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宮崎由加 卒業発表 ~可愛さと強さ~

先日12/21にJuice=Juiceのリーダーである宮嵜由加さんの卒業が発表されました。

Juice=Juice(以下、J=Jとします)は結成当初から応援してきたグループですし、私のハロヲタ生活の中で結成当初から見てきた一番最初のグループです(モー娘。はもちろん、Berryz工房℃-uteも私がハロプロに興味を持ったときには既に結成されていました。スマイレージの結成も何となく記憶にあるのですが、当時は田中れいなさん目当てでモー娘。を追っかけていただけなので、正直なところ結成当初のことはあまり覚えていないのです…)。話が逸れてしまいましたね(笑)。

それだけにJ=J、ひいては宮崎由加さんに思い入れがありますし、ハロステにアップされた卒業コメントの動画も、まだ1回さらっと見ただけであまりちゃんと見れていません。本当であれば、このブログもすぐ書くつもりだったんですが、ショックが大き過ぎてなかなか筆が進みませんでした。

 

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ニコニコと笑顔で自分の卒業について語る宮崎由加さん。同グループの高木さんのブログでは「身振り手振りをつけながら、へらへら」のように形容されていましたが、まさにそんな感じの宮崎さんらしい動画ですね。

とは言え、まだちゃんと見返せない状況ではあります。とりあえず、リンクを貼ったついでに音を消して映像だけを見てみました。

⇒ まったく卒業コメントに見えない…

「あざかわ」と言われ続けてきた彼女ですが、まさにそんな「あざかわ」をまざまざと見せつけるような動画でしかありません。あぁ、愛しい。

 

ここまで書いてみてもいったい何から書き出せばいいのかよくわからないので、とりあえず宮崎由加さんの「あざかわ」な写真を貼っていこうと思います。

 

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あーんしてくれるゆかにゃ。

どーぞっ! 宮崎由加 | Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

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ウインクができないゆかにゃ。

2014年01月22日のブログ|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

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口にクリームをつけるゆかにゃ。

鹿児島! 高木紗友希 | Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

写真のストックが無いと言い張り、連日ハロウィンの仮装姿をブログに載せるゆかにゃ。

仮 宮崎由加 | Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba

 

はぁ…可愛い…

 

まぁ、その他いろいろな伝説的「あざかわ写真」が残っているわけですが、実は最近はあまり「あざかわ」がフィーチャーされなくなってきたんですよね。それは紛れもなく新メンバー加入が理由であると考えられるわけでありまして。新メンバーが加入するにあたって、宮崎さんの中でリーダーとしての責任感が強まってからは、ただの「あざかわ」でなく、私の中では「芯の強い女性」という印象が加わりました。

だって、メンバー追加のお触れが出るほんの1年前までは、J=Jメンバー全員で「メンバー追加は絶対嫌だよね」と言い合ってきたのにも関わらず、実際にメンバー追加が決まってからは「私たちはいつでも受け入れる準備ができているから、安心してJ=Jに来てほしい」と言えるくらいになったわけですから。

新メンバーだって、J=Jが追加メンバー反対の気持ちを持っていることはわからないはずがありませんから、これから自分がそんなグループへ加入するのって相当な不安があるに違いありません。宮崎さんはリーダーとして、自分たちが言ってきた「追加加入反対」の言葉に責任を感じたはずです。だからこそ、自分たちもまだ戸惑っているにもかかわらず、「受け入れ態勢は万全」と大きく打ち出したのでしょう。それは、新メンバーに対してのフォローでありながら、初期メンバーに対しての教示であり、そして自分自身に対する鼓舞であったとも思います。

まぁ、その「責任感」が宮崎さんの母性を爆発させ、やなみんを愛で、庇護するただのお母さんと化してしまわせたわけですけれど(笑)。卒業動画発表を受けてのやなみんのブログで「お母さんのようでもあり…」と書かれていて、「だろうね~」と思って勝手に一人で笑ってしまいました。

 

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梁川奈々美さん、段原瑠々さん、加入時の映像にて。

このときは、「できるだけ暖かく、柔らかく新メンバーを受け入れてあげよう」という気持ちが宮崎さんから伝わって来る反面、まだ彼女の中での戸惑いみたいなのも若干見受けられますね。「J=Jは、得意なこと、不得意なところがバラバラなグループだから、気を張り過ぎずに自分の良さを出して~」のようなコメントは、とても新メンバーの梁川さんを思いやる言葉でありながら、J=Jの本質を捉えた素晴らしいコメントだと思います。梁川さんの卒業について語ったブログ ↓ ↓ ↓

梁川奈々美 卒業発表 ~やなみんがもたらした可能性~ - 霏々

でも、J=Jというグループの特徴を書かせていただいていますが、いま思えばこの宮崎さんのコメントが私にとってのJ=J観のようなものを作り上げていたように思います。

 

そして、稲場愛香さん加入時の動画も。

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「何事も2回目は慣れるものさ」。正確な引用ではありませんが、マンガ「バクマン。」にて高木秋人がヒロインの亜豆美保の家のチャイムを鳴らす時に言ったセリフ。

