道徳の姿態 遺書を書こうと思った。しかし、生憎ノートもちり紙もない。半分ほどまで×印をつけたカレンダーを引き千切って机の上に伏せる。カレンダーは会社の取引先から貰ったものだった。 白くてかてかと光る紙。三色ボールペンの一色を突き出す。 しばら…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。