霏々

音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.45

適応障害と診断されて99日目(1月21日)の朝にこの記事を書き始めています。

 

前回

eishiminato.hatenablog.com

 

ここ3日連続で記事を書いていますが、理由の1つは前回も書いたように「今が変化点である」ということ、それから「この記事の執筆がリハビリの一環となるであろう」ということもあるかもしれません。まぁ、言ってしまえば、朝早く起きる練習をしている最中なのですが、早起きしても職場に行くわけではないので、朝の時間を持て余してしまっているということが理由の1つですね。

 

 

今日は、昨日の話と薬の話をしていこうと思います。

年始に思いっきり体調を崩した時に抗うつ剤を追加されたのですが、その薬について調べるのと、個人的な効果の実感について書き記しておきます。

 

1.適応障害と診断されて98日目~眼鏡をつくる~

前回の記事を投稿した際(昨日のお昼ごろ)、「これから外出して眼鏡をつくろうか」と書きましたが、無事実行できたのでそれについて書きます。

 

前回の記事を投稿した後、まずはお昼ご飯を食べに行きました。久しぶりに松屋です。「ねぎ玉牛丼」を食べました。やっぱり「ねぎ玉牛丼」は美味しいです。

学生時代には歩いて7~8分というところにすき屋があって、贅沢するときは「ねぎ玉牛丼」を注文していました。そもそもすき屋に行くこと自体がちょっとした贅沢ではあったのですが、すき屋に行ったときは大抵「牛皿定食(ごはん大盛)」を頼んでいました。ごはんの大盛が無料でできて、たまご、味噌汁、お新香がついて、たしか450円くらいだった気がします。普通に「牛丼+3点セット」を頼むよりも僅かにコスパが良いという風に学生時代の私は考えていました。「3点セット」だとお新香ではなく、サラダになるのですが、サラダというのは実質キャベツと空気の集合体だから、栄養価的にはお新香の方が良いんじゃないかなどとも考えていましたね。

対して、栄養価的なこと、それから満腹度合のコスパを考えると「ねぎ玉牛丼」は贅沢な一品でした。だって、ねぎの上にたまごを乗せただけで500円はした気がします。それでも青ねぎの辛みとたまごのまろやかさの融合、それから特製の甘辛ダレが相まって、非常に私好みの味だったので、5回に1回くらいは食べてしまっていましたね。

そんな「ねぎ玉牛丼」を食べながら、オリラジ中田敦彦YouTube大学で「進撃の巨人」の解説動画を観ていました。

 

昼食を済ませた後、そのまま駅に向かい、2駅先の大きな商業施設へ。

Zoffで新しい眼鏡をつくることが目的です。徐々に度が合わなくなってきていることは実感していたのですが、適応障害になって暗い部屋の中で動画ばっかり観る生活をしていたせいですっかり眼が悪くなってしまいました。

私はこの適応障害の中で様々な苦しみを味わい、実際に2度ばかり命を失いかけた訳ですが、トータルで考えたときに特段失ったものはないと考えていました。不健康な状態での生活は時間を多く無駄にしているような感じも否めませんが、それでも久しぶりに「仕事」というものから離れ、リラックスした時間を過ごしたり、ずっと離れて暮らしていた家族ともある程度一緒にいる時間を作ったり、なんと言っても多くの学ぶことがありました。やはりルソーの言う通り、「苦難が偉大な教師である」というのは1つの真理ですね。私の場合、それに捉われ過ぎて、自分を10年近くも痛めつけてしまいましたが。

そういう訳で、繰り返しになりますが、トータルで考えれば「失ったものは何もない」という風に思います。しかし、「視力」ばっかりは確実に「失ったもの」でしょうね。昔、DEATH NOTEを読んでいるときに「死神の目」を持つと視力が4.0になるという裏設定があることを知り、それだけでも「死神の目」が欲しくなったことを思い出します。アイドルライブで、双眼鏡無しでも可愛いお顔を堪能できるというのは何とも羨ましいものです。