もちろん、そういった慣れというのもあるでしょうが、この稲場さんを迎え入れる動画では、メンバー皆がリラックスしているように見えますし(梁川さんについてはなかなか複雑な心境だったでしょうが)、J=J全体から「自分たちは新メンバー加入で崩れることはないし、むしろ更なる成長ができるんだ」という自信すら感じられます。

そんなグループになれたのは、きっとリーダーとして宮崎由加さんが広く温かな心でグループ全体を包み込んでいたからだと思いますね。

 

大好きな地元・石川県を離れ、通っていた大学も1年で辞め、J=Jの活動に打ち込んだ宮崎由加さん。彼女の功績がどれほどのものだったか。

最初はGREEN FIELDSのメンバーとして、Berryz工房清水佐紀さんと一緒に活動を始めました。動画サイトで漁ればすぐに見つかると思いますが、テレビ番組「ハロー!SATOYAMAライフ」初登場にて、自己紹介が出来ずに頭が真っ白になってフリーズしてしまうような子でした。そう言えば、このお泊り企画の中で「かにょん」こと福田花音さんが、「こんにゃくが好き」と言った宮崎さんに「ゆかにゃ」と命名したんですよね。「ゆかにゃん」ではなく、「ゆかにゃ」。なぜなら、猫の「にゃん」ではなく、こんにゃくの「にゃ」だから。やっぱり、かにょんって凄い。「アイドル戦国時代」の名付け親でもありますしね。また、話が逸れました。

いつも自信なさげに苦笑いしている印象で、アイドルの暦も短いのにリーダーを任され、明らかに適任とは言えないと本人も思っていたことでしょうが、責任感の強い彼女には打ってつけだったのではないかと。インタビューか何かで「自分はポジティブな人間だから」と言っていたと思いますが、自信が無いのと精神的にタフなのは別の話なわけで、実は人一倍精神的にタフというところもあると思います。ダンスなどを覚えるのが苦手と公言している彼女にとってただ周りに喰らいついていくというだけでも非常に大変なところがあったと思います。最年長でリーダーなのに、パフォーマンスでは足を引っ張らないように頑張る…そんな状態でも努力を続け、次第にパフォーマンススキルを伸ばしてきた彼女の姿には心打たれるものがありました。

ブログの更新回数もメンバー内で一番ですし、私の記憶が確かであればブログに細かい告知を乗せ始めたのは彼女が一番最初だったと思いますし、告知を入れたのちに最後に一言入れることで少しでも告知情報を見てもらえるような工夫を取り入れたのも彼女が最初だったように思います。そういう細かな気配りができるというのは、決して「あざかわ」なんて枠組みに留まるものではなく、むしろ「真面目さ」の現れだと思います。本当にコツコツと頑張る力がある素敵な方だと、私は彼女のそういうところを心から尊敬しています。

 

彼女の人間性については、語り尽くせないところがありますので、もう少し現金な話をしましょう。ゆかにゃの歌声について。

J=Jは歌で注目されるようになったグループだと思いますが、確かに佳林ちゃん、さゆべえ、かなともという歌姫を3人も抱え、るーちゃんも加わり、グループの戦力はハロプロ随一と言えるでしょう。その中にあって、実は一番、音の響きが良いのが宮崎由加さんなんですよね。その声質は特異的であり、正確な比喩かどうかわかりませんが、どこか「詩吟」的な音質を思わせます。リズム、という不安要素を若干抱えながらも、訓練によってピッチは相当安定するようになりましたし、腹式呼吸を頑張っているというのもしっかりと伝わってきます。

そして、何よりも「歌声が可愛い!」

結局、それに尽きますよね~(笑)。様々な声質の本格的な歌唱が続いてから、どこかほんわかとしていながら、すーんと鼓膜に響いて来るゆかにゃの可愛い歌声。これがJ=Jの歌の魅力を何倍にも高めてくれているように思います。また馬鹿らしい比喩になりますが、「どんなに贅沢な具材・ルーのカレーライスを作っても、福神漬けがないとどこか物足りない」。ゆかにゃが卒業してしまうことで、そんな感じになってしまわないかが現状の不安要素ではあります。

そして、あざとさ以外ではどこか不器用そうな宮崎さんですが、実ははまれば意外と器用に様々なことをこなせてしまう、という一面もあります。それが如実に表れたのが、「雑煮でケンカしてんじゃねーよ」。

 

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レコ映像等も含めて素晴らしい作品です。

先日の譜久村聖さんがゲスト出演したアイドル三十六房でも何度か話題に上っていました(ふくちゃんは、「雑煮」を「ざこに」と読み間違えていましたが笑)。

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ふくちゃんの読み間違いからの、ぱいぱいでか美さんの友人さんが「Juice=Juke BOXでゆかにゃと雑煮できたから、もう死んでもいい!」と言っていた話まで含めて、めちゃくちゃ面白くて好きですね。

