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音楽や小説など

適応障害と診断されまして… vol.21

適応障害と診断されて27日目(11月10日)の夕方にこの記事を書いています。

 

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eishiminato.hatenablog.com

 

 

今回の記事では、診断されて26日目(11月9日)と27日目(11月10日)について書いていこうと思います。

 

1.適応障害と診断されて26日目~上司との面談・傷病休暇取得~

診断されて26日目の午前中は前回分の記事を書いていましたが、最後の方は「傷病休暇を取るべきか・取らないべきか」ということでかなり悩んでいるということを書きました。結局、私の中では結論のようなものを出せないまま、私は上司と面談をすべく職場に向かいました。

既に本章の副題に書いている通り、傷病休暇を頂くことになりました。

私の中ではまだ気持ちの定まりきらない部分があったのですが、心療内科で頂いたアドバイスの話をすると、上司はあっさりと「じゃあ、しっかり休もうか」と舵を切ってくれました。何と言うか、あまりにもあっさりと舵を切られてしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまったような感じです。あれだけ私はああだこうだと悩んでいたのに…

まぁ、でも医者が言うのだから仕方がないというところが会社側の判断なんでしょうね。古き良き時代は断腸の思いでリングにタオルを投げ込んでいましたが、現代的にはもはや単純に「ドクターストップ」です。「症状が出ているんだから治っていない。治っていないんだから無理に復帰すべきではない」とお医者様が仰っておりました。私はまだファイティングポーズを崩していなかったわけですが、そんな私の想いは関係なく、とっても単純な論理に則って、私の処遇は決まったわけです。

良くも悪くも気が抜けてしまいました(笑)。

事務的な処理や調整などは上司が引き受けてくださいました。感謝。私は傷病手当金を貰うための書類の記入と、その書類に医師からの所見を貰ってくるという任務だけ与えられ、少しだけ会社で簡単な業務を済ませると、家路につきました。

と、結論を急ぐばかりに、書き忘れてしまっていましたが、この日の私の調子はあまり良くなく、職場に行く途中や職場についてすぐは強い眩暈や吐き気を感じていました。上司との面談中もあまり調子が良いとは言えず、帰りの電車の中ではほとんど疲れ果ててしまっていました。それでも緊張が解けないので寝れはしないのですが…

最寄り駅の1つ前の駅で電車を降り、夕暮の薄闇の中、ゆっくりと歩いて帰りました。何かを考えようと思ったりもしたのですが、肩の力が抜けてしまって、何も考えることができません。でも、決してパニックというのではないです。ただ単純に肩の力が抜けてしまっただけです。住宅街の中にある静かなコンビニに入り、週刊マガジンを立ち読み。夕闇に沈む住宅街とガラスに反射する自分の姿。こんな風にしていると、何だかただちょっと早めに仕事が終わって、暇つぶしがてらにコンビニで立ち読みをしているだけの普通のサラリーマンみたいに思えてきます。でも、私は明日からしばらく働かなくていい。頑張らなくてもいい。そういうのが何だか不思議な気がしました。

寮の食堂で夕食を食べ、寮室に戻り、ちょっとだけネットサーフィン。ペップバルサがいかに凄いか(サッカーの話)という動画を観て、眠くなったのでベッドで。母から今日の面談結果を案じるメッセージが来ていましたが、それに返信する気力も湧いてこず、部屋の電気もつけたまま眠りへと落ちていきます。

夜、スマートフォンの振動で叩き起こされ、両親と電話。まったく電話にも出ないし、返信もしない私を随分と心配していたようです。申し訳ないことをしたなぁと思いながらも、寝起きは薬の副作用が強く、まともに話すことができません。とりあえず傷病休暇を貰ったことだけ伝え、電話を切り、再び眠ろうと思いますが、少しずつ頭が覚醒して来て眠れません。仕方が無いので、本を読んだり、M-1の2回戦の動画を片っ端から観て、気がつけば午前1時。でも、明日は何もしなくて良いんだ。そう思うと、余計寝付けませんでした。

 