私の人生観を変える後押しをしてくれた「僕が僕であるためのパラダイムシフト」という漫画では、うつ病克服の過程で、「服装の好みも変えていった」とあります。それまで黒やグレーといった無難な色でコーディネートすることが主人公のスタンスになっていたわけですが、それも一種の自己虐待に繋がる自己暗示であると考えたわけですね。「別に黒やグレーでなくても良いんだ」と考え直し、選択肢の幅を広げることはすなわち「心の自由度向上」に繋がります。私も漫画の主人公のように自分の服装などに一定の制限を持たせていました。「目立たないこと」、「風景に溶け込むこと」です。自然と派手な色の服は避け、暗色のものやシンプルなシルエットのものしか着なくなりました。

しかしながら、病気になって実家で療養しているときに、黄土色のセーターを何となく衝動買いしてしまったんですよね。私的には結構珍しいことだと思います。それを着て大学時代の後輩に会ったときは、「なんか明るい色の服着てたんで安心しました」と少し驚かれるくらいに私の服装は暗色に凝り固まっていたというわけです。言われたときは少し恥ずかしかったですが、今思えば私なりに心が自由度を高めようとしていたのかもしれません。もしかしたら単にもみじ狩りで見たイチョウの美しさに感銘を受けただけかもしれませんが。

と、眼鏡の話から結構離れてしまいましたが、何が言いたいのかというと、結局私が勝ったのはまた黒縁の眼鏡だった、ということです。まぁ、仕事で使うものですし、復職した時に色味のついた眼鏡をしていたら、何か変な印象を与えそうですもんね。これはこれで賢明な選択だったと思います。でも、今度プライベート用の眼鏡を買う時は、ちょっとオシャレなものにも挑戦してみようと思いました。

ちなみに、私は本当に服飾関係のものが苦手でして、買う時は基本的には即決です。迷って2~3分というところですね。それは上述の通り、「目立たないこと」、「風景に溶け込むこと」という最低条件を満たし、かつシルエットがシンプルであることという自分ルールがあるからです。自ずと選択肢は絞られ、買うべきものは決まってきます。CDショップなんかではいくらでも悩んで楽しむことができるんですけどね。服屋さんでは何となく人目が気になるということもありますが。

 

そういうわけで、人目が気になりつつも、条件を満たす黒縁の眼鏡を即決して店員さんに声をかけます。手に持っている眼鏡とそのときかけている眼鏡の違いと言ったら、ツルの太さくらいです。

最初に対応してくれた店員さんはおそらくまだ新入社員の方で、やや接客に慣れておらず、マニュアルをなぞるような印象がありました。スマートな身なりをした店員の中でも、どちらかと言えば私のようにパッとしない理系っぽい感じです。でも、そういう人の方が私は話しかけやすいですし、少なくとも不慣れなりに誠意のある対応をしてくださったので感謝しております。ちょっと挙動不審の私に対しても、椅子を勧めてくれたり、ありがとうございました。なんか椅子に座るタイミングを逃して、受付の前で立ち尽くしたままアプリの設定とかやり出してしまってすみませんでした…

ちなみにちょっとご紹介させていただきますが、今のZoffはLINEで色々と会員情報や眼鏡の完成通知などをしてくれるシステムになっているようで、私が受付の前に陣取って色々と設定していたのはそういうことです。LINEのシステムに変わる前の購入情報などもきちんと保存されており、2018年3月(地元)、2018年10月(地方勤務先)、2020年3月(地元)、2021年1月(現在)という感じでいつ何を購入したかという履歴も自分で確認できます。過去に購入した商品の写真も並んで出て来るのですが、怖ろしいことに全て同じような形…ぱっと見判別できません。今度こそ新しい感じの眼鏡を買おうと思わされます。

そして、今回は久しぶりに視力検査もさせてもらいました。結果的に右目は1段階、左目は2段階+乱視矯正ということで、新しい眼鏡の誕生です。

最初に「オートレフラクトメータ」というあの気球の絵が出て来るやつを案内してくださったのは、また別の男性店員さんで、荷物入れの箱や眼鏡を置く場所、それからアルコール消毒をして良いかなど非常に気配りのできる店員さんでした。背も高く、すらっとしていて、清潔な印象があり、醸し出されるお洒落な雰囲気。何となく眼鏡屋さんって顔採用のイメージがありますよね。いつも爽やかなイケメンと、キュートでちょいお洒落な女子が店内をぐるぐるしているイメージです。何と言うか、そんな中で最初に私の対応をしてくれたちょい理系っぽい店員さんが心を病んでしまわないか心配です。何となく接客も向いてなさそうな感じでしたし…無理せず、自分のやり方で仕事をやっていって欲しいと思います。

