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音楽や小説など

宮本佳林 <宮本佳林 LIVE TOUR ~Karing~ 名古屋公演> ライブレポート【後半戦】

さて、ライブレポート後半戦に移りたいと思います。

前半戦は以下のリンクをご参照ください。

 

eishiminato.hatenablog.com

 

本当はもっと早く書くつもりだったんですが、身体が疲弊しており仕事終わりは「バタンキュー by マーガレットお嬢様(cv. 佐藤優樹)」みたいな感じだったので遅くなってしまいました。今日は12時間以上眠ったので、やや頭がぼやけてはいますが、まぁ、いくらか気分的にはマシですね。よし、気合い入れていきましょー!!

 

◆ 後半戦 ~宮本佳林の歴史とこれから~

まずはセットリストから。

 

<幼少期のスライドショー>

09.駐車場のお姉さん(新曲:ソロ ※作詞作曲 宮本佳林

10.天使のウインク(カバー曲:松田聖子

11.恋☆カナ(カバー曲:月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)

12.ミニモニ。ジャンケンぴょん!ミニモニ。

13.カリーナノッテ(コピンク*)

14.ロマンスの途中(Juice=Juice)

15.若者ブランド(新曲:ソロ)

―MC

16.少女K(新曲:ソロ)

17.どうして僕らにはやる気がないのか(新曲:ソロ)

18.明日やろうはバカやろう(Juice=Juice ※作詞 福田花音

19.CHOICE & CHANCE

20.「落ちこぼれのガラクタだって」(新曲:ソロ)

<アンコール>

21.銀色のテレパシー(Juice=Juice)

―MC

22.「ひとりで生きられそう」って、それってねぇ、褒めているの?

―MC

<ダブルアンコール>

―MC

 

曲数的には前半戦の倍近くになっていますが、09~13まではフル尺ではなかったので、まぁこんな感じで前後半を分けました。

09~15がこれまでの佳林ちゃんの歴史を辿る楽曲たちとなっています。実際に佳林ちゃん自身のナレーションだったり、「注意事項VTR」にも出演していた、たけちゃん・りなぷー・さゆべぇの3人のナレーションだったりを含めながら、宮本佳林史において重要な楽曲群のメドレーといった感じの演出がなされていました。

16~20は新曲を軸に、ソロ歌手宮本佳林を意識した楽曲群になっています。また、後で詳しく語りますが、ソロ歌手鈴木愛理を彷彿とさせるような楽曲となっており、良くも悪くも所謂「宮本佳林」っぽさがあまりありませんでした。作詞の面では「宮本佳林」らしさもあったのですが、それも後で語りますね。

アンコールからの2曲は、ファンのための楽曲です。ライブに来てくれたファンのために、「佳林ちゃん好きだー!」「ライブ楽しかったー!」と思ってもらうための選曲と言って良いでしょう。ダブルアンコールがあったのも、個人的にはとても嬉しかったですね。

 

それでは、1曲ずつレビュー行ってみましょう!

 

9曲目は「駐車場のお姉さん」。おてんば娘という言葉がぴったりの幼女佳林ちゃんの写真がいくつも映し出され、「宮本佳林が初めてなりたいと思った将来の夢は…」というナレーションとともに、この「駐車場のお姉さん」という楽曲が始まります。1~2分の短い楽曲でしたが、作詞作曲が佳林ちゃん自身ということで、なんとも可愛らしい楽曲でした。衣装の上にピンク色のピカピカの安全チョッキを着てステージに出て来た佳林ちゃんの姿は、なかなかファンキーではありましたが、文句なく可愛かったです。駐車場で車の誘導をしているお姉さんになりたいと言って、周りから笑われてしまったという幼少期のエピソードがそのまま楽曲になっていました。ミュージカルの中のひと場面という感じでしたね。曲のオチの表情がなんとも佳林ちゃんらしくて可愛かったのが印象的でした。

 

10曲目は松田聖子さんのカバーで「天使のウインク」。母の影響で松田聖子さんにのめり込んで、いつも家で歌っていたそうです。私はあまり当時のアイドルに詳しくないので、この楽曲も初めて聴きましたが、宮本佳林ちゃんがぎっしりと詰まっていた素晴らしいパフォーマンスでした。家に帰って、松田聖子さん本人が歌っている映像を見ましたが、何よりもまず女性の歓声がすごいですね…そして、歌が上手い

