリズムが生きているので、聴いていて心を揺さぶられました。

 

そして、言わずもがな、そのトーク力が素晴らしい。

特にMC3では、「今年から始めたこと」というテーマで、「白湯を飲み始めた」という雅ちゃんに対して、「さゆ?さゆ?」と絡んでいき、上手に相槌を打ちながら盛り上げながらトークを回していました。工藤遥ちゃんとの絡みはその中でも安定感抜群でしたね。佳林ちゃんは相変わらず、「今日も可愛いっすね」と微妙な絡み方をしていきましたが、上手く聞き出してあげていました。ありがとうございます。

雑誌の表紙を飾るにあたって、ブロッコリーと鶏肉ばっかり食べていて、その2種類だけの料理レパートリーがめちゃくちゃ増えたというストイックな話も披露していました。

本当に素敵な人です。

 

◆ 道重さゆみ宮本佳林

どちらもアイドル史では歴史的な人物だと思いますが、今回のコンサートではこの2ショットが観られたのが何よりも私にとっては価値のあることでした。

舞台「おじぎでシェイプアップ」で共演したのはもう12年もだったんですね。あの時はどちらかと言えば、さゆみんの方が佳林ちゃんを愛でていた気がしますが、今は佳林ちゃんの方がさゆみんを愛でていて、そんな変化が観られたのも何だか感慨深かったです。

今では2人ともハロプロの歴史の中でも「アイドルらしいアイドルと言えば」という代表格だと思いますが、今回同じステージに立っているのを観て、やっぱりベクトルは違うなぁということを感じましたね。そして、これまでの私のイメージがちょっとだけ覆りました。

どちらかと言えば、道重さんの方が好きがあるパフォーマンスをしていて、佳林ちゃんの方が完璧さを求めているという印象がありました。しかしながら、何となく一概にそうとは言い切れない部分があるし、むしろ逆なんじゃないかなぁと感じたりもしましたね。

というか、道重さんが異次元過ぎるんですよね。

道重さんは確かに一般的に見れば…つまり、何かのコンクールであれば、道重さんの歌やダンスはなかなか上位に入賞しにくいものだとは思うのです。そういう意味では、やはり佳林ちゃんの方がコンクールでも評価されるパフォーマンス能力があると思います。でも、アイドルとしての完成度で言えば、道重さんのレベルが異常であることを感じずにはいられません。

例えば道重さんは「付き合ってるのに片想い」の脚パカパカのダンスを誰よりも大きくやっていましたし、腰を落とす振りでも誰よりも深く落としており、「ザ・ハロプロ」な表現をしているんですよね。そして、その姿が本当に道重さゆみというブランドを作り上げているように思います。繰り返しますが、サイドステップの「きゅるん」レベルは今回の6人の中では断トツです。そして、それはつまるところ、細部まで全く手を抜いていないということを意味しています。「道重さゆみ」を作るために、ぜんぜん手を抜いていないんです。卒業コンサートで足を攣ってしまい、それがまた感動的なエピソードを生んだりもしていましたが、正直今回のコンサートを観て、「そりゃ足も攣るだろうな」と思うほどに手抜きがありませんでした。でも、おそらくはもともと持っている運動神経だったりが、若干人よりも劣っているからなのか、それだけ完璧なパフォーマンスをしていても、「愛らしさ」が失われていないんです。

隙さえも完璧に作り上げている、という感じでしょうかね。

 

対して佳林ちゃんは同じくアイドルサイボーグと呼ばれるほどの「ザ・アイドル」ですが、パフォーマンスを観ているとわざと隙を作っているんですよね。手を抜くという言い方があまり良くなければ、うまく力を抜いているというんですかね。あえて激しく踊ってみたり、あえて力を抜いてみたり、その時の自分のテンションや楽曲の雰囲気に合わせて器用に魅せ方を変えているのが佳林ちゃんと言えます。もちろん、確固たる自分らしさみたいなものはあるのですが、技術が幅広いだけに、道重さんほどの完成度はないように思います。

お2人とも質の高いパフォーマンスであることは間違いありませんが、道重さんの方が自分の魅せ方を研究し尽くし、そこからブレておらず、佳林ちゃんの方が色々と柔軟にやっている印象がありました。歴代最高のアイドル2人が並んでいるステージを観ながら、そんなことを考えさせられるコンサートでした。

 

なので、工藤遥ちゃんやPINK CRES.ももちろん素晴らしいのですが、コテコテのアイドルが好きな私からしたら、今回のコンサートは結構凄いものだったように思います。

だって、あの道重さゆみとあの宮本佳林がずっと同じステージでパフォーマンスしているんですよ?

普通に考えてとんでもないことだと思いませんか?

 

グループという制約があったあの頃には実現し得なかったステージが観られる、素晴らしいコンサートだと思いました。ハロプロ歴が長く、ハロコンのシャッフルユニットなどでテンションが上がる人はぜひ、M-line Specialのツアーに行ってみて欲しいと思います。

 

◆ 最後に…

注目ポイントが偏ってしまった感は否めませんが、まぁ、今回はそういうコンサートですし、仕方ないかもしれませんね。でも、総じて愛が深まる良いコンサートだったと思います。きっとこれからもっとPINK CRES.工藤遥ちゃんの活動にも気を配ることになると思いますし、昔のライブ映像なども観返したくなりました。

私もまだまだハロヲタとしてはレベルが低いですが、好きな人や好きだった人が出演する回があれば、本当にライブ参戦をオススメします。なんかとても考えさせられますし、深く感じ入るものがあります。

 

話変わって個人的なことですが、書きたいことが一気にやって来て、ちょっと疲れております。同時に会社への復職の兆しも見えてきたところなので、色々と忙しいなぁと感じる週末になりました。

頑張り過ぎずに頑張らなくては…