何というか、別に落ち込んでいるわけでも、後ろ向きになっているわけでも、不服があるわけでもないのですが、全体としてうまく自分の中に落とし込めないような1日でした。午前中は苦しいくらい悩み、午後には明らかな体調の不良を感じながらも職場に行き、気がつけば私はもっと沢山のお休みをいただけることになっていました。気がつけば一度眠りに吸い込まれ、両親からの電話で叩き起こされ、そして夜更かし。いったい自分は何をしているんだろう……そんな1日でした。

 

2.適応障害と診断されて27日目~部屋の掃除・帰省~

朝はアラームでお目覚め。傷病休暇を取ることにはなりましたが、具体的な開始日についてはもう少し調整をしてからとのことなので、とりあえずテレワークというグレーな手段を今日も続けるために、一応の手続きをしなければなりません。しかし、それが終わってしまうと、もはや私にはやるべきことも考えるべきこともありませんでした。

2日前ほどからまた新しい創作物を書き始めましたが、それを読み返したり、書き進めたりして少し時間を潰してみるも、今日はどうも「書けない日」のようです。ブログを書こうとも思いましたが、いまいち気持ちが乗らず、本を読んだり、昔自分で書いた創作物をちょっと読み直したりしながら、時間を過ごしてみるもどれもすぐに飽きてしまいます。ギターを持ち上げ、1フレーズ歌ってみるも、息を続ける気合いがあっという間に消えてしまいます。

うむ。さて、何をしようか。

とりあえず両親も心配しているし、実家に帰ろう。よし、それは決定。でも、何をしようか。もしこれが和食の席であれば中々の賛辞を得られるほどに、適当な暇つぶしを順繰り順繰り、短いスパンで続けているうちにもうお昼です。昼飯でも食うか……

そんなところへ前職場の先輩からメッセージが届きます。私がやり残して来た仕事について先輩と少し電話をします。職場内でのちょっと面倒な検討事項だったので、一緒に考え、とりあえずの解決策を出してから少しだけ世間話。

「調子はどう?」

「悪くはないですよ」

「よかった」

「でも、今まで有休で耐えていましたけど、正式な休暇をもらうことになりました」

「おぉ、それはよかった。ゆっくり休んでなー」

「ありがとうございます」

「それにしても、〇〇くんがそんなことになるなんてどういう職場よ?」

「まぁ、東京はおっかないとこってことですね」

「〇〇くんは絶対悪くないんだから、しっかり休んでやりな」

「ありがとうございます」

全面的に私の味方であろうとしてくれる先輩の優しさに、嬉しさが込み上げてきます。電話を切った後、休暇中に必ず前職場に遊びに行こうと思いました。

 

昼食後、部屋の掃除と整理をします。なんだかんだまだ10月に越して来てから、色々と物の整理ができていなかったのですが、ようやくやる気になってきました。まぁ、「マツイ棒」的な面白味のあることは何もないのですが1つだけ。

私は音楽を買う時は基本CD派なのですが、最近Amazonでお目当てのCDを探しているとなんか「メガジャケ」なるものがあるんですよね。何となく、「公式な特典じゃないんだろうけど…」と思いながら、その「メガジャケ」のバージョンを買ってしまいます。すると、ビニールに入ってジャケットが大きく印刷された厚紙が届きます。特にどこに飾るでもなく、何となく引き出しの中に積み上がっていたのですが、今日はそれを部屋に貼ってみました。内装は少しカオスになりましたが、でも、ちょっとは面白味のある部屋になりましたかね。

そんな感じで一通りの部屋の掃除と整理を終え、実家へと帰る準備を始めます。

 

というわけで、今は実家でこの記事を書いています。つい最近、実家に2匹の子猫がやって来たので、それを眺めながら書いていました。そのせいで、なんと言うか書く文章が上滑りしているような感じもあるのですが、まぁ、それはいつものことですかね(笑)。

 

自分で書いていても面白味に欠ける文章なので、まったく気が滅入りますが、それでも今はとりあえずリラックスすることができています。書き足りないような気もしますが、今日はここまで。それではまた明日!

 

次回

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