何というか、佳林ちゃんは松田聖子さんのDNAを引き継いでいるのがよくわかりはしたのですが、それでもやっぱり別人は別人ですね。比較してみて感じたのは、実は佳林ちゃんってかなり「ポップ」だったんだな、ということです。もちろん、この「天使のウインク」を歌っている時の佳林ちゃんはいつもの砂糖菓子みたいな甘々のぶりっ子感を抑えめにはしていたのですが、それでも表現の節々(例えば、歌い終わりのちょっとした笑顔とか)で佳林ちゃんらしいぶりっ子が零れていました。松田聖子さんの方がどちらかと言えばスマートで、アーティスティックな表情をしているように思いました。

萌え系のアニメが流行った時代に佳林ちゃんが育っているということも多少関係しているかもしれませんね。要するに、佳林ちゃんの可愛さっていうのは、いわゆる「萌え」要素をゴリゴリに押し出すことで完成するものだと思うんです。まぁ、ずれてるKYな佳林ちゃんも可愛いんですが、あくまでステージ上の佳林ちゃんによる可愛さの演出のことを言っています。だから「わたしぶりっ子してる子見ると鳥肌立つのよね」的な層からは人気が出にくいとは思うのですが、ただ単に歌が上手くて、見てくれが良くて…みたいな量産型とは一線を画す、「ぶりっ子」パフォーマンスこそが宮本佳林の見所のひとつであるわけです。可愛さに極振りした、ふとした仕草、表情、抑揚の付け方。それらが私たちを楽しませ、パフォーマンスの中で山場を作ってくれています。ですから、稀代のアイドル松田聖子さんに10-0で勝っているとまでは言いませんが、そういった要所要所での魅力、つまり「ポップ」さに関して言えば、私は佳林ちゃんに軍配を上げてもいいのかな、と感じてしまいました。

 

11曲目は、きらりん☆レボリューションの「恋☆カナ」。佳林ちゃんもほかの女の子同様、きらりちゃんが好きだったようです。きらりちゃんきっかけでハロプロを知ったハロメンも結構多いようですが、そういう意味では「きらりん☆レボリューション」はとても重要な存在と言えますね。ただ、私は残念ながら、セーラームーンとかキューティーハニーとかならギリギリ知っているものの、きらりん☆レボリューションはあまり知らないんですよね。久住小春さんとは同郷、同学年なんですが、彼女には「リゾナントブルー」のイメージしかない…と言ったら失礼になりますね。まぁ、不勉強のためモーニング娘。としての活動しかあまり知らないので、「きらりん☆レボリューション」についてはあまり深堀ができません。しかしながら、ハロプロの歌合戦企画のライブで牧野真莉愛加賀楓佐々木莉佳子の3人が「みつぼし☆みらくる」として披露していた「アナタボシ」は素晴らしかったです。こんな名曲がまだハロにはあったんだ!と毎度のことながら衝撃を受けました。

さて、これは佳林ちゃんのレビューでしたね。幼女佳林ちゃんが松田聖子さんの次にハマったのが月島きらりちゃん。うん、考えるまでもなく松田聖子月島きらり宮本佳林という式がすぐに頭に浮かびますね。アイドルに英才教育というものが存在するのであれば、まさに佳林ちゃんはアイドルの英才教育を受けて来たようなものと言えましょう。

松田聖子さんのような旧世代の正統派アイドルでありながら、月島きらりのような新世代の正統派アイドルである宮本佳林ちゃん。そう考えると、宮本佳林というアイドルは時代と時代を繋ぐ、歴史的にも最重要のアイドルではないか、なんてことが頭に思い浮かんできますね。しかしながら、それは半分誇大妄想的でありながら、同時に確固たる事実でもあります。そう、確かに宮本佳林は自らのソロライブの中で、その2人のアイドルになりきってパフォーマンスをしたのですから

 