次に本格的な視力検査へと案内されましたが、今度は丸眼鏡をした可愛らしい女性店員さんです。髪も少し茶色に染めて、それでいて小柄な体系と良く似合うボブカットでした。もともと人好きのする気質なのか、柔らかく丁寧な口調の中にも自然な親しみやすさがあり、私の「………………見えない、です」みたいな反応にも臆することなく対応してくださいました。

 

「1段階上げたんですが、今の視力だと、1.0ですね」

「うーん…」

「もうちょっと見えるようにしますか?」

「あ、はい。お願いします」

「そうですね。そうしましょう」

 

この太字の「もうちょっと見えるようにしますか?」のタイミングが絶妙でした。私のコミュ障っぷりを見抜いて、「うーん…」という何とも言い難い状態の私に、店員さんの方から提案をしてくれるのは本当に助かります。私の方から「もう1段階上げられますか?」と相談するのと、店員さんの方から率先して提案してくれるのでは私の負担が全然違います。

なんか私が社会人として終わっていることを曝け出すようでお恥ずかしい限りですが、この一言のおかげで私はすぐにこの店員さんに心を開く準備ができました。ブルーライト加工を入れるかどうか迷っている間も嫌な顔を見せずに待ってくれましたし、ちょっとした相談にも乗ってくれました。結局、その店員さんと話した結果、度数の低いブルーライト加工のものが別にあるので、今回の眼鏡にはブルーライト加工を入れるのをやめました。基本的にパソコン作業やスマホをいじるときに使っているには度数の低いブルーライト加工のもので事足りていますし、新しい眼鏡は外出時や運転時など遠くを見る必要がある際に使えば良さそうです。

ブルーライト加工だと1~2週間かかるそうなので、また取りに行くのが面倒ということもありましたし。無料だし加工してもいいかもとは思いましたが。

 

と、そんなこんなで眼鏡の話でだいぶ文字数が嵩んでしまいましたね。

無事、眼鏡を手に入れて帰宅。ちょっとだけ街中を歩き回ったりしたので、自室に戻って来たのは16時過ぎくらいです。

夕飯までの時間を動画でも観ながらゆっくり過ごすつもりでしたが、急に疲れが出てしまい、15分くらい寝落ちします。すると、またあの非常に強い倦怠感に襲われました。手足が痺れて重力が2倍になるやつですね。

実は、抗うつ剤はもう飲んでいないのですが、前日にそれまでずっと飲んでいたメイラックスジェネリック:ロフラゼプ酸エチル)を断薬してみたんですよね。そのせいもあって疲れやすい状態にあったのかもしれません。薬自体の効果はけっこう長時間持続するということで、1日断薬しても大きな差異はないということでしたが、結構症状的に辛かったので、それなりに今の私には必要な薬なのかもしれません。

薬の話については次章にて、また追ってまとめようと思います。

そんなわけで、まだ17時くらいだったのですが、早めの夕食を摂り、そこからは中田敦彦YouTube大学を色々と見ました。「がんばらない働き方」、「自律神経」などの回を観ました。特に「自律神経」の回であった、内容を踏まえ、色々と実践してみたのですがそう簡単には体の状態は変わりませんね。やはり継続が大事ということでしょう。

 

ここ数日、少しずつ早く起きるように努力しているのですが、なかなか早く寝突くことができません。最終的には1時とかには寝付けるので、不眠という訳ではないのですが、頑張って10時とかに眠ろうとしてもなかなか眠れないという感じが続いております。

今日は何とか7時半に起床できましたが、私は基本的に8時間くらい寝たい人なので仕事に復帰したときのことを考えると、10時には寝て5時半に起きるというくらいの生活リズムを作る必要があります。まだまだ先は長いですね。

 

2.薬について

10月に適応障害と診断されてから、メイラックスジェネリック医薬品である「ロフラゼプ酸エチル」というお薬を飲み続けています。まずは、この薬の効能について再度調べてみました。

 

まず、私の体の状態についてですが、緊張感の持続により「不安障害」が強く出ていたことが最初の症状でした。「不安障害」というのは言ってみれば、常に身の回りに蛇や蜘蛛のようなおぞましい存在がいる状態で生活しているような感覚のことです。そわそわして落ち着かなかったり、実際に動悸が収まらなかったりします。発表会のステージ出番直前みたいな状態が続いているとも言えますね。