話を楽曲に戻しますが、この楽曲では大人びた教師っぽい口調で、早口に喋るゆかにゃが堪能できます。そして、ジャズテイストのリズムに乗って「す~ま~し~汁~♪」と歌うゆかにゃが至高です。MVも意外とエフェクトが凝っていて可愛い仕上がりに。衣装だけは「私服かよ!」というくらいの気の抜けたものではありますが、小窓で身振り手振りをつけて控えめにリズムに乗るゆかにゃがまた愛しいんですよね~…って、もう本当にただ褒めるだけの文章になってしまいましたね(笑)。

「雑煮で~」が彼女の代表曲というわけではないのかもしれませんが、まさか全曲こんな風に「あのゆかにゃが可愛い」、「このゆかにゃが可愛い」とやり続けるわけにもいかないので、楽曲についてはこれくらいにしておこうと思います。

 

さて、「あざかわ」、「リーダーとしての素質」、「可愛い声質」と話を進めてきました。ほかにも、彼女が自分の手でつかみ取ったevelynという洋服ブランドのお仕事や、長期間パーソナリティを務める「Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club」のお仕事など、彼女の地道な努力の成果を示すファクターは、まだいくらでもありますが、いかんせん文字数が嵩んできましたね。

タレントとしての「華」のようなものがどれだけ彼女に秘められているのか、それについてはまだ未知な部分がまだありますが、彼女自身まだ「J=Jをやり切る!」ということに集中しているようですし、彼女の真面目で努力家なところを見ていれば、少なくとも人生には失敗しなさそうだと思います。そういう意味では、彼女の「これから」についてはあまり心配しなくて良さそうだな、と勝手に思っています。無責任ですみません。でも、やっぱり安心して卒業できる方が、ファンとしてはありがたいですからね。彼女のこれまでの1つひとつの行動が、私のような無責任なファンを安心させてくれるという部分において、やはり彼女のアイドルとしての才というのを感じずにはいられません。

頭と品が良く、努力家。それだけでもう人間として勝者ではありませんか。いざとなれば、その「あざかわ」で男を手の平で転がすこともできるでしょうが、そんなことする必要もないんじゃないかと思ってしまいます(笑)。強いて心配事があるとすれば、潔癖症なところですかね(笑)。T.M.Revolutionの西川さんのネット番組「イエノミ」以来、宮崎さんの潔癖症エピソードを聞く機会が私にはなかったのですが、少しでも治ってもう少し彼女が生きやすくなってくれていれば良いな、と思っています。

 

さてさて、まだまだ語りたいことはたくさんありますが、とりあえずこの辺りで切り上げたいと思います。ゆかにゃがJ=Jを卒業してしまうという事実をまだ受け止めきれたわけではありませんが、こうして文章を書きながら、いくつか動画を見返したりしているうちに、少しずつ傷が癒えてきたように思います。宮崎さんの卒業によって痛んだ心が、宮崎さんの笑顔で癒される。不思議なサイクル。寂しい。でも、応援して来てよかったし、大好き。でもやっぱり、寂しい。結局、アイドルの卒業のときって、そういう感情が付き纏ってしまいます…

 

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そう言えば、新メンバーが加入してから、「あざかわが少なくなってしまった」というような感じで書いてしまいましたが、決してそんなことはありませんでしたね(笑)。彼女の人工的な「あざかわ」、そして天然的な「あざかわ」。両方とも健在です。

 

最後に…

ハロプロの25歳定年説。本当かどうかわかりませんが、まぁ、事実と考えて間違いなさそうですね。書面上でそういう契約となっているのか、あるいは単にそういう慣例があるだけなのか、そこまではわかりませんが、それでもおよそ事実として受け止めておいて良いと思いました。私はもともと物理学を愛好する人間なので。証明する・しないよりも、データから裏付けられる事実があるのであれば、それを受け入れるよりほかないと考えています。相対性理論量子論と同じように。

まぁ、そんな25歳定年説の有無なんかよりも、私が気になるのはこの卒業の発表のタイミングと卒業の時期。

宮崎さんが娘のように愛でてきた梁川さんの卒業が2019年の3月です。そして、おそらくはそれ以降にスタートする春ツアーを以って宮崎さんは卒業。偶然そういうタイミングになっただけという可能性も大いに考えられますが、もし宮崎さんが事前に梁川さんの卒業を知ることができ、そしてその上で自分の卒業のタイミングを決めることができたのだとすれば。。。何と言いますか、「自分の娘の卒業をしっかりと見届けてから、自分もその後に続く」、そんな心境もあったのではないかと思うのです。何とも愛しい関係性です。ゆかにゃの愛の深さを感じます。

 

ほぼ在宅ヲタの私ではありますが、2人の卒業までに1回は現場に行きたいと思っています。ちゃんと計画的に休みとチケットを取り、何とかこの目標を実現したいです。

 

ゆかにゃがJ=Jを引っ張っていく姿を最後まで見届けます!