適応障害と診断されて8日目。最初の数日こそ、1日1日が濃密だと感じていましたが、ここまで来るとあっという間な気がしますね。そして、あまりにも早い時の流れに焦りを感じてしまいます。
前回
1.適応障害と診断されて8日目~実験~
前回記事では会社の研修に参加して、それなりに疲れ果てたことをお話ししました。が、7日目は小休止しながら1日ゆっくりしていたこともあり、これまででも1番気分が良かったのです。というわけで、いずれ直面しなければならない「脱・ドラッグ」という問題に挑んでみました。つまり、現在服用しているメイラックスというお薬を1日飲まないという実験をしてみたわけです(お医者様には内緒で)。
さて、どんな結果になるかな~???
というわけで朝。なかなか起きれないのはいつも通り。とにかく眠くて眠くて仕方がない。なので、ずっと布団の中でまたうだうだしてしまいました。が、体を起こしても、あの苦しい副作用による倦怠感が無い!地球の重力ってこんなに弱かったんだ、という実感。いつだったかのドリームマッチで、おぎやはぎの矢作と野性爆弾の川島が作ったコントみたく、「嘘だろ。地球の重力ってこんなに弱かったのかよ。なんだこの実感。実感!実感!実感!」という言葉が頭を駆け巡りました。
と、嬉しい気持ちになったのも束の間、気分が沈んだまま上がってこないことに気がつきます。景色の彩度がワントーン暗く感じられ、心なしかそわそわした感じもあります。東京から実家に逃げ帰って来た時のような感覚が思い起こされます。とりあえず朝ご飯は完食できましたが、何だか落ち着かない感じがあります。そして、何となしに理由なきイライラも。
ここまで来ると、「あぁ、薬がないと、本来こんな感じなんだな」と思い知らされます。私はまだ治ってなんかなかったわけです。ちゃんと病気のままでした。
でも、昨日先送りにした薬を今さら飲む気にはならず、とりあえず今日はそのまま過してみることに…
今日は基本的に1人でお留守番。今日の私のノルマは東京の方の心療内科を探して、転院に向けて動き出すことです。2回通院した心療内科からも紹介状を貰わなければなりません。ですが、どういう手順でやって良いかわからないので、とりあえず今週末から来週にかけて予約可能な病院を探すことにします。
が!まったくやる気が起こらない。何をするにしても気力が湧いてこず、とりあえずBEYOOOOONDSの西田汐里ちゃんのブログを読んでみたり、小栗旬主演の「人間失格 太宰治と3人の女たち」をだらだらと鑑賞。映像が綺麗だなぁ、と思っていたら蜷川実花さんが監督だったんですね。感覚が死んでなかったらもっと楽しめたと思うのですが、結局「あぁ、綺麗ね」で終わってしまったのが残念です。と、そうこうしていると昼手前なので、病院が昼休憩に入る前に、急いで病院探し。何とか10月25日に空いている病院を見つけ、予約を取ります。その後、現在通院している病院に紹介状を出してもらうよう手配の電話をかけます。
電話してみて、色々とわかった手続きについて簡単にまとめます。
・再診をしなくても、現状を以って診断書の発行手配が可能
・しかし、診断書の作成には1週間くらいかかる
・診断書を書いてもらうにもお金が必要で、郵送なら振込となる
・郵送にはまた時間がかかるので、急ぎなら取りに来てもらった方が良い
ということです。診断書の発行に1週間かかるというのは誤算でした。ちなみに、どうやら私が通院している病院だけでなく、それくらいかかるのが一般的らしいです。
仕方が無いので、10月25日に診断予約をした東京の病院に「紹介状がなくても大丈夫ですか?」と電話をしてみたところ、診断書がなくてもとりあえずは問題ないそうです。準備ができ次第、診療の際に持っていけばいいらしいです。まぁ、それもそうですよね。あくまで紹介状というのは、治療経過を引き継ぐための書類であるため、なかったならなかったでまた1から診てもらえばいいだけですもんね。ましてや私なんてまだ2回しか通院していないわけですし、考えすぎてました。
とりあえずこれで私の今日のノルマは達成です。もうこれだけで疲れ果ててしまいました。
昼食はあまり食欲も出ないながらもとりあえず食べきりました。しかし、もう起きていることができません。そのままリビングのソファに倒れ込み、一瞬で眠りに落ちます。眠りは途切れ途切れで、会社の夢や、そのほか気持ちの悪い夢が湧き上がっては嫌な後味を残して消えていきます。テレビを点けっぱなしにしていたのですが、ずっと私のあまり好きでないキャスターが独善的なお喋りを続けていたからかもしれません…と、あまり人の悪口は良くないですね。
きちんと目が覚めたときにはもう15時を回っていました。あの嫌なソワソワした感じや、意味も無く泣きたくなる感じがあります。自分の人生や、人間というものが空虚に感じられ、こんなの…生きていて何の意味があるんだろうか、と考えてしまいます。
何をする気も起きませんが、この憂鬱具合はわずかに創作意欲を刺激しますね。まぁ、創作というほどのものではないのですが、私のしがない書き物をする気持ちになったというだけです。それから2時間くらいは文章を書き続けます。だいたい1年くらい同じ話を書き続けていますが、今日書けたのはワードで2枚分くらい。それなりに進みましたね。あとはこれを後日読み返して消してしまわないか、というところです。
と、そんな感じで今日は1日を無為に過してしまいました。
残念なのは「治ってへんやんけ!」ということです。昨日の晩の気分があまりにも良かったので、もうかなり治っているんじゃないかなと思っていましたが、薬の効果はかなり大きいみたいです。やはり薬がないと全然気持ちが落ち着かないですし、ちゃんと適応障害の症状が出て来るのです。いつか治るのかな。まぁ、治るよね。治らないなら治らないでいいけど…なんて後ろ向きなことを考えてしまう今日という日。
あぁ、ずっと実家でだらだらしていたい。
次回