12曲目は「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」。当ライブでは、「ミニモニです!ミニモニです!ジャンケンぴょん!」の1フレーズしか歌われませんでしたが、会場には笑い声もあったりと結構盛り上がっていましたね。

さて、佳林ちゃんはJuice=Juiceとしてデビューする前、ハロプロエッグのメンバーとともに「新ミニモニ。」に抜擢されました。後にスマイレージとして活動することになる、神童「福田花音(通称まろ)」と前述の実写版おでんくんこと「竹内朱里(通称たけちゃん)」と、そこに佳林ちゃんを入れた3人で結成されました。ハロコンでは「ガタメキラ」や「CRAZY ABOUT YOU」などの大人っぽい楽曲も披露していましたが、何といっても「ガタメキラ」が最高ですね。ナレーションで「ミニモニ。に抜擢された…」みたいなことが流れたので、「これはもしかしたらガタメキラが聴けるかも…!」と期待で胸が膨らむくらいには、幼女佳林ちゃんのガタメキラが好きです。何が良いって、佳林ちゃんの低音が素晴らしいんですよ。弱冠13歳という若さながら、圧巻のパフォーマンスです。ハロプロの最終兵器、ハロプロの希望と当時から呼ばれていたのも納得できるはずです。ぜひ、「宮本佳林 ガタメキラ」でググるなどして(できれば下記リンクからDVDを買って)見て欲しい1曲です。

ハロコン2011冬 Aがな ver.

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13曲目はコピンク*の楽曲からカリーナノッテ。ハロプロの最終兵器と目されながらもなかなかデビューできなかった時期に、佳林ちゃんは静岡の民放番組の「コピンクス!」でナレーター兼声優として抜擢されます。デビュー前の研修生がそんな抜擢をされるのは前代未聞と言えましたが、佳林ちゃんはこの役柄を完璧にこなします。というか、もはや「コピンク」というキャラクターが宮本佳林をもとに作られたのではないか、というほどにハマり役だったのです。先に「松田聖子月島きらり宮本佳林」というようなことを書きましたが、そういったキャラクター性が「コピンク」にはあったように思います。そして、いくつかの感動的なエピソードと感動的な映像作品、そして感動的な楽曲群がこの「コピンクス!」では生まれます。ぜひ、色々と調べてみてほしいですが、何よりもまずは楽曲について話さなければなりませんね。

私がコピンク*を知ったのは佳林ちゃんがJuice=Juiceでデビューしてからになるので、完全な後追いにはなりますが、コピンク*のアルバムは今でもよく聴くくらいには好きなアルバムですし、疑いの余地なく名盤だと思います。幼い佳林ちゃんの儚く美しく、まっすぐで無垢な歌声が堪能できます。と、そんなことを抜きにしても、バンドセットだけどやわらかい音像だったり、作詞家として活動し始めたばかりの児玉雨子先生が書く瑞々しい歌詞も最高なんです。「カリーナノッテ」という造語も、当時は「コピンクちゃん」という名前でしか表立った活動ができなかった佳林ちゃんを想って、雨子先生が「かりん、名乗って」という意味合いで曲名に「カリーナノッテ」とつけたという逸話もあり、まさに佳林ちゃんのための楽曲です。

「カリーナノッテ」だけでなく、先に語らせていただいた「最高視感度」やその他の楽曲も本当に素晴らしいです。「兎tocome」アップフロント所属のハロプロ御用達芸人である上々軍団のさわやかゴローさんと歌っている楽曲で、幼女佳林ちゃんの精一杯のラップが披露されたり、めちゃくちゃ高いファルセットが聴けたり、当時から高いスキルを持っていたことが確認できますね。「リバース」は佳林ちゃんのデビューが決まり、「コピンクス!」からの卒業が決まったタイミングで作られた楽曲です。「デビューに向けて本当によく頑張って来たね」という想いと、「これからは新しいフィールドで頑張ってね!」というエールが込められた記念碑的楽曲です。後追いの私ですらこの楽曲は泣きました。またアルバムには「コピンクス!一言集」というトラックもついており、こちらはコピンク役になり切った佳林ちゃんの可愛らしい一言が堪能できます。声優でも全然イケるじゃん!と身内贔屓みたいな感じで思ってしまいますね(笑)。