基本的に何もしていなくてもこの症状が収まらなくなると、当然ながら自律神経失調症と同じような、不眠や頭痛、腹痛、倦怠感などに悩まされます。それでも無理をし続けると、結果的には緊張感すら持つことができなくなり、慢性的な虚脱感に襲われ、イメージ通りのうつ病という感じになると思われます。

私の場合はあまりにもこの「不安障害」が極端に強く出過ぎたために、「もうこの緊張感に耐えられない!無理!」となった感じです。中田敦彦YouTube大学で勉強したばかりの自律神経に則って、もう少しちゃんと説明しますね。

 

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自律神経(交感神経・副交感神経)

 

生物の授業などでも出てきたかもしれませんが、自律神経というのは2つに分類されます。興奮や活動力など主にアッパー系を司る交感神経と、リラックスなど主にダウナー系を司る副交感神経になります。なお、この平面座標で示す方法はYouTube大学での表記方法をパクっています。

交換・副交感のどちらもが正常に働いていれば、第1象限の「①健康」ということになりますが、私が陥っていたのは第4象限「④緊張・焦り」ということになります。つまり、副交感神経が弱っていて、過剰に交感神経の活動が高まっていた感じです。私は自分で業務中に自らの心身を④の状態に追い込むように自己暗示をかけ続けていました。そのせいで、基本的には④の状態にあり、それが休日になっても抜けないのですが、一瞬だけ反動で交感神経の活動が弱まり、③の1番ヤバい「虚脱・抑鬱」状態になっていました。これが休日に急に寝落ちしたと思ったら、また起きてそわそわし出すということになったのだと思います。

 

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適応障害発病判明時

 

横軸の交感神経側に振り切れて、私はぶっ壊れてしまったので、まずはこの交感神経を宥めてやることが必要になります。というわけで、交感神経の活動を抑制する効果が期待できるとして、最初のお薬である「メイラックス」が処方されました。

言わば私は神経過敏状態にあり、あらゆる刺激に対して過剰に反応してしまい、それによって必要以上に疲れてしまうという健康状態でした。調べたところによると、メイラックスベンゾジアゼピン受容体というところに作用するそうで、これは神経伝達の阻害を引き起こすことができるようです。つまり、様々な外界の刺激を脳がばんばんキャッチして反応していくので、お薬によってできるだけ脳の活動を和らげて、刺激を通しにくくする効果があるようです。これはすなわち交感神経の方の活動をお薬で抑制するということになりますね。

 

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メイラックス服用時に期待される状態

 

薬を服用するようになってから、徐々に上の図のような「②眠気・脱力」、「③虚脱・抑鬱」ゾーンに精神状態が移行していったように思います。しかし、薬も万能ではありませんから、刺激を受ければ当然また交感神経が強く働き、④の状態へと向かって行ってしまいます。したがって、私がお医者さんから忠告されたのは、「とにかくリラックスできる環境で静養すること!」でした。

まずは物理的に刺激を極力低減するために、実家でゆっくりと過ごしました。その上で、お薬の効果で受けた刺激に過剰に反応しないようにもう1段階のバリアを張っているような状態ですね。

これにより、副交感神経の調子が良いときは眠くなり、ちょっと副交感神経が優れないときは疲労感に襲われ、虚脱感や抑うつ感が出てくるような状態での生活に移行していきました。そして、次第に交感神経の方もバランスが取れて来ると、「①健康」の付近まで持ち直すこともできるようになってきます。つまり、「メイラックス」によって横軸の交感神経が暴走しないように、メーターが右側に振り切れないように抑制をかけている状態ですね。

年末のだいぶ回復してきた時期や、今の自分の状態はこのように「メイラックス」によって刺激を緩和し、メーターが右に振り切れないように抑制がかかっている状態ということになりましょう。

 

では、年始にあった強い抑うつ感…2度目の自殺未遂をも引き起こしたは一体何だったのでしょうか。

 

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年始、自殺未遂時の状態

 

おそらくは年始に家族でスキー旅行に行ったことで、私の交感神経は大活躍しました。時同じくして、リラックスする能力である副交感神経もやや消耗していたのでしょう。そして、実家に帰宅後、翌日から交感神経の揺り戻しが起こります。つまり、一気に「③虚脱・抑鬱」という方向に大きくメーターが振れたのです。