ともかく、佳林ちゃんを語るうえでは欠かすことのできない、超重要曲であるということをお忘れなきよう! 佳林ちゃんのファンなら必聴のアルバムです。つまり、このアルバムを聴いた人はみんな仲間です。

 

14曲目は「ロマンスの途中」です。

 

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サムネ佳林ちゃん、かわゆす。

これはもはや説明も必要ないですね。1人で歌うのは大変そうでしたが、パフォーマンスも楽曲も最高です。Juice=Juiceのメジャーデビュー曲ですが、ファンクテイストであまりにも良曲であることから、2013年度のファン投票によるハロプロ楽曲大賞も取っております。OKAMOTO'Sのベーシストでありダウンタウンの浜ちゃんの息子さんでもある(こういう肩書は失礼にあたるので憚られますが、わかりが良いので…)、ハマ・オカモトさんとも生バンドで共演しています。

9~13曲目まではどちらかと言うと、佳林ちゃんの歴史を感じながら感慨深さを胸にパフォーマンスを見つめていたのですが、この「ロマンスの途中」になった瞬間からはもはやただただ楽しいだけの時間でした。会場もめちゃくちゃ盛り上がっていましたし、佳林ちゃんも弾けていて幸せが会場に満ちていました。ギター・ピアノ・コーラス(&パーカッション)というバンドセットではありましたが、バックバンドの皆さんの演奏もめちゃくちゃ格好良かったです。特にギターは最高ですね。何といっても、この楽曲はカッティングが気持ちいいですし、間奏ではギターソロの見せ場があったりと、普段のライブでは楽しめないような楽しみが至る所に散りばめられていました。いつものJuice=Juiceのライブも最高だけど、宮本佳林ソロライブも最高でした!

 

15曲目は「若者ブランド」という新曲です。若者というブランドがなくなったら…みたいな内容の楽曲だったと思います。例によって作詞作曲の方はわからず…ですが、結構普遍的な楽曲にもかかわらず、メロディラインや曲展開がちょっと凝っていたという印象があります。ライブ後すぐにレビューを書かなかったせいで、もうどんな楽曲だったかすっかり思い出せないのです…大変申し訳ないです。これだから早め早めに行動しないと、とは思うのですが、どうしても無理なときは無理なもので…ただただ後悔です。

ライブの流れとしては、「ついにソロライブを果たした宮本佳林!」ということで、ここまでで佳林ちゃんの歴史を振り返ってみよう!のメドレーコーナーがひと段落します。

 

MCを挟んでの16曲目は「少女K」というこれまた新曲。

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詩の内容も含めて、RADWIMPSの「学芸会」を彷彿とさせる楽曲でした。というか、こう言っては何ですが、完全に「〇位互換」と言えますかね…(笑)。いや、楽曲はカッコイイ感じで、佳林ちゃんのパフォーマンスもダンサーさんたちのパフォーマンスも良かったですよ。普通に好きな感じでしたし。ただ、RADWIMPSの「学芸会」のクオリティが高いのでね…(笑)。「少女K」の「K」はもちろん「佳林ちゃん」の「K」なわけですが、キメ部分のダンスの振りが身体と両手で「K」の文字を模るというもので、まぁ、ちょっとユーモアに振っていたのかな、とも思うわけです。

それはそれとして、こういうタイプのちょっとダークな曲にも適応できるんだなぁ、と佳林ちゃんのパフォーマンスの幅の広さを改めて感じました。何というか、ハロプロという伝統あるアイドル集団の枠組みの中ではちょっとチョイスしにくいテイストの楽曲もソロでなら「アリだな」と思えますし、ハロプロに現在進行形で所属しているアイドルがこういう楽曲を歌うのはかなり貴重と言えます。これを機に、どんどん色んな楽曲に佳林ちゃん自身が挑戦していって欲しいですし、色んなグループが色んな楽曲に挑戦していって欲しいと思います。私は密かに、バズマザーズ山田亮一さんがハロプロに楽曲提供をしてくれないかなぁ、と夢見たりしています。彼の皮肉と自虐の矛先がアイドルに向かった場合にどうなるのか、という楽しみもありますし、そんな詩をハロプロのアイドルがどう歌うのか、というのも非常に興味があるところです。ま、山田亮一さんは自身の楽曲の中で「求められるのは構えた皮肉。でも歌って来たのはリアルな文句」と怒っているので、アイドルに乗り移って皮肉や自虐を歌うというのは考えにくいですがね…と話が逸れました。

 

17曲目は既に配信されてもいる「どうして僕らにはやる気がないのか」。エビ中や夢アドにも楽曲提供をしている「SCRAMBLES」というクリエーター集団が編曲、その中から田仲圭太が作曲をしています。作詞は永井葉子さんという方らしいのですが、調べてもあまり情報は出てきませんでした。

こちらのパフォーマンスは「圧巻!!!」の一言。曲名は結構アバンギャルドな感じですが、ドストレートのロックっぽい強めである本楽曲。ソロツアー初日のZepp Tokyoでのパフォーマンスがハロステで公開されています。

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「佳林ちゃん、こんな力強く歌えたんだ! ていうか、めちゃくちゃエモい!」と絶賛の本楽曲ですが、これだけは言いたい…最終日の名古屋はこんなもんじゃなかった!!

「まぁ、そりゃ生で見てるからね」と言われるかもしれませんが、名古屋では前に駆け出しながら崩れ落ちるようなパフォーマンスがありましたし、歌のピッチも安定していましたし、ブレスのタイミングも迷いがなく完璧でした。そして何と言っても、予習済みのヲタたちが盛り上げていましたから!

例えば、これまでの楽曲の大半が「これまでの宮本佳林を総括する」ためであったとするならば、本楽曲は宮本佳林の完全に新しい境地を切り拓いた楽曲と言えましょう。これだけ力強い歌い方は、コピンク*時代の佳林ちゃんは不可能なことであって、またJuice=Juiceというチームの中では佳林ちゃんに求められる個性ではありません。動画にあるように佳林ちゃんはこれだけ力強く歌えるわけですが、Juice=Juiceにはそんな佳林ちゃんを超える歌手が何人もいますからね。言うなれば、メッシにサイドバックをさせる必要はないんです。ですから、佳林ちゃんのこの力強い歌唱能力はあまり知られていなかったんじゃないかと思うわけです。また、ダンス?のパフォーマンスもこれまでの宮本佳林史上では見たことのないものです。鋭い眼光。苦しみ悶えるような表情。と思ったら、また突き刺すような無表情。間奏のダンスはキレキレで、一つひとつの動きがピタッと止まり、華があります。リホリホ(鞘師里保)ほど軸のブレなさはありませんが、彼女のパフォーマンスに近いキレを感じますよね。

音源も素晴らしいですが、生はやっぱり半端なかった。もしまた宮本佳林ソロライブをしてくれるなら、絶対にこの楽曲はまた披露してほしいですね!

あと最後に、「やる気に満ち溢れている、というかやる気しかない」佳林ちゃんが、「どうして僕らにはやる気がないのか」と歌っているのはなんか面白いですよね。どないな皮肉やねん、っちゅう話ですわ。

 

18曲目は、「明日やろうはバカやろう」。

 

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新ミニモニ。で佳林ちゃんと一緒にパフォーマンスをした福田花音こと通称まろ先生が作詞をされています。私、まろ、大好きなんですよね。未だに、まろの卒コンのメドレーを超えるメドレーに出会っていないと思っています。ハロプロトリックスターと、私は彼女のことをそう呼びたい…!

と、それくらいまろに対する愛は深いのですけれども、この楽曲は正直あんまりピンと来ていないんですよね。ロックテイストで盛り上がると言えば盛り上がりますが、うーん…的な感じが正直否めない個人的には何とも言い難いちょっと困った楽曲なんです。佳林ちゃんは新ミニモニ。時代にまろ先生から「いちご魂」Tシャツなる秘伝のアイテムを貰っていますし、まぁ、そういう繋がりもあって「まろに対する配慮」ということもあったのかな、とか。あるいは「卒業して1人で頑張っている、つまりソロの同志として」みたいな想いがあったのかな、とか。まぁ、そんなことも考えてしまったわけですが、単純に考えればセトリ上の流れを意識したのかな、と。