そこで私はまた静養して、副交感神経の回復を待てば良かったのですが、持ち前の希死願望と自己虐待の精神に則り、自ら③の矢印の方向(左下)へと、自分の心身を追い込んでいきました。もう何もやる気が起きないし、回復するのも疲れた。このまま疲れ果てて死んでやろう!という感じですね。

なので、別に緊張感や焦りがあったわけではありません。

強い無気力、つまり虚脱感の中にありながら、自らを奮い立たせたり(横軸正:右方向)、あるいはリラックスして自分を労わろう(縦軸正:上方向)という想いを捨て去ったのです。そして、「死ななければならない」という強い自己暗示をかけ、私はついに自殺未遂に至りました。

自殺が失敗したとわかったとき、自己暗示はとりあえず解け、単に強い「③虚脱・抑鬱」という状態になります。このときに処方されたのが以下の2つのお薬です。

 

サインバルタ

 セロトニンノルアドレナリンの「再取り込みを阻害する=量を増やす」薬。セロトニンは副交感神経に効き、縦軸の正方向(上方向)に引き上げる効果がある。ノルアドレナリンは交感神経に効き、横軸の正方向(右方向)に引き上げる効果がある。

 

スルピリド

 ドーパミン神経伝達物質)の受容体を遮断する薬。つまり、全体的に刺激等を遮断する薬。メイラックスと同様に交感神経の抑制が期待できるが、どうやらメイラックスよりは強力な薬のよう。

 

個人的にはなんか相反する作用のような気がしますが、とにかくセロトニンノルアドレナリンドーパミンをコントロールする薬が追加されたようです。

 

www.ohara-ch.co.jp

 

ちょうどわかりやすい図解が調べたら出てきたので、リンクを貼っておきます。

これを踏まえると、サインバルタの方の効能はイメージしやすいですね。つまり、交感神経、副交感神経ともに弱っている状態を、ノルアドレナリンセロトニンで引き上げていることになります。そして、少しわかりにくいですが、ドーパミンは良くも悪くも刺激を司るものらしいので、私の場合は悪い方向に刺激が働かないようにスルピリドで防御しているということになります。

私自身のその時本来の心身の状態もあったでしょうが、たしかにこの2つの薬を飲んでからは、必要以上に落ち込んだりしないにも関わらず、前向きにもなっていない…という感じでした。つまり、座標の左下=死に向かわないようにしつつ、私の刺激に弱い現状をカバーしているといった感じで、座標軸の交点=中心に固定するイメージですね。

 

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メイラックスサインバルタスルピリドによる効果

 

素人理解ですが、上の図みたいな感じで薬でフラットな状態を目指すイメージでしょうか。決して心身ともに健康という感じでもないですが、興奮もせず抑鬱に苦しむこともないという風にブーストと抑制を上手く組み合わせた感じになっているということのような気がします。

なので、抗うつ剤としてサインバルタスルピリドを飲んでいたときは、確かに酷い抑うつ感というのは引いていきましたが、「元気になった!」という感じは全くありませんでした。あくまで「あぁ、何もしたくない。寝てよ」くらいのもんです。

数日そのようにして過ごした後、何となくもとに戻って来た感じがあったので、サインバルタスルピリドは医者に相談せず勝手に服用をやめました。もしまた抑うつ感に悩まされたら、すぐに飲めば良いと思っていたので。今のようにきちんと知識があったわけではありませんが、何となくこの2つの薬で、良くも悪くもない状態にはイケるという実感がありましたね。

 

というわけで、今は自前でセロトニンとアドレナリン(ノルアドレナリン)をある程度はちゃんと生産できるようになっていると思われます。しかしながら、未だに神経過敏の気が残っているため、最初のメイラックスというお薬を飲まずに刺激の多いところに身を晒しまうと交感神経が極端に弱ってしまい、眠りによって交感神経の電源を一旦OFFにした際に強い疲労感に襲われるのでしょう。

 

というわけで、まだまだ色々と勉強が必要ですが、上手くこのバランスを取りながら、刺激にも徐々に慣れていくことが必要になってくると思われます。

 

結局今日も午前中はブログを書いて終わってしまいました。

これから散歩に出かけてこようと思います。

 

次回

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