「どうして僕らにはやる気がないのか」→「明日やろうはバカやろう」というこの流れを作り出したいがための選曲だったのでしょう(どんだけこの楽曲が苦手なんだ、私…)。でも、楽しそうにパフォーマンスする佳林ちゃんは素敵でしたし、楽曲終盤の盛り上がり方もよくよく聴いてみればなかなか良いところも再発見しました。これから聴き続けていけば好きになれるかな、と思えたそんなライブでの1曲でした。

 

19曲目は、「CHOICE & CHANCE」。

 

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通称「チョイチャン」と呼ばれる本楽曲ですが、結構この曲は人気ありますよね。古き良きロックのテイストが入っていて、私も好きです。あのマツコ・デラックスさんも好きだと言っていたような気がしますね。イントロの変わり目に入って来るドラムパターンがめちゃイカしてます。アルバム曲なのにMVが作られているということでも、割と特殊な扱いを受けている楽曲でもありますね。

白黒、赤黒の衣装は不評だったと記憶していますが、私は結構この衣装好きですよ。もちろん「もっと高価そうに見えるようにできないかな」とも思ったりもしますが、デザインコンセプト自体はパキっとしていて素敵です。ソロライブで佳林ちゃんは「二の腕見せるのが苦手で…でも、今日の衣装は二の腕を隠しながらも肌が見えるよう工夫してもらったんです」と言っていましたが、私はこのプニっとした丸い二の腕好きですね。「あばたもえくぼ」という言葉があるので、まぁ、他人に勧めるわけにもいきませんが。

この曲もこの曲で、1人で歌うにはかなり辛そうでしたが、会場は大盛り上がりでした。やっぱり、カッコイイ曲だと会場は盛り上がりますね(何を当たり前のことを言っているんだ…)。そして、いつもはさゆべえが決めているラストの「やっちまった後悔がしたい」のところが最高でした。本来声が細い佳林ちゃんが、その細さを隠すことなく、むしろ喉を思いっきり絞めたような感じで、悲鳴に近いような「しーたーいぃぃぃぃい↑↑」とシャウトしているのがもう

「そう歌うんだ!」という驚きと、声自体の美しさにやられてしまいました。きっとそう感じたのは私だけではないはずです!

 

ラストの20曲目は「落ちこぼれのガラクタだって」という新曲でした。楽曲のテイストとしては、「Goal~明日はあっちだよ~」みたいな爽やか愚直ロックみたいな感じだったと記憶しています。まぁ、例によって細かいところまではよく思い出せないんですが、「色々最高だったし、色々思い出したり、色々考えたり、色々感じたりしたけど、総じて良いライブだったな~」と思いながら聴いていました。

あぁ、終わってほしくない。また、ソロライブしてくれないかな。ていうか、絶対に映像作品化してくれよな(悟空風)。 ※書けることがなくてふざけてしまいました…

そんなライブ終盤に胸に湧きがちな想いに支配されていましたね。

 

さて、アンコールの佳林大合唱を経ての、21曲目は「銀色のテレパシー」。ほらほら、やっぱり佳林ちゃんはこういう楽曲が1番良いんだって。と、「どうして~」とか「チョイチャン」で「佳林ちゃん最高やな」言っていた人間が手の平をつい返してしまいたくなるような選曲。

ザ・アイドル宮本佳林をまたこの最後の最後で堪能させてくれました

あの前半戦で感じた「宮本佳林は最高のアイドルだ!」という想いを思い出させて、またライブに来させようという魂胆が見え見え。でも、やっぱ絶対また行くよなー。という受け止め方もできますが、単純に佳林ちゃんはやっぱり「銀色のテレパシー」みたいな曲が好きなんでしょうね。松田聖子さんみたいな70年代、80年代の古き良きアイドルソングこそが宮本佳林の原点なのだと、改めて感じさせれました。

どんなにカッコ良く、どんなに激しく、エモく歌を歌えても、やっぱり宮本佳林はこうなんだと思わせてくれるそんな最高のパフォーマンスでした。

 

MCでは、自分がこうしてここに立てていることを感慨深く語り、そしてこれからも宮本佳林、そしてJuice=Juiceを応援していって欲しいとの願いを語ったうえで、最後の21曲目、「『ひとりで生きられそう』って、それってねぇ、褒めているの?」が披露されます。

曲振りでは、「ラストはやっぱりこれでしょ、っていうナンバー」みたいなことを佳林ちゃんが言っていたので、やっぱり「ひとそれ」はかなり反響があったんだなぁ、と改めて思い知らされました。

 

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改めて言うこともあまりありませんが、アプカミのレコーディング映像でも証明されているように、1人で歌っても全然飽きることなく、素晴らしいパフォーマンスでした。しかしながら、やはり宮本佳林はJuice=Juiceのメンバーなんだな、と思うことが最後の最後にできる良い選曲だったと思います。何というか、月並みな言葉になりますが、この楽曲は特に「1人で歌っている」という感じがしませんでした。「ロマンスの途中」や「チョイチャン」もJuice=Juiceのメンバーの影を感じることがありましたが、それを1番強く感じたのは「ひとそれ」でしたね。それくらい、この楽曲ではメンバー1人1人の個性が極まっていました。

こうしてまた明日からはJuice=Juiceの宮本佳林に戻って行くのだな、と寂しくもあり、嬉しくもあり、という不思議な感情にさせられました

 

さて、これにてレビューも終わろうかと思っていましたが、最初に語ると言って語っていなかったことがありました。新曲についてです

特に「若者ブランド」、「少女K」、「どうして僕らにはやる気がないのか」、「落ちこぼれのガラクタだって」の詩についてなんですが、どうしてか佳林ちゃんに対してあてがきをすると、「不遇な子が泥水啜ってがんばる!」みたいな感じになってしまうみたいですね。まぁ、実際佳林ちゃんの経歴を見れば、デビューにめちゃくちゃ苦労したり、デビューしたと思ったら骨折するし、その後も機能性発声障害やら突発性難聴やらに見舞われるし、もうどれだけ神様は佳林ちゃんに試練を与えるんだ、という感じなのでわからなくもないのですけどね。佳林ちゃんはまぁ天才でもあるけれど、それ以上に努力の人、意志の人だとおそらく全員がそう感じていると思います。モー娘。佐藤優樹ちゃんはどちらかと言えば、真逆の印象ですよね。でも、思い返せば、佳林ちゃんはデビュー前からとんでもない逸材でした。不器用なところがあったり、リホリホやまーちゃんと比較されると、音楽や身体的な才能ではやや苦しい部分もありますが、それでも彼女の持っているポテンシャルは凄まじいものがあります。今回のソロライブを見てわかるように、佳林ちゃんの表現の幅は実際エグいと思います。正直「泥水啜ってがんばる」系の楽曲は今回のライブでもうお腹いっぱいなので、ぜひとも次回は佳林ちゃんのポテンシャルをフルで活かすような、さまざまな楽曲を佳林ちゃんにお与えください。それが、これまで不遇な面もあった(ただ単に不遇なだけなら、決してソロツアーなんてできませんが…)佳林ちゃんに対する報いではないかな、なんてことを想ってしまいますね。

と、若干文句みたいな感じに聴こえてしまうかもしれませんが、文句というよりは実直な「欲」です。これだけ素晴らしいライブを見させられると、どうしたって「もっと!」と思ってしまうのが人間というものです。なので、今度はもっと「あんな佳林ちゃん」や「こんな佳林ちゃん」を見てみたいです。

宮本佳林という最高のアイドルにして、貴重な逸材を輝かせる素晴らしいプロデュースがなされることを楽しみにしています。同時に、他人からのプロデュースでなく、自分自身の創作意欲を軸にした活動にも期待しています。

 

これからもずっと応援していきたい!と、そう思わせてくれる最高のライブでした!

ありがとうございました!

 

最後に…

これだけ長くなるとは思いませんでしたが、最後まで読んでくださった方がいましたら、本当にありがとうございます。

もっとだらだらと感想を書きたいといつもなら思うのですが、今日は疲れてしまったのでこれまで…

最近、なんでこんなに疲れるんだろうか…

精進します…!